2014年07月14日

「7か月前」のあの日にすべてが決まった?

デラックスに関連した連投エントリ、こちらでいったん終わりになります。

第44話で、硝子が植野に書いた手紙の中身が明らかになり、硝子がどんな思いで水門小に転校してきてからの毎日を過ごしていたのかという謎の一端が彰かになりました。

そこに書かれていたのは、「妹の結絃がまた石を投げられたりしないように、普通のクラスメートのなかに溶けこみたい」という思い、そして「でもそうやって頑張ることでクラスに迷惑がかかる悩みを、作り笑いでごまかすしかなかった」という告白でした。

石を投げられる…。
これはまさに、「7か月前のあの日」のできごとです。
そして、将也からのいじめを発端とする「聲の形」の物語そのものも、硝子が「作り笑い」をしながら「普通に溶け込もうと頑張る」という行動パターンをとらなければ起こらなかったことです。

そうなると、こういうことになります。

すべては、あの「7か月前」の日に始まっていたのだ、と。


第2巻120ページ、第11話。

1)硝子は、自分の障害のために結絃が石を投げられいじめられるのを見て、次の学校ではそうならないように、普通校で普通の生徒の中でみんなと同じことをしようと頑張ることを決意した。
2)それが結果として、合唱コンクールをはじめとするさまざまな無理につながり、水門小での硝子いじめを招いてしまった。
3)一方で結絃は、カットしたばかりの髪を母親にさらに短くされようとしている硝子を見て、自らの髪を切り、「(母親は間違ってるので)これからは自分が硝子を守る」と決意した。これが結果として結絃をして男子のように振る舞わせたり、また不登校にもつながっていると思われる。
もし石田母が西宮母の言った通りに硝子をベリーショートにしていれば、結絃のこの断髪騒動は起こらなかった。
4)一方で、この結絃の断髪騒動をみた硝子は、上記1)の決意をさらに固くしたと思われる。この日の一連のイベントがなければ、硝子は水門小で、もっと「障害者らしくおとなしく引っ込んで」生活していたと思われる。
5)将也は、この日の度胸試しを最後に島田・広瀬と距離ができ、緩やかに友達を失ってスクールカーストを転落していく。そんななかで将也は硝子いじめに「活路」を見いだすが、結局学級裁判をへてカースト最下位に転落。「この日」は、そのすべての契機になっている。


硝子と将也のどちらもが、「この日」の一連のイベントが起こっていなければ(あるいは多少中身が変わっていれば)その後違う行動をとっていた可能性が高いわけです。
大今先生がこのたった1日に、猛烈にたくさんのエピソードを詰め込んでいるのは、そういう意味で「この日」こそが、「聲の形」の物語のすべての起点になっている、ということを明確に示すためなんだろうと思っています。


…さて、そんなわけで、デラックスと「デラックス事件(靴盗難と奪還)」に関連する話題を、非常に長々とまとめてきましたが、今回、この連投記事を書こうと思ったきっかけは、まさに今回のエントリに書いたとおり、この「聲の形」の物語のすべての「起点」「基点」として、これらのエピソードが構築されているということに気づいたからです。
言ってみれば、(連載版)聲の形の「Day 1」ということですね。
そんなことを考えながら、これら一連のエピソードと、最新話で起こっていることを合わせ読んでいくと、また新しい発見があるんじゃないかと思います。

posted by sora at 07:52| Comment(7) | TrackBack(0) | その他・一般 | 更新情報をチェックする

2014年07月15日

キャラクター人気投票&エンディング希望投票を作ってみました。

フリートークの雑談用エントリが思った以上に活用されていますので、当ブログもよりユーザー参加型のものに変えていくのかいいのかな、ということで、アンケートフォームを利用してキャラクターの人気投票アンケートを作ってみました。



よかったら投票してみてください。
(あまり投票数が多くならないようでしたら、やめてしまうかもしれません(笑))

追記:エンディングの希望投票も作ってみました。こちらもよろしければどうぞ。
 ちなみに、アンケートの選択肢はユーザーが追加できます。(あまり変なものが追加された場合は無断で削除することがあることをご了承ください。)



※投票結果がFlash表示なので、iOS端末と一部のAndroid端末では見えないようです。
 以下に、参考までに現時点での投票結果を貼っておきますので、ぜひご覧ください!

 tohyo1.jpg

 tohyo2.jpg
posted by sora at 21:25| Comment(11) | TrackBack(0) | その他・一般 | 更新情報をチェックする

2014年07月21日

200エントリ到達!

先ほど気がついたのですが、当ブログの総エントリ数が200に到達しました。

4月に当ブログを始めてから、およそ3ヶ月半での到達ですので、概ね1日2エントリ弱のペースということになります。

最近は以前よりペースが上がっていますが、そろそろ連載のほうも起承転結のうちの「激動の『転』」を抜けて、伏線回収の「結」のほうに向かって落ち着きつつあるようですので、今後はさすがにこのペースは続かないと思います(笑)。

ともあれ、何とか仕事の合間を縫って、できるだけ多くの話題を提供していければと思っていますので、今後ともよろしくお願いします!
posted by sora at 23:36| Comment(2) | TrackBack(0) | その他・一般 | 更新情報をチェックする

2014年07月26日

公開コメント数が1000件を超えました。

さて、先日の「エントリ200超え」に続き、皆さんからいただいた公開済みコメント(私のコメントを含み、公開しなかったり削除したコメントを除きます)が、1000件を超えました!

おかげさまで皆さんからたくさんのコメントをいただき、当ブログも当初開設時にイメージしていたよりはるかに活発なブログに成長することができました。

これもひとえにみなさんのおかげです。

ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします!(´▽`)ノ
posted by sora at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | その他・一般 | 更新情報をチェックする

2014年07月27日

第46話、結絃が植野に怒っていない理由

第46話では「視点担当」を外されて(笑)、チョイ役扱いになってしまっている結絃ですが、それでも1点、ちょっと興味深い言動があります。

それは、

硝子が植野によって病室から締め出されたのに怒っている様子がない。

ということです。

面会時間終了のアナウンスが流れたときの永束のリアクションを見ても、硝子が植野から暴行を受けた日には将也との面会はかなわず、さらにこの日(恐らく暴行を受けた日の翌日)も将也の面会に行こうとして植野に妨害され、そのまま面会できずに終わっていることは間違いなさそうです。


第46話、14ページ。

一方で、結絃はどうだったのでしょうか。
植野は、もしかすると硝子を追い出したあと、結絃は病室に入れたのかもしれません。
そうでないと、永束との長話の間じゅう、結絃が合流しなかったことが説明しにくいです。
(結絃が植野とそれなりに話して納得したのであれば、そのあと永束と硝子を見かけても、うまく会話できているからあえて中に入らなかったというのがずっと自然になります。)

いずれにせよ、結絃は、植野が硝子の面会を妨害して会わせなかったことを何となく受け入れている様子が伺えます。

それはなぜでしょうか?

その理由を考えてみると、実は結絃は、植野の将也に対する想いを一番知っている可能性があるからだ、という考えにいきつきます。

1)まず結絃は、植野が将也に「ずっと好きでした」というメモを猫ポーチに託して渡そうとしていた(でも永束に渡ってしまった)ことを知っています。

2)さらに、結絃は第22話で将也の自宅を訪れたとき、植野と将也の立ち入った話を偶然立ち聞きし、植野が硝子を嫌っている理由(好きだった将也との時間を壊された)を誰よりもはっきり知っています。

3)さらに、結絃は遊園地編での観覧車での植野と硝子とのやりとりも知っており、

4)その後、硝子が植野に書いた手紙の内容も、その手紙を受けとった植野が硝子の自殺決行、将也の身代わり転落で裏切られたと感じていることも、もはやすべて知っています。

これらの情報をまとめて全部知っているのは、結絃だけです。
将也も硝子も、ここまでの情報は持っていません。
結絃だけが、これらの情報がすべてつながって、植野がなぜ硝子を許せないと感じているかを深く理解できる立場にあることが分かります。

だから植野が、いまはどうしても将也のそばにいたい、そして硝子は絶対に将也に近づけたくない、会う資格もない、と考えていることを、結絃は一定程度理解できるのでしょう。

そして一方で、将也はまだ目覚めていないので、実際に将也とのコミュニケーションができるわけでもない、と。

もちろん「植野が大暴れする展開での病室での修羅場だけは避けたい」という、実利的な理由もないとはいえませんが、結絃にとっては、単純に硝子の味方をして植野と敵対すればいい、という単純なものではないことが今回は分かっているので、「また次に会えばいい」と軽く流して帰宅することを硝子に促したのだと思います。
posted by sora at 07:48| Comment(5) | TrackBack(0) | その他・一般 | 更新情報をチェックする
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