そして、このラス前の第61話も、コネタの宝庫となりました。
2エントリに分けてまとめておきたいと思います。(それでもすごく多いです)
1)結絃はテスト50点、破いてる
前回、小テストで4点というひどい点数をとっていた結絃ですが、今回は短期間(恐らく1か月弱)で50点にまで引上げてきました。

第61話、1ページ。
やはり結絃は地頭は相当良さそうです。
でも、まだ親には見せたくないらしく、破こうとしているときに母親から声をかけられてびっくりしています(笑)。
2)靴下ぬいでる植野
将也との「親密度」はあがっていないのに、将也の自宅での「侵入度」はどんどん上がっていく植野が、今回はとうとう将也の部屋の布団にまで到達してきました(笑)。

第61話、2ページ。
そしてこのシーン、よく見ると植野は靴下を脱いでいます。
他人の部屋で靴下まで脱いで布団で寝るというのは、相当なものだと思います…(笑)。
ただ、画の雰囲気からすると、単に「くつろいでいた(そしてうっかり寝込んでしまった)」という感じなのかもしれません。
3)また泣いて去る植野
これはずっと読んでいる人は気づいていると思いますが、植野はいろいろやらかしたあと「泣いて退散」という展開が非常に多い登場人物です。
これまでも、
第3巻:硝子との再会のあと、泣き笑いして退散。
第4巻:観覧車でビンタのあと、泣きながら観覧車を出る。
第5巻:橋崩壊事件で、将也に謝罪しつつ泣きながら去る。
第6巻:硝子に暴行するも、西宮母にビンタの報復を受け、泣きながら佐原と会話して退散。
と、単行本で1冊につき1回ずつ(?)、「泣きながら去る」ということを繰り返しています。
そして第7巻ですが、第57話の文化祭のときに将也に看病(実際は籠城)を感謝されて、初めての「うれし泣きで退散」という展開になりかけましたが、硝子にホールドされて「去る」ができませんでした(笑)。
これで、第7巻では「泣いて去る」展開なしに終了かな?とも思っていましたが、ここへきて、第3巻のリフレインであるかのように、将也との会話のあと、植野は泣きながら去っていきました。

第61話、9ページ。
でも、今回の「泣きながら去る」も、文化祭のときと同じく、実質的に「うれし泣き」ですよね。
ラストの第7巻にしてようやく、植野にも「嬉しくて泣く」場面が繰り返し訪れるようになりました。
4)鯉がすっかり普通の鯉に
今回、将也が川を覗き込み、「ここのコイ でかくなったなぁ」とつぶやいています。

第61話、10ページ。
なんてことのないシーンですが、私はこの描写は、「鯉が魔力を失った」ということを表しているように思います。
これまで繰り返し登場してきた鯉は、私の解釈では、「聲の形」の物語の根幹を成す「インガオーホー」、罪と罰を司って、「奇跡」も起こしてしまう、神のような存在であったように思います。
そんな「鯉」も、将也と硝子の「罪」について、第6巻の最初の43話で将也を、ラストの52話で硝子を「赦し」、将也を復活させて「橋の上の奇跡」を起こしました。
これで、将也も硝子も「インガオーホーの無限ループ」の世界から脱出したのだと思います。
脱出した世界(ある種のパラレルワールド)では、鯉は無力なただの魚であって、これまでえさをたくさんあげていた「こちらの世界」の鯉は、そのえさをただ食べて丸々と太っていったのだろう、と思っています。
(このあたりの世界観の考察については、別途長文のエントリを書いているところです。)
5)スカート短すぎ&また胸からパン
さて、そんな風に鯉を眺めていた将也のところに、遅れて硝子がやってくるわけですが…

第61話、11ページ。
スカート、短っ!!
これはびっくりするほどの短さです。
ただ、この短さは恐らく「将也視点」での猛烈な補整がかかっているという「設定」なんだろうと思います。
というのも、第53話の3ページ目で出てくる「夢の中の硝子」と、スカートの極端な短さがそっくりだからです。
そして、そんな「将也補整」がかかって超ミニスカートの硝子は、また例によってジャケットの胸の内ポケットからパンを出しています。
…リュック背負ってるのに。
なぜ毎回硝子がここからパンを出すのか、「この伏線は最後まで回収されないようです」←冗談ですが、本当に不思議ですね。

小ネタといえば…「あんたが気づいていないことが3つある」と植野が切り出し、「硝子の本当の進路」を知らされた石田がテレテレになって混乱するシーン。そのすぐ次のコマで「2つめ」を話そうとする植野なんですが、なんだかすごくビミョーな表情で自分まで顔を赤らめてるんですよね。
これたぶん、良い意味での「自嘲とテレ」なんだろうなと。
硝子への恋心を自分の前で無防備にさらけ出す石田にそれでもホレてる自分、恋敵(それも一番イヤな相手)に塩を送るような行動をガラにもなくとっている自分――「ほんっとあたしバカじゃね? ピエロじゃね?」という植野の内心のボヤキが聞こえてきそうです(笑)。
で、そういう思いにも「あー、しょーがねーなもう」っぽくサッサと気持ちを切り替えて「次、2つめ!」のセリフ。
実際「2つめ」こそ、その重みからしてこのエピソードでの本題であり、物語の中の植野にとっても最も石田に伝えておきたかったことであったわけです。
自分の感情をこれまでになくコントロールし、より本質的な問題に決着をつけただけに、「3つめ」を語らないまま走り去ってしまった彼女の後ろ姿は、ちょっと切ないものがありました。
ゆづちゃん、お母さんに見つけて欲しいけどバレるのも恐いからとテスト破りやらかすのは小学校中学年レベルの行い。見破っているけど自白するまで見つからないフリをしてやるママスキル、西宮かあさんはいつ身につけたんでしょ?
なおかさんも見つけてかまってわかってよオーラ全開。ド天然の石田君には通用しなかったみたいですが…猫カフェの仕事で身につけた気を引くスキル、木っ端微塵の卷。
硝子ちゃんの超ミニスカート、学校で指導対象になるレベル。行儀や校則死守が掟の支援学校や職業学科のやり方へのアンチティーゼと同時に、石田君への強烈アピールの意味合いがあったのかと。男子補正の視点は男親視点ですね。女親はスカート丈を見たら、好きな男子の臭いを嗅ぎ付けます。川岸の内陸部の11月は寒い。うちや学校、通学列車の中では普通の丈、石田君の前では女の子をアピールする知恵が着いたんだと思った次第。
ナゾの内ポケットから、命をつなぐ象徴の鯉のエサ登場。ホントに自己主張するなあ。今度は鯉ではなく恋を演出するアイテム臭全開でしたねえ。
で、ラストで全てをコケさせるピックネタ。夫婦漫才で硝子ちゃんのアピールをふっ飛ばした石田君の座布団一枚持って行きなさいの卷。
植野がカマをかけたコトに対して将也が気付かずに吐露した想いによって植野の恋がほぼ玉砕したことを鑑みると…そのままでいいよと言ってくれたプラス分差し引いても複雑な気分かな、と思うです(^^;
自己嫌悪の涙を否定するだけの力はあるけれど恋に関しては…ただ、それでも悲しい顔じゃなかったと思えるシーンでした♪
蛇足ですが、鈍感で初心(うぶ)な将也のことだから脈なし・望みなしとは思えないです…
物語的に予想は容易だけれど、現実世界的には植野次第な展開ですよね(≧▽≦)更に蛇足ですが、ちなみに私は「将&硝」派です(笑
(スルー願いますw)
色々とあって、書き込みできない状況が長く続いていました。
気がつけば最終回目前!
最後まで色々な話題がてんこ盛りですね。
さて、植野が将也の布団で寝ていた件、
将也のリアクションを見ると、植野の体型・髪型は将也の姉にそっくりのようですね。
ホットパンツをよく穿く点なども共通していますし。
(でも、単行本3巻の112ページ下から2番目のコマではパーマのカーラーを巻いているっぽいですが…?)
ということは、将也が植野に対して、距離を置こうとしているのは、姉の姿がダブってしまうとうこともあるのでは?と思ったりしました。
それにしても、硝子がパンをどこに持っているかは、本当に謎です。
まさか、あの制服の内ポケットはドラえもんの四次元ポケットなのか?
コネタに関しては、第6巻の後半あたりは非常にネタが少ない時期がありましたが、第7巻の中盤あたりから、またコネタがたっぷり盛り込まれる展開に戻りましたね。
植野の足跡については、よく分かりません。
何かを示唆しているのか、少し考えてみたいですね。
植野が「3つめ」を伝えなかったのは、告白して玉砕して「かつて将也を好きだったこと」を過去のものにしようと思っていたのに、イケメンなせりふを言われて「いまの将也に惚れ直してしまった」からかな、と私は思っています。
だから、あの最後の「泣いて去る」も、いい意味だと解釈したいな、と思っています。
スカートは短かったですね。
将也補整を除いても、これは相当短いんじゃないかと思わせます。
植野と石田姉は似ている?ようにも思えますが、どうも石田姉のほうがぽっちゃりしているようにも見えます。
石田姉も、若かった頃は植野にもっと似ていたのかもしれません。
402Pで結絃のカメラに写っている硝子と将也の位置関係から判断して、399P2コマ目は結絃視点によるものとみなし、それゆえに将也視点である1コマ目よりもスカートが長いように見えると考えることも可能でしょう。ただ、いずれのコマにおいても、スカートの裾からカカトまでの長さと肩までの長さの比率には、特に変わりは見られません。
このことから考えるに、ソックスとシューズの色が同じであり、かつ正面から見た構図であるためにカカトが見えないことで、結果として硝子の足の長さが強調されているのではないでしょうか。出発点が個人的な主観に基づくので、なんとも言えませんが。
コメントありがとうございます。
でも、どちらにしても「ひざ上」の長さがとんでもないですよね…。これは驚きの短さです。