ただ、いくつかのシーンの読み込みや、第51話との会わせ技で、いくつか「伏線回収」と呼んでいい状態になったものがあります。
また、リストにない伏線回収として、すでに別エントリで言及した通り「硝子の自殺決意時の笑顔」の件がありますので、それについてもあとで軽く触れます。
1)特A級
1a)硝子の将也への恋心は届くのか。将也の硝子への恋心は自覚され届くのか。 → 第51~52話で硝子は将也への想いを改めて自覚しました。
1b)将也、硝子双方が持つ自己嫌悪は克服されるのか。
1c)島田の中学での将也迫害の理由、島田が将也に考えている(いた)こと → まだ明確ではありませんが、島田が将也に腹を立てていたことは第50話で示されました。
1d)小学校時代の硝子がなぜ将也と友達になろうとしたか → 第51~52話で、硝子は将也のいじめをほとんど恨んでいないことが示唆されています。だとすれば、将也は硝子と関わりを持ち続けていた唯一のクラスメートだったかもしれません。
1e)
1f)橋メンバーとの和解。誰と和解し、誰と和解しないのか。→ 硝子ー永束ー佐原ー真柴の人間関係が再構築され、川井とは距離が示されました。島田とのつながりもでてきました。
1g)将也がクラスメート全般につけている×は外れるのか
1h)
1i)将也は、いつ硝子に過去の行い(いじめ)を謝罪するのか
2)A級
2b)硝子の補聴器が片方になった理由
2c)
2d)
2e)結絃カメラのゴクヒ映像はもう使われないのか → 47話からみると、自殺の映像はガムシロ組にも共有されたようです。
2f)結絃の不登校は解消されるのか、
2g)硝子が「死にたい」から1か月半程度で立ち直るまでの経緯
3)Aマイナス級
3a)
3b)
3c)ガーデンピックはいつ聞くんだ
3d)
3e)竹内がなぜ手話を知っているのか
3f)ペドロはどこへ行った?
3g)
3h)将也が中学時代も孤立していたことを硝子は知ることになるのか
3i)
4)B級
4a)喜多先生の結婚相手、喜多はいま何をやっているのか
4b)
4c)石田母の「優しさの中の厳しさ」はもう表現されないのか → 第49話で、病室に籠城する植野への態度、硝子への拒絶などで改めて示されました。
4d)健脚コンビとは何だったのか
4e)デラックスってなぜ登場したんだろう、再登場はある?
4f)
4g)
今回、「諦めたもの」の象徴である「筆談ノート」のエピソードについて改めて描写があったことから、1h)の「諦めたもの」が、将也が高校編で取り戻した(取り戻そうとした)ものとほぼイコールだったことが確実になり、これだけの描写がなされたということで「伏線回収」と見なしてよさそうだと思います。
同様に、2c)の、水門小転校後から将也と再会するまでの硝子の交遊関係は、この間ずっと「諦めた」状態であったことと、硝子視点回でも描写がまったくなかったことから、「語ることがまったくないほど没交渉なものだった」という形で「伏線回収」されたと判断したいと思います。
1d)の「硝子がなぜ将也と友達になろうとしたのか」については、まだ「伏線回収」とまではいっていませんが、もうこれ以上説明はされないのかな、とも予想しています。
6巻の各自視点回で、硝子はかなり早い時期から孤立しており、またその時点での「いじめ」は実はほとんど将也の単独犯だった、という「構図」も見えてきましたので、補聴器事件のときには既に将也くらいしか硝子の方から接近できるクラスメートがいなくなっていた、というのが「真相」であるように思われます。(これについてはエントリをまとめてあるので、そのうちリリースしたいと思います)
1a)の「恋心」については、将也自殺後、封印していたその感情を硝子ももう抑えられずに爆発させましたので、あとはふたりが出会って話をするだけ…という状態になってきました。
最後に、これは別エントリで触れましたが、第40話で「私と一緒にいると不幸になる」と告げたあとの硝子がなぜか笑顔を見せるシーンの「真相」について、第52話のノート池ポチャ事件の描写から、「硝子が自殺を決意したときに見せる絶望の笑顔」だった、という形で「伏線回収」されたと理解しています。
ラベル:第52話
