2014年07月23日

第46話、やはり第6巻は第2~3巻のトレースなのか?

第46話は例によって事前の予想を大きく外して(笑)、うんこ頭活躍の回になりました。

そして、今回の展開から、以前話題に上っていた1つの可能性がより強まってきました。
それは、

第6巻は第2(~3)巻のトレースをしている?

ということです。

思えば、第2巻は将也が自殺をしようとしたところを硝子に腕をつかまれて救われ、ふたりが川に転落しましたが、これが第6巻では、硝子が自殺をしようとして将也に腕をつかまれて救われ、将也が川に落ちました。

このあたりで、すでに類似性を指摘する意見が当ブログでも出ていましたが、今回、第46話でさらにそのトレース感が強まりました。

植野が、将也に会いに来た硝子をドアの前で追い払う描写は、第2巻の手話サークルで硝子に会いに来た将也をドアの前で追い払う結絃にそっくりです。


第46話、4ページ。


第2巻63ページ、第8話。

しかもその後、追い払われた硝子が永束と仲良くなる展開まで同じですね。

ここで、対応する人物がきれいに入れ替わっているところが興味深いです。

第2巻の将也は、第6巻の硝子に。
第2巻の硝子は、第6巻の将也に。
第2巻の結絃は、第6巻の植野に。
第2巻の永束は、第6巻でも永束のまま。(ただし、ここは順に変わっていく可能性あり)


この対応関係が実にきれいに描かれていることを、比較表にして確認してみました。



これは間違いないですね。
明らかに対応させてリフレインしてます。

ついでに言うと、硝子が第6巻に入ってから「将也そっくりの服を着ている」(笑)というのも、上記に対応する可能性がありますね。

なお、表中、「?」がついているところは実際には起こっていないできごとです。
これらのうちどれが繰り返されるのか、興味深いところです。

ところで、このリフレインですが、以前のCocohanaでの作者インタビューとも対応していると思います。
大今先生は、「植野は石田と西宮の関係を二人とは別の視点でとらえているキャラクターだ」、という趣旨のことをこのインタビューで語っています。


Cocohana 2014年4月号「まんが千夜一夜」第27回 大今良時先生より。

第6章での植野は、まさに第2章の結絃が「石田が硝子の小学校時代をだめにした害悪だ、こんな奴いなきゃいいんだ、オレが硝子を守らなきゃ」と考えていたのとまったく同じように、「硝子が石田の小学校時代をだめにした害悪だ、こんな奴いなきゃいいんだ、私が石田を守らなきゃ」と考えて、いままさに行動しているわけです。

植野にとっては、この世界ははっきりとそう見えていて、彼女は彼女で大好きな相手である将也を守るために必死なのです。
この「植野から見えている世界」にも物語として非常にリアリティがあることが、行動が極端にデフォルメされている植野というキャラクターが物語の中で浮いてしまわないぎりぎりのバランスを保つための重要なバックグラウンドになっています。
そして、この、将也・硝子・植野、それぞれに映る「世界の見えかた」の対比も実に鮮やかです。

また、これは次回予想エントリで改めて書きますが、6巻が2巻のリフレインなら、「結絃視点」は封印されて、代わりに「(将也を描写するための)植野視点」が登場する可能性があります

これが実現するとなかなか面白いことになりそうですね。
ラベル:第46話
posted by sora at 07:22| Comment(8) | TrackBack(0) | 第6巻 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
第46話で、初めて将也でも結絃でもない視点になりましたね(永束視点?)。

永束が抱えている問題点を明確にした回でもありましたが、全体としての流れが第2巻のトレースになってきている点には、私も改めて驚いています。
病室の前で立ち尽くす硝子の様子は、本当に構図まで一緒です。

硝子が着ている服が将也のいつものスタイルと一緒なのは、やはり「将也が目覚めるまでの間は硝子が代行する」イメージなのかなと思います。

そうすると、硝子が2回目の病室訪問をして、今度こそは再会を果たすまでは将也は目覚めないかも知れないですね…(--;)

第2巻では、結絃の妨害行為をやめさせたのは永束でしたが、今度の場合は、永束よりも佐原もしくは島田の方が適任かもしれません。その場合は副題も「佐原みよこ」もしくは「島田一旗」になるのかも?
Posted by ぽてと at 2014年07月23日 08:04
となると、長束→佐原→植野→真柴・川井→竹内と攻略していく事になりそうですね。
将也は寝ている場合じゃないと思っていましたが、逆に目覚められなくなってしまいましたね!
Posted by ブルー at 2014年07月23日 12:19
皆さん、コメントありがとうございます。

視点移動については、第46話のキモだと思います。
別にいくつかエントリも書きましたが、今後、誰の視点で誰の物語が描かれていくのか(そしてそれが第2巻をどこまでトレースすることになるのか)、目が離せません。

たぶん、将也は目が覚めないか、しばらくは目が覚めても寝たきりだと思います。
そうしないと、硝子や植野が活躍できないですからね!(笑)
Posted by sora at 2014年07月23日 20:21
はじめまして
マガジンを愛読して12年になる者です

正直、聲の形は僕の中で歴代ナンバー1と言っても過言では無いほど毎週楽しみにしている作品です

たまたまこのブログを見かけて、皆さんの考察や展開の予想にとても深い感銘と驚きを受けました

これから毎週水曜日はマガジンを読んだあと、ここで皆さんの感想や考察などを拝見してよりいっそう聲の形という作品を楽しもうと思っています

長文失礼しました
Posted by けつぁ~る at 2014年07月23日 23:32
ということは、永束と植野が石田たちを見守る展開が!
と変な期待をしてしまう私です。
永束のポジションが変化しないのはおもしろいなと思いつつ、
2巻からのの話のズレみたいなものを楽しみにしています。

当然尺は伸び縮みするのでしょうが、最後にうきぃのリターンマッチが回ってきそうですね。
Posted by 白えんぴつ at 2014年07月24日 07:43
皆さん、コメントありがとうございます。

けつぁ~るさん、

私はこのまんがを読みたくてマガジンを買うようになりました。
本当に毎週楽しみで、読んで感じたこと、考えたことを前向きに語り合う場所として、ブログを開設しています。これからもよろしくお願いします。


白えんぴつさん、

2巻をリピートすると、将也が硝子への恋心を育てていく展開+植野大活躍になるので、楽しみですよね。

永束ポジションは、今回はずっと永束だと荷が重そう(笑)なので、途中で佐原とか結絃に切り替わる可能性もあると思っています。

そして最後はやはりうきぃですが、将也と硝子、どっちが言うのか?がポイントですね。
Posted by sora at 2014年07月24日 08:05
とても理にかなった考察ですね
個人的にとても好きな物語です
陰ながらいつも応援しています!!
Posted by グッチ at 2014年07月24日 11:01
グッチさん、

コメントありがとうございます。
私も毎週、とても楽しみなマンガです。
Posted by sora at 2014年07月24日 21:21
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