2014年11月19日

最終回で告知された「聲の形・アニメ化計画」!

さて、最終回はセンターカラー(カラーといいつつほぼ白黒塗りなのが笑えますが)でしたが、そのカラーページに「アニメ化企画進行中」の文字が!


第62話、カラー表紙。

いろいろ噂は出ていましたが、本当に映像化、それもアニメ化が実現するようです。

アニメ化はとても楽しみな一方、一抹の不安も感じますね。
あえてここでは、ざっと思いついた、不安な点を中心に書いておきたいと思います。

まず、テーマがテーマだけに物議を醸すのではないか、というのは少し心配です。
特に第1巻の小学生編は、読み切り版のメインコンテンツでもありますし、連載版でもそのあとの高校編に続く非常に重要なパートではありますが、その中身は残酷な障害児いじめの連続で、さらにその「いじめ」への制裁がもう1つの別の「いじめ」を生み、教師までもがその構造に加担しているという、カタルシスも正義も見いだせない展開が続きます。
この第1巻のパートが、視聴者から「残酷だ」とか「いじめを助長する」みたいなネガティブなリアクションを受けないだろうか、というのが1点目の心配です。

2点目として、同じく第1巻の展開があまりにも鬱展開なため、視聴者が高校編に進む前に見るのをやめてしまうのではないか、という心配もあります。
1クールだとすると最初の1話まるごと、2クールなら場合によっては最初の2話くらいが「小学生編」になると思いますが、第1話での脱落組が相当出るのではないかと予想します。
実際、まんがのほうでも、ツイッターなどの反応をみると「単行本1巻の途中で挫折してしまった人」をたくさん見かけたので、その点が心配になります。

3点目は、シンプルに「映像」のクオリティについての心配です。
「聲の形」はコマ割りや背景、そして登場人物の表情に非常に力が入っていて、まんがの時点ですでに映画のような「映像作品」としての力があり、それが作品の魅力のかなりの部分を占めていると思います。
それをアニメ化した場合に、原作のクオリティに追いつき、それを超えていくような作品に仕上がるのかどうか、楽しみでもありますが、「かなり」不安でもあります。

4点目は声優のキャスティング、特に「硝子」はどうするのか、という問題です。
聴覚障害者ゆえのたどたどしい発話を、普通の声優が例えば「舌足らずな幼児声」で再現したら、相当がっかりな感じになってしまうように思いますが、一方で実際の聴覚障害者が声をあてたり、あるいはそれを声優がリアルに模して演じるとなると、今度はリアルすぎてアニメが一気に社会派ドキュメンタリーみたいになってしまう可能性もあります。

5点目は「手話」の取り扱いです。
この作品では、手話が非常に多く使われ、かなりのシーンでは「訳」さえあてられなかったりしますが、そのようなシーンでは、字幕が出たりするのでしょうか。

ただ、この点については逆に期待する部分もあって、まんがでは将也が当たり前に手話を駆使して、同時に音声もつけている(硝子の手話は将也が読み取ったものが文字として書かれている)ため、意外と「手話がばんばん飛び交っている」という印象が薄くなっています。
アニメでは、2人の会話には常に手話が飛び交うことになりますから、「手話濃度」は間違いなくアニメのほうがまんがよりも濃くなることでしょう

6点目は、まんがで駆使されたさまざまなユニークな手法を、アニメでどう表現するのか?という点です。
特に、将也がクラスメートらにつけたバッテンはそのまま使うのかということと、第51話の硝子回をはじめとする「硝子視点」をどのようにアニメで描くのか、これは不安でもあり、楽しみでもあります。


さて、そんなわけで、アニメ化はいいニュースで嬉しいですが、実際アニメ化が相当難しそうな作品であり、制作側には大いにチャレンジになると思います。(でも、上記では心配ごとばかり書いていますが、アニメ化決定自体はすごく嬉しいと思ってます!!)

というわけで、続報を楽しみに待ちたいと思います(^^)。
ラベル:第62話
posted by sora at 07:08| Comment(12) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2015年10月07日

来週のマガジンで、映画の続報が!

長らくまったく音沙汰なしでしたが、ようやく動きが出てきたようです。

引用させていただいた下記のツイートで示されているとおり、今週の週刊少年マガジンの「来週号予告」のなかで、聲の形のアニメ映画についての続報が、大今先生のインタビューつきで掲載されるとのことです。




私もマガジンを見てみましたが、告知されている情報はこの写真にある右下隅の情報のみで、それ以上のものはまだ何もないようですね。

いずれにしても、来週は久しぶりにマガジンを買うことになりそうです。楽しみですね!!
posted by sora at 20:59| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2015年10月14日

今週号のマガジンに、「聲の形」映画情報掲載!

先週からの告知のとおり、今週発売の週刊少年マガジン第46号に、現在制作中の「聲の形」アニメ映画の最新情報が掲載されています。

内容的には、カラーページ1枚に簡単な映画情報と大今先生と山田尚子監督のコメントが入っている、シンプルなもので、上映時期等はまだ出てきていません。

また、情報の内容は、二人のコメントも含めて、ほぼほぼ下記のコミックナタリーに全文が掲載されています。

http://natalie.mu/comic/news/162795
劇場アニメ「聲の形」制作は京アニ、監督は「けいおん!」の山田尚子

大今良時 コメント
アニメでしか表現できない事が沢山あると思います。どうなるんだろう? 今からわくわくしています。 漫画では自分の家族や友人などの身近な人や、全く身近で無い人をお話にしましたが、アニメでは皆さんが 自分のお話だと思えるような作品になると思います。より多くの方にとって、より身近な「聲の形」になりますように。想像出来るもっと外側の驚きを、山田監督なら表現してくれると思います。期待しています。

山田尚子監督 コメント
はじめまして。監督の山田です。他人について知りたいと思うこと、知ろうとすること。その思いの伝え方は人それぞれで、たくさんのかたちがあるように思います。あしたにつづく希望の兆しをこの作品で将也たちと一緒に探っていきたいと思っています。

(コミックナタリーの記事より引用)

私はあまり詳しくないのですが、制作が京都アニメーション、監督は「けいおん!」の山田尚子氏だということですね。
かなり力の入った布陣のようですから、期待したいと思います。
あと、プロデューサーの方もツイートされていました。




2016/4/8追記:ようやく映画「聲の形」公式サイトがオープンしました。

kv1.jpg

鯉がいますね。やはり映画でも、鯉が重要なキーファクターとして登場するのだと予想します。
イメージ映像も公開されました。



公開日も、9月17日と決定しました。「秋」という事前アナウンスのなかでは、かなり早い時期になったという印象です。
楽しみです!


2016/7/8追記:映画「聲の形」本予告動画が公開され、主要キャストやテーマソングなど、本格的に情報が出てきました。いよいよですね。


posted by sora at 22:42| Comment(55) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2016年09月13日

映画「聲の形」サントラ、ゲットしました!

明日、9月14日は、映画「聲の形」のサウンドトラックCDの発売日です。
ですが、今日某アニメショップを覗いてみたところ、既に販売していたので、買ってきました。

サントラCD

ジャケット形態にAとBがあり、Aは映画のイメージ画像、Bは無機質なCG画像で、発売日も価格も同じです。
もちろん、今回買ったのは形態Aのほうです。


映画 聲の形 オリジナル・サウンドトラック a shape of light[形態A]
映画 聲の形 オリジナル・サウンドトラック a shape of light[形態B]
牛尾憲輔

映画のサントラだと考えると、普通に形態Aを選ばない理由がないのですが、なぜ2種類に分けているんでしょうかね。
もしかすると版権の関係で、映画公開期間が終わったあとの追加プレスは形態Bだけしかやらない、とかそういう感じなのかもしれません。

ともあれ、映画を応援する意味で私も買ったのですが、映画のシーンとかセリフが入っているということはまったくなく、すべて音楽だけ、主題歌も入っていませんから、サントラというよりはBGM集といったほうがいい感じです。

→ 何度も聞いているうちに、だんだん素晴らしく聞き心地のいいアルバムになってきました。ちなみに花火大会のあとのあのシーンの曲はトラック33「frc」、エンディングの文化祭のあのシーンの曲はトラック39「lit(var)」です。

追記:実はこのサントラ、映画のなかでものすごい伏線が張られまくっているということが、牛尾氏のインタビューで明らかになりました。

http://www.excite.co.jp/News/bit/E1475063249559.html
ラストの曲は、京アニ近くの河原で泣きながら思いつきました――映画『聲の形』音楽・牛尾憲輔インタビュー

猫カフェで流れているBGMの歌詞は植野の将也への片思いを表現したものになっているとか、永束君と最初にハンバーガーを食べたフードコードで流れている曲が文化祭の宇宙カフェでも流れていて、それは永束のビッグフレンドへの友情を表したものだったとか、原作ばりの伏線がバリバリ設定されています。
また、バッハのインベンションが使われた経緯であったり、感動的な最後の曲を作曲するのに悩んだいきさつとか、このインタビュー記事を読みながらサントラを聞くと非常に興味深く聞けますね。
おすすめです。

posted by sora at 20:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする

2016年09月16日

小説「映画・聲の形」、上巻が本日発売!

さて、関連グッズラッシュです。
映画・聲の形をノベライズした小説の上巻が、映画公開の前日である本日、発売となりました。


小説 映画 聲の形(上)
KCデラックス ラノベ文庫
原作:大今 良時
脚本:吉田 玲子
著:川崎 美羽

ややこしいのですが、こちらはベースを原作コミックではなく映画においているようですので、映画でシェイプアップ・一部改変された内容をベースに、ノベライズがなされているものと思われます。
それにしても、二分冊になるなら同時に発売すればいいと思うんですが、映画の公開をはさんで発売タイミングがずれるというのは不思議な感じがしますね。

こちらについては、会社のそばの書店では売っていなかったので、会社の帰りに、新宿のアニメショップに立ち寄ってようやく買うことができました。
内容はまだ読めていませんが、最後を見てみると、原作でいうところの、

3巻の終わりまで

の内容でした。
ということは、下巻は4巻から7巻まで、となりますが、映画のストーリーに従っているのなら、「映画作り」がごっそり消えますし、エンディングは「あそこまで」になりますから、まあ映画の進行に合わせるなら、ちょうどここが中間地点という感じかな、とは思います。

また、下巻の発売予定などの情報は書かれていませんでした。

内容についてちゃんと読めたら、エントリを補足したいと思います。
posted by sora at 20:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | 更新情報をチェックする
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