2014年06月25日

花火大会の屋台配置はどうなっている?

41話~42話の花火大会の会場に並んでいる屋台ですが、まんがをつぶさにチェックすると、店の配置が概ねわかるようになっています。
この先のエントリの議論でも必要になるので、自分なりに簡単に整理してみたいと思います。

まず使う資料は、41話、15ページ目で花火の場所取りをしているコマからです。これを見ると、

1)会場は河川敷で、堤防に沿って屋台が並んでいる

ことがわかります。このコマでは屋台の名前はちょっとわかりません。

次に、41話16ページの「神の視点」。ここで、


41話16ページ。

2)植野は「好」=お好み焼きの屋台の前辺りにいる
3)お好み焼き屋台の右(花火会場から屋台のほうを向いて。以下同じ)に「じゃがバター」の屋台
4)島田がどこかの屋台の中にいる。たぶんたこ焼き屋。
5)島田の屋台の前に、広瀬?と女性が並んで(腕を回して)立っている。


の4点がわかります。

次に、42話の1ページ目。
最初のコマで、結絃が買っているのがたこ焼きとわかり、3コマめで、

6)たこ焼き屋台の左隣はりんご飴の屋台。

2ページ目にいって、2コマめで、


第42話2ページ。

7)りんご飴屋台の左隣はじゃがバターの屋台。
8) 将也と硝子はりんご飴~じゃがバター屋台の前あたりに座っている。


6コマめで、

9)どこかにケバブ屋台もある。

3ページ目、3コマめで、

10)りんご飴屋台の2つ右は「焼」=焼きそば屋台。

7ページ目、西宮母のせりふ(と買ってきたもの)から、

11)どこかにクレープ屋台もある。

これらを組み合わせると、屋台の配置がほぼわかりますね。


(クリックで拡大)

ケバブ屋とクレープ屋は、どこにあるか正確にはわかりません。
ケバブ屋は将也の声が重なったコマに描かれているので、本来ならりんご飴屋台のあたりにあるのが自然ですが、ここにはどうやっても入らないですね。
クレープ屋は結絃と西宮母が「もう一回り」したときに買ったようですので、ちょっと離れた場所にあると予想されます。

それにしても、西宮家+将也は、島田(広瀬)・植野と実は超ニアミスだったことが改めてよくわかります。
結絃なんて島田の店でたこ焼き買ってるし(笑)、植野が花火を見上げて、その目線で少し下を見ればすぐに将也と硝子が見つかりそうですし。

なお、このレイアウトは42話の重要そうな伏線である「将也の後ろから聞こえた声」の考察で使います。(そのための情報も一部書き込んであります。)
タグ:第42話 第41話
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第42話、「あれ西宮さんじゃね?」と言ったのは誰?

第42話で、西宮が花火大会を中座して雑踏に消えた直後、将也は誰かが「あれ西宮さんじゃね?」と話すのを耳にして、振り返ります。でも、誰かは分かりません。


第42話、5ページ(番号のみ追加)


第42話、6ページ(番号のみ追加)

先のエントリの配置図をみながら、まずは位置関係を考えていきます。



①硝子は、将也から見て屋台が右に見える向きに去っていきます。
⑥このとき、将也はお好み焼きとじゃがバターの屋台の中間くらいの位置にいて、硝子を送って、もと座っていた位置からは移動していることがわかります。
②この後、将也は、左後ろから「声」が聞こえて、
③④⑤後ろを振り返っています。

ここで、普通に考えると、「声」は、広瀬とか島田がいる方向から聞こえているように見えます。

でも、違うのです。

よくみると、硝子を見送っている①の風景と、「振り返った」後で見えている④の風景は、同じです。
つまり、①で硝子を見送ったあと、将也は踵を返して、硝子が歩いていったのと反対方向に向かおうとした(つまり、もと座っていた場所に戻ろうとした)のです。
ところがその瞬間、左後ろから「声」が聞こえた。(②)
それで、改めて硝子が歩いていった方向を振り返った。(③)
そして、既に硝子が去ってしまった、先ほどの①の雑踏をあらためて眺めた。(④、⑤)

ということになるのです。

これを図示したものが、こちらです。



将也は、①では硝子が去っていった方角、図の左方向を見ていて、②では右方向、③でまた振り返って左方向を向いた、ということになります。

そうすると、「あれ 西宮さんじゃね?」ということばは、まさに硝子が去っていった方角から聞こえてきたことになるので、将也が胸騒ぎがして「やっぱり一緒に行こう」と考えるのはとても自然なことになります。

さて、では、この声の主はいったい誰でしょうか?

この場所の近くにいた、硝子のことを知る人物といえば…

植野しかいません

ですから、もしこの声が、将也の幻聴ではなく、実際に発せられたものだったとしたら、その声の主は植野である確率が相当に高い、ということになるように思います。

ちなみに植野は実際、久しぶりに硝子に再会したとき、これと非常に近い「あれ 西宮じゃね?」というセリフを発しています。


第3巻120ページ、第20話。

今回は「西宮」じゃなくて「西宮さん」になってますが、これは実は、第21話以降は植野も硝子のことを「西宮」ではなく「西宮さん」と呼び替えているので、矛盾しません。

というわけで、(外れるかもしれませんが)いちおう、今回のこの「謎の声」の主は、当ブログ的推理としては「植野」、ということにしておきたいと思います。

ただし、この声、例によって「将也の幻聴」という可能性があります
実際、この声で将也は我に返り、硝子を追いかけることを決めました。
そう考えると、「やっと気づいた?」や「いつかは報いを受けるんだな」といった「誰が言ったかわからない声」のときも議論されたように、「誰でもない、将也の心にだけ聞こえた声(幻聴)」である可能性も残されているわけですね。
実際、「声」の将也への届き方のパターンも上記2つとよく似ていますし、この声を聞いた瞬間の将也の表情が「やっと気づいた?」のときとまったく同じですから。
タグ:第42話
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2014年06月26日

第42話、リビングのドアはなぜ開いたのか?

第42話で、将也が西宮家に入ったとき、しばらくは硝子の不穏な動きに気づかず、結絃のカメラをいろいろいじっています。

そして次の瞬間、将也はベランダにいる硝子に気づき、かけよっていくわけですが…

ここでちょっと奇妙というか、矛盾していることがあります。
将也がマンションの部屋に入ったとき、ベランダまで見通せるリビングへのドアは最初、閉まっているのです。


第42話9ページ。ドアははっきり閉まっています。

ところが次の場面で将也がベランダの硝子を発見したとき、リビングへのドアは開いています。
まだこの時点で、将也は土足で玄関にいるのに、です。


第42話11ページ。これは硝子を発見してから少しあとのコマですが、まだこの時点で将也は玄関で土足です。

誰がこのドアを開けたのでしょうか?

一瞬、リビングドアが外開き(室内側ではなく室外側に開くドア)になっているのかと思った(だとすれば、ベランダの窓を開けたときの風で開くことは十分考えられる)のですが、上記の11ページのコマ、さらに12ページで将也がドアのところまで来たコマを見ると、やはり普通の内開き(室内側に開く)です。
内開きだと、「室内から室外」という風が吹かないと、ドアは開かないはずです。

うーん、これはかなり厳しい…
これを超常現象(祖母の霊が開けたとか)ではなく説明しようとすると、ちょっと下記くらいしか思い付きません。

1)このとき、低気圧が接近して天気が急速に下り坂だった。
2)そのため、外の気圧が急降下し、室内と気圧差が生じていた(室内気圧>室外気圧)
3)ベランダの窓を開けたとき、気圧差によってリビング→ベランダという外向きの気流が発生した。
4)それによってリビングの気圧が外気圧に近づき、今度は廊下→リビングという方向の気流が気圧差によって発生した。
5)この気流(風)によって、中途半端にしか閉まっていなかったリビングドアがリビング側に押されて開いた。


実際、ベランダに出て、まとめていたのをほどいた硝子の髪は室内→室外方向の風に強くたなびいているように見えるので、いちおうつじつまは合っていますね。

…まあ、苦しいのには違いないですが。
(なぜなら、マンションの部屋のドアを将也が開けたばかりなので、少なくとも廊下側は室外と気圧が同じになってるはずなので)

でも今回、「ドア閉」と「ドア開」の両方を、ものすごくはっきりと描いている(特に、「ドア閉」について、「単に暗いから見えなかった」で済ませればいいところを、ドアが閉まっている絵をわざわざ描いている)ことを考えると、もっとちゃんとした説明ができるのかもしれないのですが、とりあえず今のところ私にはちょっと思いつかないですね。
タグ:第42話
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第42話、すべてを記録するカメラはどう使われる?

これもまた、第42話で大量にばらまかれた伏線の1つです。

将也が結絃のカメラを見つけて、バッテリーの状態を見ようと適当に操作していたら、何か意図しない動作が始まってしまいます。


第42話9ページ。

そしてその直後、ベランダのただならぬ様子の硝子を見つけてカメラを落とすわけですが、このとき、カメラの液晶モニタに硝子の姿が写りこんでいます。


第42話11ページ。

ですから、このカメラには、起こっていることの一部始終が記録されることになるのだと思います。

そうだとして、いくつか謎が生まれます。

1)カメラはどんな動作状態になっているのか?
 将也が操作ミスをするところを改めて見ると、まず「ガシャン」という音がします。
 結絃のカメラはニコンの一眼レフだと言われています。
 私はニコンの一眼レフは持っていないのですが、一般的な一眼レフの動作およびニコンの一眼レフ(D7000あたり)のマニュアルから判断する限り、以下のようなことが起こったと考えられます。

・将也、「ライブビュースイッチ」を間違えて押してしまう。これでミラーアップし(「ガシャン」と音がします)、液晶モニタにレンズを通した映像が映ります。

・慌てて「カチカチカチ」と操作して、今度は「動画撮影ボタン」を押してしまう。これによって動画撮影が開始されます。

・硝子を見かけてカメラを落としてしまった後も動画撮影が継続。


 「ガシャン」の後の「カチカチカチ」が、連続撮影モードのシャッター音だという考え方もできますが、連続撮影モードだとしても、「シャッターボタンから指を離しても撮影が続く」というモードはありえません。
 ですので、ここはやはり「カチカチカチ」は将也の操作している音と考えるのが妥当だと思います。

2)この動画はこの後どう使われるのか?
 これは次回以降に持ち越しですね。
 順当に考えれば、硝子は将也に引き上げられて助かるけれども、戻ってきた西宮母と結絃には真相を話さない。結絃はカメラに記録された動画で真相を知る、といった形でしょうか。

3)3大ゴクヒ映像は今後別の目的に使われるのか?
 これはずーっとくすぶっている謎で、今回のものを含めると、結絃のカメラには3つの「ゴクヒ映像」が残されていることになります。

・植野の永束恫喝
・植野の観覧車ビンタ事件
・硝子の投身自殺


 これらの映像は、結絃とその他ごく一部の人が見るだけで、このまま使われずに終わってしまうのでしょうか。
 この点、何となく、まだ「映画」とのつながりが伏線として残っている気がしてならないんですよね…。

 例えば、植野と永束の恫喝エピソードは、なぜ録画されたのか、この「なぜ」の部分は必ずしも回収されていません。ストーリー上の都合としては、結絃が植野のことを知っていなければいけない、そのためには永束と植野が会う場面に結絃をつれていかなければならない、ということは分かるのですが、「動画を撮る」必然性はあまりないわけです。
 実際、この動画はこれまで一度も「使われて」はいないですね。

 今回の「超ゴクヒ映像」も含め、結絃カメラに収められたゴクヒ映像動画が、最終的にどのように使われるのかは、この作品のエンディングに向けて、重要な伏線になっている気がしてなりません。
タグ:第42話
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(99%ネタ)硝子を助けるビッグフレンドの可能性とは?

繰り返しますが、99%ネタです。
42話で宙吊りになった硝子がどうすれば助かるか、という推理ですが、いちおう(状況的に矛盾していない)可能性として残されているのが、

・1フロア下に住んでるビッグフレンド永束に助けられる。

というものがあります。

硝子の部屋はマンションの角部屋ということですが、42話の見開きを見ると、以下のことがわかります。


第42話、14-15ページ。

1)室内からベランダを見る向きで、右側が角。(角でなければ、避難路として薄い板が貼られ、ベランダが続いているはずです。)
2)ベランダの壁、は外側も内側もタイル貼り。
3)ベランダの角に室外機を置くような形でエアコンの配管がされている模様。


それをふまえたうえで、41号で「神の視点」から描かれた、ビッグフレンド永束が花火を見ているベランダを見ると…



すべて同じ、これらの条件がすべて満たされていることがわかります。

ですから、ものすごくありえない仮定ではありますが、「実は西宮家の真下の部屋に永束が住んでいて、しかもちょうどこの瞬間にベランダで花火を見ている」というのも、現時点では可能性として残っている(笑)ことになります。

ただ、「硝子の部屋のベランダにはフェンス部分があって永束のベランダには見当たらない」という違いがありますが、これは永束の映像が望遠レンズで撮られている(ちょうど死角になっている部分にフェンスがある)と仮定すると矛盾しなくなります。

もしそんな展開になったらちょっと笑ってしまいますが、まああのタイミングで将也が硝子の腕をつかむことに成功、という時点でもうリアリティを追求する世界からは離れた展開になっているので、何が起こっても驚きませんよもう(笑)。

※おまけ

将也「硝子!」ガシッ
永束「んっ??うわっ、…って、西宮さん?ヤーショー?」
将也「ッ、永束君!?た、頼む、硝子を助けてくれ…」
永束「わ、わかった」ガシッ
硝子「…」
硝子助かる。
永束「ヤーショー、いったいどういうことなんだい?」
将也「あとでゆっくり話す。…永束君、ほんとうにありがとう」
俺はこのときおもった、やっと俺のビッグフレンドに恩返しができたんだ、と…。

永束「…というエンディングを考えてみたんだけど、どうかな?」
真柴「これ撮影できるの?」
永束「うるさい!」
川井「私、ベランダにぶら下がるの嫌よ?」
永束「川井さんじゃない、西宮さんだよ!!」
川井「いいわ、私が脚本書き直してくる!」
永束「…やーしょー、何とか言ってやってくれよ…」

聲の形(ぜんぶ映画の脚本でした編) 完

posted by sora at 21:47| Comment(6) | TrackBack(0) | 第5巻 | 更新情報をチェックする