2014年05月05日

島田のフェイバリットアイテムとは?

3巻以降、数話に一度は「トラウマと対面」させられている将也ですが(笑)、そのなかでも特級のトラウマといえば島田でしょう。
遊園地編での再会は肩透かしというかかえって謎が残るだけとなりましたが、今後どのように「再度の再会」を果たすのかが見ものですね。

さて、そんな島田ですが、小学校時代に肌身離さず携帯していた「フェイバリットアイテム」があります。

それは「手旗」です。

小学生時代の島田は、ほとんど常に手旗を携帯し、ときどき実際に広げて使っています。
例えば、第1巻45ページ、第1話をみると、「塾に行くとき」にもランドセルにはしっかりと手旗がささってはためいています。



学級裁判によって将也がやりこめられたその当日には、いきなり将也を池に叩き落とし、一気に下克上を果たしてクラスのトップカーストに上り詰めますが、そのときには旗を実際に使ってクラスメイトを誘導?しています。(第1巻126ページ、第3話)



さらに興味深いことに、第4巻収録予定の第26話で、島田の下の名前が明らかになるのですが、なんと「島田 一旗」というんですね。

名前にも「旗」がついてるという。

ちなみに、旗を持っている描写は中学生時代以降には見られません。
また、この「旗を持っている」という設定は、「読みきり版」どころか「オリジナル版」から続いていて、オリジナル版でも旗を持っていることが分かります。

そして、オリジナル版の22~23ページを見ると、島田の旗は無地ではなく、何かイラストと文字のようなものが描いてあるものだと分かる貴重なコマがあります。



それにしても、旗を携帯してる小学生なんて見たことありませんが、いったいこれは何を意味しているのでしょうか。

ラベル:第03話 第01話
posted by sora at 09:59| Comment(6) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする

2014年05月11日

将也のシャツのタグはなぜいつも出てる?

「聲の形」は私服についての謎もけっこうあります。(たとえば、女性陣も含めて、なぜいつもみんな同じ私服ばかり着ているのか、とか)

その1つが、「将也のシャツのえりのタグがいつも出ているのはなぜか?」というのがあります。

小学生時代の将也をみると、シャツのえりのタグがいつも出ているのが分かります。
例えば、第1巻41ページ、第1話などでははっきり見えています。



まあ、これだけなら小学生だし、あるかな…と思うのですが、なんと高校生になっても相変わらずタグ出まくりです。たとえば、植野と深刻な話をしている、第3巻150ページ、第21話でも思いっきり出てます。



なぜここまでタグがいつも出ているのでしょうか。

少し読み込んでみると、1つ気づくことがあります。

まず、この「タグが出ているシャツ」はどうやら1種類しかないということです。
黒い半そでのTシャツで、これを着ているときに限って、常にタグが出ていることが分かります。(他の服を着ているときにはタグは出ていません。)

だとすると、かなり無理な想定ですが、こう考えられるかもしれません。

小学校時代の将也は、お気に入りの黒いTシャツを、えりのタグを外に出して着るのが気に入っていた。
高校生になった将也は、4月15日に自殺するつもりで、手持ちの服をぜんぶ処分してしまった。
でも、結局自殺しなかった将也は、着る服がなくなってしまったので、仕方なく子どものころの古い服を引っ張り出して着るようになった。
その中の1枚が、あの「黒いTシャツ」で、タグは既に外に出たまま戻らない状態になっていたので、そのまま着ることにした。

…まあ、小学6年生のときの服がそのまま高校生で着られるとはとても思えない(中学まで一緒だった植野に「背高くなったね」と言われてるくらいだし)ので、現実的には考えにくいですが。

もっと簡単に、将也は黒いTシャツのタグを外に出して着るのが好き、というファッションセンスを小学校から高校にいたるまで変えずに続けているだけ、というほうが自然かもしれませんね。

ちなみに、この「将也は黒いTシャツのタグを外に出して着る」という設定は、「オリジナル版」からずっと続いています。



ここまでくると「筋金入り」の設定ですね。
実は作者的には何かすごく重要な意味、もしくはこだわりのある設定なのかもしれません。
posted by sora at 08:57| Comment(10) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする

2014年05月12日

硝子はなぜ将也の小学校から転校したのか?

これは物語上はとても大切なポイントだと思います。

硝子は、将也の学校に転校してきてから、数ヶ月でまた別の学校に転校して行きます。(第1巻165ページ、第4話)



これについて、軽く読んでしまうと、硝子の再転校の原因は将也とけんかしたことのように読み取れますが、実際には硝子が将也とのけんかをネガティブにとらえていたとはあまり考えにくく(少なくともそれが転校を希望する原因になるとは考えられず、むしろこのけんかだけに限定すればポジティブにとらえていた節さえある)、ごく最近までその原因は「不明」でした。

最近、第5巻収録予定の第35話で、そのあたりの経緯が、当時の担任だった竹内の回想としてようやく描かれました。(第35話9ページ)



「俺が そーいう学校への転入をすすめなければ いつまで経っても気づかなかっただろうね」

つまり、竹内が主導して「そーいう学校」に転校するようとりはからった、ということですね。
もともと、竹内の学校は「きこえの教室」、つまり特別支援学級のある「理解のある学校」だったはずで、そこで対応しきれないから「そーいう学校」に転校させた、ということであれば、さらに支援度の高い学校、つまり「特別支援学校」に転校させた、ということになりますね。

恐らく、学級裁判で将也が断罪されて、それにより将也からのいじめはなくなりましたが、その後もいじめは続き(つまり、まわりの大人は実は全員、硝子へのいじめが実際には将也の単独犯ではまったくなかったことを知っていたことになります)、硝子も将也とのけんか事件以降は(机ふき以外は)将也とのかかわりを避けたでしょうから完全に孤立し、にっちもさっちもいかなくなってやむを得ず特別支援学校に転校した、ということなのでしょう。

こう考えてみると、実は「将也の学級裁判後から転校までの硝子(とそれを取り巻く大人、クラスメート)」というものを改めて考え直してみる必要があるようにも思われます。
分かりやすい「将也からのいじめ」がなくなったあと、硝子がどのような境遇にあったのか。

また、小学校の残り少ない期間は特別支援学校にいったとして、その後硝子がどのような学校を選択したのかも興味があるところです。
これについてはエントリを分けて書いてみたいと思います。
ラベル:第35話 第04話
posted by sora at 07:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする

2014年05月21日

呪いのタコ星人の謎とは?

さて、こちらは当ブログにコメントくださった方に教えていただいたネタです。

「聲の形」、あちこちにコネタが仕込まれているのはご存知のとおりですが、そんなコネタの1つに、「タコ星人」というのがあります。

第1巻43ページ、第1話で将也の部屋の片隅にちょこんと居座っているこいつです。



これと同じキャラが、将也が植野のことを思い出す、第19話のシーンでも登場します。第3巻96ページ、第19話の1シーンです。



たこ焼き屋の屋台のイメージキャラクター?になっています。

この2つの場面で共通しているのが、「近くに島田がいる」ということです。
しかも、後の場面では、島田はこのタコ星人の屋台のたこ焼きを一心不乱に食べています。

この「タコ星人の呪い」が島田にかかってしまったせいかどうかわかりませんが、あとの第4巻収録予定の「遊園地編」で島田が再登場するとき、なんと島田はたこ焼き屋(実際にはジャンクフード屋台)のバイトになっています。

というわけで、この「タコ星人」、微妙に島田に関連したキャラのようにも見えますが、1点、ちょっと関係しそうな別の場面があって、それは第1巻28ページ、第1話の別の場面です。



将也が偶然母親の理髪店に来ている硝子を見かけて「火星人」と呼んだ直後に遊んでいるテレビゲームの敵キャラが、ボスキャラにパワーアップしたタコ星人のように見えます。

こちらも「タコ星人」なのか、こちらは「硝子を象徴する『火星人』」なのか、よくわかりませんが、前者だとするとこれはなかなかに謎の深いキャラということになりますね>タコ星人

※5月22日追記:
 本日発売号の第37話、最後のコマで川井が大写しになる場面で、よくみると右側の生徒のかばんにタコ星人のアクセサリーが!
 コメントで指摘いただきました。ありがとうございます。

posted by sora at 07:40| Comment(10) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする

2014年05月22日

硝子は転校後どんな学校に通った?

第4話で、将也とのけんかの1か月後にどこかへ転校していく硝子。
この後、硝子はどんな学校に転向し、また中学・高校と進学していったのでしょうか。

まず確実にいえそうなのは、小学校の転校後に行った先は特別支援学校だろう、ということです。

これは、第35話9ページで当時の小学校の担任だった竹内がこう明かしています。



「俺が そーいう学校への転入をすすめなければ いつまで経っても気づかなかっただろうね」

ちなみに、このあたりについては「オリジナル版」ではもっと詳しく描かれていて、硝子自身に特別支援学校への転入をすすめる竹内が描かれています。



8ページ全体がそういう内容ですが、中心となるせりふとして、

「だからな 西宮
 お前はこの学校じゃなくて
 もっとお前のためになる聾学校とかに……
 転校することも
 考えていいんじゃないかと
 思うんだ」


と竹内に言わせています。

さて、この転校については、もう1つ気になるシーンがあります。
それは、第4巻収録予定の第31話、12ページのこのシーンです。



西宮母が「また転校ね 正直 妥協よ こんな学校…」と言っています。

ここで「妥協」と言っている転校先は、どの学校でしょうか?
将也のいた学校への転校では「理解のある学校」(第1巻収録の番外編)と呼んでいましたから、35話での竹内のことばや、西宮母の教育方針などを総合すると、将也のいた学校から転校した先の特別支援学校のことを指している可能性が高いと思われます。

さて、小学校6年生で「わけあり」で特別支援学校に転校したとなると、その後まもない中学校への進学で、普通校に戻ることは考えにくいと思います。
ですので、おそらく硝子は中学も特別支援学校だと思われます。

聲の形の舞台は大垣市、といわれていますが、岐阜県にある聴覚障害むけ特別支援学校としては、「岐阜聾学校」が唯一のようです。こちらは小学校から高校、専門学校まで揃っている学校のようですね。

さて、問題は、高校進学時に硝子と家族が選んだのが特別支援学校の高等部への進学か、それとも普通校か、ということです。

この物語では、硝子が通っているはずの高校の様子やクラスメートの話題がまったくと言っていいほど登場しないのでまったく想像するしかないのですが、先の「妥協」という発言や、硝子の制服のモデルになっている(らしい)学校などを考えると、「普通校に進学した」可能性がけっこう高いんじゃないかな、と推測します。

このあたりは、この先の展開で明らかになるのでしょうか…?
第29話で結絃が祖母に「今まで 家ではぼーっと本読むくらいだった」と言っているくらいですし、友達づきあいみたいなものはほとんど「諦めていた」ということのようですから、もしかすると最後まで「硝子の通っている高校の話」はまったく登場しないのかな、という予感はしています。

posted by sora at 07:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする