2014年04月05日

硝子が転校してくる前の学校は?

小学校時代、硝子は将也が通う学校に転校してくるわけですが、その前はどこにいたのでしょうか?

単行本第1巻32ページにその答えがあります。
将也の靴を盗んだ「デラックス」が通う「第二小」で、デラックスに押しのけられてよろける硝子の姿が描かれています。



硝子は障害がありながらも、(おそらく親の方針で)普通校を転々としていたということがわかりますね。

ラベル:第01話
posted by sora at 09:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする

島田の特技は?

このエントリを書いている時点で、まだ謎の多い島田。
彼の特技がわかるカットがあります。



第1巻81ページです。
合唱コンクールの練習で、よくみると島田がピアノを弾いているのがわかります。
島田はピアノが弾ける(しかもクラスで1番うまい)ということですね。

早い時期から塾に通っているのをみても、彼の家は比較的裕福であることがわかりますね。
ラベル:第02話
posted by sora at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする

硝子はなぜ聴覚障害になったのか?

第1巻収録の第2話で、川井が担任の竹内にこんなことを聞いているシーンがあります。



硝子がなぜ聞こえなくなったのか、この問いへの答えは、ずっと後、第4巻収録の第32話でようやく明かされます。

第32話で、「感染症」「予防接種していなかった」「ウイルス感染」ということばが出てきます。
(細菌ではなく)ウイルスによる感染症で、予防接種が一般に実施されていて、妊婦が感染すると子どもに難聴が生じる恐れがあるもの、というと「風疹」である可能性が高いと思われます。

つまり、硝子は「先天性風疹症候群」によって両耳が聞こえにくい障害をもって生まれてきた、ということのようです。

https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/150812.html
NHK生活情報ブログ 2013年03月30日 (土)
風疹で息子が難聴に 母の後悔、そして願い
posted by sora at 10:33| Comment(5) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする

なぜ池のなかに硝子のノートがあったのか?

硝子をいじめていた将也が一転、学級裁判をへていじめられる側に転落した最初の日、学校の池に突き落とされた将也が、池の中に沈んでいた硝子のノートを見つけるシーンがあります。(第1巻第3話)



ここで将也も不思議がっているように、このノートは将也が数か月前に硝子から奪って、池に投げ捨てたものですが、そのとき硝子は池に入ってノートを探しているんですね。
当然見つかっただろうに、なぜそのまま池に落ちているか、不思議がっているわけです。

実は、このシーンについては、連載になる前の読みきりでは別の描写があります。
硝子は池に落ちたノートを見つけていったん拾うのですが、クラスメートとコミュニケーションをとるためのノートで実際にはいじめられていることに絶望した硝子は、そのノートにもはや意味を見出せなくなり、またそのままそのノートを池に落としてしまうのです。



とても悲しいシーンですね。

でも、この「池に残されたノート」が、このあと高校生になった将也が硝子と再会する際のキーアイテムになってくるわけです。
ラベル:第03話 読みきり
posted by sora at 10:47| Comment(7) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする

石田母・ピアスの謎

これはいろんなところで話題になっているのですが、意外と分かりにくい謎です。

将也が学級裁判で吊るし上げられて、補聴器を壊した「犯人」になった後、将也の母親は硝子の母親に会って補聴器の代金を弁償します。

その場に将也はいなかったわけですが、弁償と話し合いが終わって将也のもとに戻ってくる母親に、ある異変が見られます。



母親の右耳、先ほどまであったはずのピアスがなくなっていて、耳にキズがあって血がこびりついているように見えます。
どうやらピアスが引きちぎられてなくなっているらしいのです。

なぜこんなことになっているのか、考えられる可能性はいくつかありますが、どれが正解なのかはなかなか分かりにくいです。

1. 石田母が自ら(息子がやったことへのけじめとして)ピアスを引きちぎった。
2. 西宮母が(娘へのいじめの復讐として)ピアスを引きちぎった。

ただ、当ブログでは、1.の可能性が高いと思っています。
西宮母が将也に会ったとき、「下品な顔 親子そっくりね」と言い放ちます。
将也だけでなく、石田母についても「下品だ」と言っているわけですが、もし石田母が、相手の言い分を全部聞いて、単に平謝りに謝っただけだとしたら、「下品」という印象になるだろうか?という疑問があるのです。

ただ、もし石田母が自らピアスを引きちぎって、それをある種の「誠意」として西宮母に見せたとしたら、「下品な反省の表現だ」と思う可能性はあると思うんですよね。
また、仮に西宮母にピアスを引きちぎられて血まみれになったとしたら、さすがに石田母も将也の元に戻ってきたときにもう少し違ったリアクションをしていたんじゃないかとも思うわけですね。(逆に自分でやったのなら、あの落ち着きぶりはおかしくありません。)

というわけで、当ブログでは1.の説をとりたいと思います。
いずれにしても、将也が硝子の補聴器を奪おうとして耳たぶを引きちぎってしまった(第1巻106~107ページ)ことに対応する「罰」であることは恐らく間違いないだろうと思います。
ラベル:第03話
posted by sora at 17:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 第1巻 | 更新情報をチェックする
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