その1つで、原作ファンにもながく待たれていた待望の「公式ファンブック」が、今日発売になりました。
聲の形 公式ファンブック
KCデラックス 週刊少年マガジン
大今 良時 (著)
連載時のカラーページでも何度か見られた、特徴的な水彩風のカラーの表紙絵にまず魅了されます。
そして、新人賞受賞バージョンとマガジン読切バージョンの「聲の形」が、ようやく雑誌のバックナンバー以外で読めるようになりました。
また、何より見逃せないのは、20時間にもおよんだというロングインタビューに基づいた、大今先生自身による作品の解説です。
具体的には、一問一答で個別の場面の謎解きがなされ、キャラクター紹介で裏設定などが明らかにされ、最後のインタビューで作品全体のテーマなどが語られています。
まんが連載時から議論沸騰し、また当ブログでも考察してきた様々な伏線や謎、背景設定などについて、ようやく「公式見解」が出てきた、という形ですね。
私もドキドキしながら「答え合わせ」をしてみましたが、予想していたよりはずっと「合っていた」と感じる部分が多かったです。
ラストシーンで右手と右手をつないでいるところに持たせている意味の話とか、大今先生が考えていたことと当時の考察が肉薄している(と感じた)ので、わくわくしながら読みました。
公式見解と当時の考察との間で一番「違い」を感じたのは、最終巻のラストシーンを、大今先生は本当に「通過点」としか考えていないようだ、という点でしょうか。
7巻のなかでいろいろ起こった「事件」で「解決」された、と当時の私が思っていたことのいくつかが、大今先生の構想のなかでは「ラストシーン以降に持ち越されている」らしい、ということがわかりました。
こういった「謎解きの答え合わせ」の話題について、もしかすると改めてエントリを書いてみるかもしれません。→9/27:将也と硝子の「恋愛」に関連したエントリを書きました。
いずれにしても、これまでの「読み解き」が「公式」見解と異なった部分があったとしても、それは読者という立場に許された特権であるところの解釈の幅に過ぎないとも思っているので、その「違い」も含め、楽しんで読んでいきたいと思います。
原作の連載中、このブログを楽しく読ませていただいておりました。単行本を読みながら、このブログで補正することで、より物語の理解を深められたのでとてもお世話になりました。
ファンブック、本日購入して読んだのですがこのブログで書かれていたことと非常に合致していて、正直勝手に感動してしまいました笑
中には深く考察されているために作者よりも深読みしていたところもあって、ファンブックさえもこのブログのおかげでより楽しむことができました!
明日から劇場版が公開されます。私も当日とまではいきませんが、なるべく早く観に行きたいと考えています。もしよろしければ劇場版に関するエントリなども更新していただければ嬉しく思います!
このブログのおかげで聲の形という作品が大好きになりました。勝手ながらお礼を申し上げます。ありがとうございますm(_ _)m
カレーの謎の真相や、鯉がまさかアレを食べていただなんて・・!
聲の形においての「作者の言いたかったこと」はこれで誤解無く伝わんじゃないかなーと思いました。
しかしまだ語られていない、作中の裏話というか裏設定は沢山ありますよね。
個人的にはsoraさんと大今先生の一問一答を企画して完全解説版として出してほしいですw
石田君の未来。
「過去の自分を受け入れはしても、好きになれるほど
でもなく、その呪縛から抜け出せずに、30歳になってもモヤモヤしてる・・」って・・。
作中であんなに頑張ったのに、30になっても田舎の実家暮らしの上に満たされないなんて、それはないでしょーと石田好きの私は思ってしまうのでした。
どちらかっていうと西宮さんより石田君に東京に
出てもらいたかったのですよね、私は。
嫁さんが買っておいてくれたファンブックに、取り急ぎ目を通しました。
そうだったのか、やっぱりそうか、という気づきが沢山ありました。
一問一答の質問には、きっとこのsoraさんのブログの内容も、反映されているのだろうと思いました。
恋愛関係の部分に関しては、複雑な思いです。
最終回の時点で、大今先生の設定では、二人は恋愛関係にないのですね。
レッド・バロンさんが教えてくれた、Aikoさんの映画の主題歌についてのコメント以上に、冷や水をかけられた様な気がします。
世の中には知らない方が良いかもしれないことって、やっぱり有るんですね。
でも結局は、自分が感じることを、自分は信じるべきなのかなと思います。
そういう意味でも映画は楽しみにしています。何を自分が感じるかを、確かめるために。
ついでに、今日映画も観てきました。
公式ファンブックに付いて、上記の方が記している内容「恋愛」に付いて、う~~ん・・・
と言う感じがしてしまいます。
石田が30歳の時点でも、モヤモヤしながら西宮と会うこともなく過ごすってのが、何だか今までの流れからして、軽薄な感じがしてしまう。
石田と西宮が交際関係であり、遠距離恋愛状態ながらも、お互いを必要としながら前向きに生きているってのが、漫画の流れ的にあってるのかなと思うのですが、大今さんの発想は肩透かしを食らうような感じです。
もしかして、映画終了後に何かの展開もった話が続くのか?と思ってしまう。
昨晩、ファンブックを読んで、最終回の時点で二人は恋愛関係にない事を知った時は、自分はもうこの作品のファンとは言えない様な気持ちになっていました。
でも今はスッキリして、やっぱりこの作品を愛して止まない気がしてします。
自分の経験や感覚から、成人式の二人は明らかに恋人同士になっていると思っていたのですが、それは作者により否定されました。
作者が何を考えて描いていようが、作品に描かれている事が現実であり、それを見てそれぞれの読者が感じたことは、それぞれに正しいのだと、昨晩は開き直っていました。
でも今は、自分が作品を読んで感じたことは正しいとは未だに思いながらも、ファンブックに大今先生が書いていることも素直に受け入れています。
冷静にファンブックを読み返すと、成人式の後、将也と硝子の関係が終わってしまう様な事は、どこにも書かれていません。
Q74の「告白のつもりはないから恥ずかしい」も、Q81の「どこまで進んでいるんだ」も、ロングインタビューの「ラストシーンは二人の本当の意味の握手」も、この先の二人の関係を否定するものではなく、むしろ進展するかも知れない様に読み取れます。
コラムにある「二人は近づけば近づくほど傷つき死にたくなる」も、「生きるのを手伝ってほしい」より前の事を指しているだけだと思えます。
各キャラクターの「その先の未来」は皆せいぜい2年くらい先のことが書かれているのに、将也だけは30歳の様子が書かれているのは不自然な気がします。
でも、30にもなって「もやもやしている」将也が独り身であるかどうかは書かれていません。
誰かと結婚していても、もやもやするというのは、別に不自然なことではないと思います。
私は、この作品の登場人物はみんな大好きで、植野の気持ちも痛いほど分かっているつもりです。
そして、大今先生が書いている植野が救われる道は、私もその通りだと思います。
最終回では植野は既にその道を歩んでいる様に私には見えたのですが、実はそれも未だなのだと分かりました。
植野には今後、将也とのチャンスが未だあると書かれているのも、その方が救いがあって良いと思っています。
私が勘違いしてたのは、卒業式から成人式までの時間の経過で、てっきり2年経っていると思っていました。
私の息子は今18ですが、今年11月には19になり、来年1月の時点ではまだ19ですが、来年の成人式の出席対象者です。
つまり、この作品の成人式のシーンは多分、卒業後10か月も経っていないのです。
東京と大垣で別々に暮らす将也と硝子の関係が、私が想像していた様に進展するには、10か月では足りない気がします。
全てはまだまだ、これからなのだと理解しました。
こんな感じで、私はやっぱり、聲の形が大好きです。
自分で気が付いたのですが、卒業式から成人式までの経過時間は、10か月ではなく2年が正解の様です。
①大垣市の平成29年の成人式の案内によると、対象者は平成8年4月2日~平成9年4月1日生まれとなっています。
対象者に19歳も含まれますが、平成9年1月から3月末の「早生まれ」です。
6月生まれの硝子は早生まれではないので、20歳になってから、つまり高校卒業後2年近く経ってから成人式に出席していることになります。soraさんのカレンダー分析でも、そうなっていますね。
②一般的に理容師の専門学校は2年制が普通の様です。
成人式で将也が「今年卒業」と言っているので、高校卒業後2年近く経っていますね。
であるならば、将也と硝子の関係は、2年の間にもっと進展するのが普通だと思います。
「二人の本当の意味の握手」が高校卒業後2年近く経ってから実現というのは、あまりにも遅い気がします。
植野だって自分が救われる道を、2年のうちに自分で発見できると思います。
「私たちって、昔、仲悪かったよね」と植野と西宮と言い合える様な関係は、最終回の描写では築けている様に私には見えます。
ファンブックに書かれていることは納得です。
ただ、卒業後の石田・西宮・植野の展開のスピードが、「私の感覚に比較して」遅すぎる、ということですね。それだけのことです。
大今先生には、卒業後の後日談を、いつかぜひ描いて欲しいなと期待しています。その時に、「なるほど、そういうことだったのか」と、きっと私は思うのでしょう。
先週発売の『週刊 少年マガジン』にて大今さんが、「現在執筆中の作品がなければ、こぼれた話とか云々」と言う言葉がありました。
これは、これでぜひ何かの形で書いてもらいたいですね。
そして、石田将也と西宮硝子の関係。
「卒業から成人式まで2年間の其々の関わり方」と「その後」ですね。
大今さん、ココを見られていましたら、ぜひとも描いて頂けませんか?
何だか、モヤモヤしたのが無くなりません。
「来年は一緒に誕生日のお祝いしよう」の台詞も、恋愛感情ゼロで言ってたという事でしょうか(しかも赤面しながら)。将也、ミステリアス過ぎです・・。
マンションから落ちる前の「俺の事どう思ってるか聞いておけばよかった。ちなみに俺はさ」の続きは何だったのか気になります・・。
原作読者としてモヤモヤ解消をお願いします! 大今さん!!
で、ふと原作を読み返して(5回目)みて、今まで気がつかなかった視点。
西宮硝子は重度の先天性聴覚障害をもっている。
なぜ、ここまでヒロインになれたのか?
西宮硝子がカワイイから何だなと(笑)
果たして、石田将也は西宮硝子が顔が可愛くなかったら、その後の展開はあったのか?とも思う。
漫画描写ながらに、硝子は可愛い。
現実世界にしてみても、可愛い娘だろう。
私の親は聴力が子供の時から弱い。物心ついた頃には、補聴器をしていた。
会話の聞き取り、発音など、大変なのが理解できる。
また、私の妻は精神的な病を患いながら生活している。
ただ言えることは、キレイごとではなく、ある程度の容姿が良くなければ、伴侶とは出来ないと言う事が私の正直な感想。
石田の心理描写としては、恋愛要素が無い?のかもしれないが、現実的に受け止める上で「それは無いな」と思ってしまう。
幾分の中に「硝子は可愛い」が有ると私は経験則として思う。
ファンブックを読んでから、聲の形への気持ちが醒め始めて、私は当惑していました。
そもそも、私が原作に興味を持ったのは、当時私には仕事上で取り返しがつかないと思える様な出来事があって落ち込んでいたので、将也がどの様に立ち直るのか知りたかったこと、が理由でした。
コミュニケーションの難しさや学校でのいじめなど、取り上げられているテーマが、嫁が外国人の私にとって身近で切実だったことも理由です。
・・・と思っていたのですが、私にとって「将也と硝子の恋愛」は、実は上記にも増して、とても重要な理由だった様です。映画のPVや主題歌の歌詞の恋愛モードに煽られて、最近そうなったのかも知れないですが。
最終回で将也と硝子が明らかに恋愛関係にあると読み取れるのに、作者はそれを否定していることが自分の中で整理できず、ファンブックを読まなければ良かったと後悔していました。
今は、作者と作品を自分の中で分離し、何らかの理由があってファンブックでは作者は真実を曲げているのだと考えることで、整理ができた気持ちになっています。
だとすれば、私は最終回のふたりは両思いではあるけど、お互いまだ告白してなくて、正式な恋人同士ではないんだと考えていたので、ファンブックの内容は自分の想像通りでした。
そもそも、西宮が東京へ行く時点でふたりは恋人ではないと思うし、お互い夢に向けて勉強するので精一杯で、かつ遠く離れて暮らしているとなれば、恋人関係になるのはなかなか難しいんじゃないかと思います。
それに恋人同士なら石田が西宮母に「どこで働くのか決めてるのか」なんて聞かないと思いますし。
ファンブックでは、最終回の時点でふたりに恋愛感情があるかどうか作者は明言を避けています。(おそらく作者的にいろいろな事情があるのでしょう)
またQ65「君に生きるのを手伝ってほしい」ってプロポーズみたい?という質問に対して、「将也側に恋愛感情は絡んでいない」と答えてますが、これはあくまでこの「セリフ」がプロポーズ的な意図を含んでの発言ではないという意味であって、石田が西宮に対して恋愛感情を抱いてないってことにはならないと思うんですよね。
原作全体の話の流れ的にお互い両思いであると考えるのが自然だと思うので、告白して恋人になるかどうかは、西宮が修行を終えて帰郷してからの話なのでしょう。帰郷後のふたりについては読者の想像にお任せってことなのだと思います。
異論はあるかも知れませんが、ファンブックを読んで私はこのように解釈しました。
初めて書き込みします。
読み始めて一か月のにわかファンです。
アニメ化で話題になり、原作入手、手話の意味を知りたくなり、
このブログにたどり着きました。
ブログ主様の因果応報、キリストの話など、興味深く拝見しています。
ファンブックですが、オリジナル版目当てで入手しましたが、
やはり、大今先生のインタビューは意外でした。
二人の恋愛感情の話を読んだ後は、頭が???状態で大混乱でしたので
改めて、全巻、読み返してみました。
恋愛がメインテーマではない物語なのは明らかですが
やっぱり、二人の間には明らかに恋愛感情があると思います。
(というか、恋愛表現てんこ盛りですね)
例を挙げるまでもなく、
硝子は3巻の”うきぃ”で明確に好意を示していますし、
その後の紆余曲折を経ても、二人の結びつきが強まりこそすれ、
その気持ちが醒めてしまったとは思えません。
また、
将也は、7巻の硝子の東京行きについて、周囲から、
”一緒に東京にいけば”といわれて心が揺れますが、
そもそも”それほど好きでもない相手を追いかけて東京に行く”
という選択肢は普通ありえません。
(追いかけられる相手も迷惑でしょう)
植野からも
”そんなに好きなら一緒に東京に来ればいい”と言われ、
”うん”と答え、”好き”も”東京行き”も一瞬、肯定しています。
その後、”東京行き"は否定しますが、”好き”については否定していません。
肯定もしていないので、返答していない様にみえますが、
”好き”なことは”今更答えるまでもない自明のこと”だからと考えられます。
植野も、このような将也の態度から何かを悟ったようみえました。
他にも二人の恋愛感情を前提として周囲が行動、発言しているシーンが、
いくつもあり、それらから恋愛感情を排除してしまうと、
どう解釈してよいかわからなくなります。(全て周囲の勘違い?)
(特に植野は恋愛感情のない(希薄な)二人の関係に嫉妬しつづけ、
将也の寝込みを襲い、自分は選ばれないと諦めたことになります。)
なので、
一読者として、大今先生の言葉を否定できるはずもありませんが、
ここは自分の感性を信じて、物語を読めばいいのでは、と思いました。
何度読んでも、ラストシーンは
”将也と硝子は過去を乗り越えて、二人手を取って、幸せになれる未来への扉を開いた”
としか思えませんし、
”月がきれいだね”のシーンでは、どうしても夏目漱石を思い出してしまいます。
見方を変えれば、大今先生が与えてくれた以上のものを、受け取ることができた、
素晴らしい作品に巡り合えたと、感謝しています。
乱文、失礼しました。
先週映画を見てどハマりして、ここ最近はこのブログ含めて聲の形のことを調べまくってます。つい最近まで映画の感じや主人公とヒロインっていう作品の基本的な構図から二人は結ばれて当然と思ってました。
そう思っていると、ファンブックの内容のネタバレを見てしまって、作者から二人は恋愛感情がない、石田は30歳にもなって一人ということを見て落胆してしまった自分がいます。
気になりすぎてファンブックだけ先行して買って読んでみましたが、決してネットやここのコメントで書かれてるようなものではないと思いました。
最終巻以降のことは既に作者自身が手を離しており、まあこうなんかなーとある意味適当に想像してるだけだと感じました。
特に石田の人物像が作者自身といってることから、西宮との恋愛や結婚という単純なハッピーエンドで終わらせることは、いわゆる自己満足になってしまうためにやりたくないんだと思います。
だからこそ、これから未来のことはぼかしたことを言ってると思いました。
まあ普通に考えれば、これだけ運命に導かれた二人ですから僕の中では結ばれると思ってます。
ただ、西宮が前と違って自分自身を出すようになってるので、付き合ったり、結婚したりしたら石田は大変だろうなーと考えます。(笑)
そういう意味では、いつまでも悩んで石田はモヤモヤし続けるという作者の想像は共感できました。
長々となりましたが、もうすぐ全巻手に入る予定なので今から読むのが楽しみで仕方ないです。
このブログの考察もとても面白く、勉強になったので本当に感謝してます。
私も原作のファンで、ファンブックを読んで「生きるのを手伝ってほしい」発言に恋愛感情は含まれていないとの記述に驚きましたが、
それがイコール石田が硝子に恋愛感情を抱いていないということにはならないと思っています。
あの場面では、あえてそういう感情を込めず、謝罪と励ましをしたかった。一対一の人間として西宮と真剣に相対したかった、ということだと思います。
そこから始めないといけないという思いの表れかな、と。
硝子も同じように理容師になりたいと石田に語る時に「プロポーズのように聞こえるから」恥ずかしそうにしているが、それは本当にそういうつもりが無いから恥ずかしそうにしているのだ、と作者は語っています。
同時に硝子が石田を好きなことも作者は認めている。
つまり互いに相手を好きでいるけど、全てのシチュエーションでその感情を言葉に乗せるわけではない、ということだと思います。
しかし「生きるのを手伝ってほしい」というセリフは素敵だ。
最初に読んだ時は痺れました。
恋愛でいろいろ考えてしまうのは、私だけではないことが分かって、嬉しい気がします。色々なコメントを読ませて頂いて、「なるほど」と思うことも沢山ありました。
整理すると、ファンブックでは「恋愛感情」は完全否定はされていないが、「恋愛関係」は完全に否定されていると私は理解していて、私が悩んでいるのは「恋愛関係」の方です。
「恋愛関係」の定義は、soraさんもこちらのブログで書かれていましたが、告白して双方が互いの気持ちを理解していることが、少なくとも必要だと思います。
他のコメントの欄でも書かせて頂きましたが、私は卒業から成人式のどこかのタイミングで、二人の間で告白が行われたと思っています。
その根拠は、青山の原画展でもらった、硝子が将也にバレンタインのチョコをあげようとしているイラストです。多分、どこかで硝子から将也へ「ちゅき」をやり直したのだろうと、私は思ってます。
このイラストは、大今先生からのファンサービスだったと考えることも可能ですが、たとえそうだとしても、最終回で描かれている二人は、私にとっては「恋愛関係」にあると思えることばかりです。
唯一、将也が西宮母に硝子の就職先のことを尋ねるシーンは、私も最初は「二人は恋愛関係にあるはずなのになぜ?」と思いましたが、次の様に解釈(想像)しました。
硝子が資格の取得を目指して実務経験を積むために東京へ行ったことは、作品で描写されています。そして私は、成人式のタイミングでは、既に硝子は資格を取得しているか取得寸前なのだろうと思います。
将也としては、資格が取れたのなら硝子に大垣へ帰って来て欲しいし、正直な気持ちとしては、ヘアメイク石田で一緒に働いて欲しいと思っているけど、それを言うとプロポーズになってしまうし、それを言える一人前の男にまだなっていない。
なので硝子には面と向かって聞けないけど、ホントは硝子がどうしようとしているのか、気になって仕方がない。それで、母親なら何か知っているのではないかと思って、聞いてみた。
上記は全て想像の話ですが、私はこんな感じだろうと思っています。(soraさんのブログ本編を読んで、想像を膨らませてみただけです)
つまり、両想いの二人は成人式までの間に「恋愛関係」にはなったけれど、結婚につながる話をするほどのステージには全然達していない、ということではないでしょうか?
私が悩んでいる過程を、今まで色々コメントしてしまったのですが、私もファンとして、こんなに好きな作品をこんなことで嫌いになることは出来ないし、「作品は好きだけど作者は嫌い」ということになるのも嫌です。
で、思ったのですが、大今先生のインタビューをみると、「みんな嫌いです」とか「一番の美人は結絃です」とか書いてあって、それと同じなだけではないかと。
多分、大今先生一流の返し方で、「そんなこと聞かないで。作品を読めばわかるでしょ。」ということでじゃないかと思います。勝手な解釈かも知れませんが、そう思えば解決ですね。
せっかく買ったファンブックは、ショックを受けて2回くらい読んだだけで放ってあるのですが、上記の様に考えることにしたのと、昨日映画を観て感じるところがあったので、また読みます。
カバーのイラスト含め、カラーのページはすごく良いし、前から読みたかったけどネットでは断片的にしか見つけられなかった最初の作品など、ファンにとってお宝ですよね。
http://koenokatachi.seesaa.net/article/442304800.html
考察ではありつつ、割と私的な恋愛観の話にもなっているので、これが「絶対」だというつもりはありませんが、もともとこのブログで私が「恋愛」と呼んでいたものはどういったものなのか、ということを説明しています。
恋愛意識があったとしても将也にとってはかなり無自覚な状態で、脳内で硝子呼びしていたとは思えなくて・・。その瞬間おばあちゃんが憑依したのかなと想像しています。
それから地味に気になるのが、マンションから飛び降りる前に硝子が浴衣の帯飾りを外している事です。何か理由があるんでしょうか。どなたか知っていたら教えてください・・!m(_ _)m
妹を結絃と呼び、姉を西宮と呼んでいる将也は、恋愛意識の自覚はなくても、心の底では硝子と呼びたいと思っていた。それが驚愕と焦りのせいで、口をついて出てしまった。ということかなと私は思っています。
将也が本当は硝子と呼びたいけれど、それができないというのは、第55話「帰宅」でも描写されていますね。
もしくは、聞こえるはずがないけれど、いろんな西宮さんじゃなく、硝子本人に絶叫が届いて欲しいという、将也の切実な願いが口に出たのかも。
橋での再会が実現したのは超常現象だったらしいので、案外、かきつばたさんの想像が正しいのかも知れませんね(笑)。
浴衣の帯飾りは、ベランダの柵を乗り越える邪魔になるので、硝子が自分で外したのだろうと私は思っています。
マガジン掲載当時、硝子が花火からの帰りに乱暴されて、それを苦に自殺を図ったと解釈した人もネットにいましたね。それぐらい衝撃的な回でした。
暴行されて、なんて解釈した方もいたんですね・・。
咄嗟の硝子呼びはなんとなく不自然な気がしたんですが、心の底に硝子と呼びたい気持ちがあったんでしょうか。「自分はいじめの加害者だから。」と感情を殺してるんだったら、切ないですね。それなのに東京行きを反対したり、独占欲強めな将也が面白いなと思います(^_^)
個人的に、読者が「この漫画はこうあるべき」等言うのは良くないと思ってはいるんですが、作中で将也硝子があれだけイチャイチャしていたのにファンブックでは「恋愛ではない」コメント・・。落差がある分ダメージも大きくて、公式で認められない事がこんなに辛いのかとか、ファンブック読まなきゃ良かったなんて考えました。2日間くらいヨレヨレになってたんですが、3日目になんだか「まあ、いっか」と思えるようになりました。
色んな解釈が出来るところが、聲の形の大きな魅力なんだと思っています(^O^)
はじめまして最近聲の形にはまったものです
ファンブックを読んでいていろいろと悩むところもありましたがこのブログのおかげでもやもやが取れましたありがとうございます
最後のファンブックに書いてあった本当の握手について自分はすごくうれしい気持ちになりました
それは今までちゃんとした握手をしてない二人がちゃんとしたからです
そしてこれは石田が西宮に最初に会っていった友達になれないかのシーンを思い出しました
いままできなかった握手をやっとここで回収したんだなと感じました
この握手から西宮と石田も恋愛感情が生まれてくるのかなと思います
ここからは自分の妄想なのですが友達になった石田達はまた1巻に戻ると思います
高校時代と違いお互いちゃんときく、ちゃんと見るができる状態なので喧嘩とかもいい意味ですると思います
石田も西宮も好きという感情を表にもっとだしていくんだと思います
デートごっともデートになり最後は告白で終わってほしいですw
そしてこういう恋愛関係を作者が書いてくれるなら蟹の形ではなく別のタイトルででしてほしいです
作者はこの作品を恋愛とかとは違うといっているので
長文になってしまいすいません
このプログの人たちの意見とかを読んでいて自分も書きたくなり書かせていただきました
タイトルを変えて出してほしいというのはもう罪で動くのでなく自分のために動いているからです
そして二十歳という大人になったのでまた新しくやってほしい願いをこめて書いております
作者の意見も尊重したいのでそれならタイトル変えたほうが書きやすいのかなと思いました
ただこれは自分のわがままあり、願望です
説明が下手ですいません
ファンブックの作者インタビューで混乱しました。二人に恋愛感情、関係がない、、はずがないじゃないですか。今までの将也の行動描写には恋愛感情がなければ説明つかないものが多数ありますし、硝子に至っては言わずもがな、、
管理人さんのファンブックの作者恋愛コメントをちゃんと解釈付きで説明してくれて共感しました。それで救われました。
どなたかが作者嫌いだけど作品が好きな作品になりそうとありましたが、私もそうなってしまいそうです。
あれだけの運命的な二人を結びつけて欲しかった。そう感じさせる描写が少し欲しかったです。
日が経っているためわ品切れが多いなかメルカリで取り寄せて購入したのに、、なんですかあれは。恋愛物にしたくなければ同性での設定にしたらよかったのでは?恋愛感情を散りばめておいてなんかモヤモヤしますが、私としては二人があの後幸せに生活することは想像難くないと思っています。pixivのその後小説をみてモヤモヤ消化したくなるぐらい、作者インタビューは夢がなかった(;_;)
作品は好きだけど作者は嫌いになりそうだったarcos1546です。
私も「聲の形」関連の小説をpixivで読んでます。
いろいろありますが、以下の2つが秀逸だと思ってます。
1つは結絃視点で書かれた「うきぃ」に至るまでの話。
かなり前の作品ですが、作者さんのお名前を、こちらのブログのコメント欄で一度お見かけした記憶があります。
soraさんの謎解きに沿った内容になっており、結絃の活躍ぶりが最高です。
もう1つは連続の長編で、高校卒業後1年目の6月7日に将也が東京へ硝子に会いに行く話、成人式当日のその後の話、ヘアメイク石田の社員旅行の話、そして将也が硝子と温泉旅行に行く話がシリーズになっています。
小学校・高校時代の友人たちと石田家・西宮家の皆に背中を押されながら、将也は罪の意識を乗り越えてついに硝子へ告白します。
硝子も、「私といると不幸になる」呪いを克服し、二人は一緒に幸せになる決意をします。
最近、二人が温泉旅行の帰りに市役所に行く場面(何をしに行ったかは言うまでもありません)が書かれましたので、これで完結かなと思ってます。
モヤモヤ解消にお勧めです。
紹介いただいた、2つのpixiv小説は私も以前読んでいて秀逸な作品だと感じていました。
結弦視点での猫ポーチプレゼントから「うきぃ」までの話を題材にしているsinewさんの「自分じゃ見えない」ですが、本当のスピンオフ作品かと思うほど原作の描写、また管理人さんの考察も参考に書いていると思われ、読んでいて楽しめましたね。
また、GASさんが書かれた6月7日のデートから最後将也と硝子が婚約結婚までの話を描いたものは長編シリーズで、文量もボリュームがあり甘酸っぱい二人の関係を知的な文章で清々しく描写してあり、このまま結婚後の続編が読みたいと感じるぐらい良い作品でしたね。
将也と硝子が二人仲良く幸せになってるものをみると本当に心が温かくなります。