第41話の冒頭で、橋崩壊事件後、毎日かかってくる植野からの電話を将也が放置していることを、石田母が気づいて何とかしろと咎めるシーンがありますが、

第5巻160ページ、第41話。
このシーン、よくよく見ると…
石田母の右手の指のつき方が「左手」のそれになってしまっています。
エプロンの腰紐を締めようとしている手(右手)は、この角度から見るなら本来なら指が左右逆でないとおかしいところです。
この部分は、単行本では直るかと思っていましたが、結局直らずにそのままでした。
こういうのは、大今先生にしては珍しいのではと思います。
この構図なら右手は甲が見えてなきゃおかしいですもんね。
左右が入れ違うのは珍しいというよりお約束なのではないかと思うようになってきた今日この頃。
製作工程の問題にせよ、認知能力の問題にせよ。
それで面白くなくなるわけではないので、別段気にもなりませんが。
確かに白えんぴつさんがおっしゃるように、こういう頭の中でイメージするだけでは描きにくいシーンについて、大今先生はもしかすると「写真とかの見本がある構図」でだけ描いている(だから左か右かをあまり気にしない)可能性はありますね。
あえて「直していない」というのも、そのあたりが原因なのかもしれません。