2014年12月23日

第49話を受けて、これまでの真柴の言動を再チェック(1)

※このエントリは、第49話連載時に書いたものです。そのため、その後の連載の内容と齟齬があったり考察に変化がある場合があることをご了承ください。

これまで謎の多いキャラとして描かれていた真柴について、第49話は「種明かし」の回となっています。
ここでは、第49話で明かされた内容を受けて、真柴が最初に将也に声をかけてきたときから、橋崩壊事件までの真柴の「謎に満ちた言動」を再チェックして、そのとき真柴がどんなことを考えていたのかを考えてみたいと思います。

1)将也への最初の話しかけ

真柴が最初に将也に話しかけたのは、バカッター事件での停学が解除され、将也がクラスに復帰してきた初日でした。


第3巻10ページ、第15話。

このときの真柴の思惑については、第49話のモノローグで完全に明かされていて謎はなくなりました。
「変わっている」将也に近づくことで、自分が普通であることを確認しようとしていたのでした。


2)遊園地遊びへの参加と映画参加

これも、1)と同じ理由だったことが分かりました。


3)ロケハン時の暴力的な反応(かばん持たせの女子小学生、竹内)


第5巻38ページ、第34話。

基本的には、過去に受けたいじめ被害がいまだにトラウマになっていて、いじめ加害者やいじめに無理解な先生を受け入れられず暴力的な対応をとった、ということになると思います。
竹内については、第49話の真柴の過去のいじめの回想のなかで、「先生も 僕のこと 面白がってたくせに」と川井に話している場面があり、このときの竹内のような身勝手で責任逃れをするような教師には、当時を思い出して怒りがこみあげたのでしょう。


第5巻54ページ、第35話。

ただ、ここで少し気になるのが、同じく高校生になった後の真柴が、直接のいじめ加害者と再会したときには、直接的な暴力で復讐せず、教師になって加害者の子どもをただ見守ってやる、といった非常に遠回りで間接的であま暴力的でない復讐をしようとしていること、ここでやたら直接的な暴力を振るっていることとの整合性です。
これについては、度重なる被害経験からの恐怖などの学習で、直接の加害者には手が出せなくなっている(その分、赤の他人には暴力的になれる)ために、その復讐だけは非常に回りくどいものになっているのだ、と解釈しておきたいと思います。

このあとは、いよいよ問題の「登校日」の会話の考察ですが、ここから長くなりそうなのでエントリを分けます。
posted by sora at 08:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 第6巻 | 更新情報をチェックする
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