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2014年12月05日

第61話、植野が伝えたことと隠したこと(3)

※このエントリは、第61話連載時に書いたものです。そのため、その後の連載の内容と齟齬があったり考察に変化がある場合があることをご了承ください。

さて、第61話で、植野が語ったことと語らなかったことを考えていますが、ここまでで触れたこと以外にもう1点、植野が明らかに「語ろうとして語れなかったこと」があります

それは、

「知らないこと」の3つめ。

です。


第61話、9ページ。

いったい植野は何を語ろうとしていたのでしょうか?
これはもう、考察するまでもなく、

11)植野が将也のことを好きだということ。

これしか考えられません。

そもそも、植野が今回将也の家にわざわざ押しかけて「話したかったこと」は何だったのか、ということを考えなければいけません。

それは何かといえば、恐らく、

・島田の救出劇のことを伝えて、島田との和解の可能性を改めて探りたい。
・小学校のころに将也・硝子いじめをやってしまったこと、今も硝子が嫌いなことを素直に告白して謝罪したい。
・そのうえで、自分が将也のことを好きだということをちゃんと伝えたい。


おそらく、このあたりだったんじゃないかと推測します。

この中でも、植野が特に伝えたかったのはやはり「好きだという気持ち」だったと思うんですね。

というのも、植野は「あんたこそなーんも知らないのね」の前のコマ、「次 2つめ!」のコマ、どちらも顔を真っ赤にして照れて、続きをしゃべるのを逡巡しています。


第61話、5ページ。

でも、実際に「次の話題」をしゃべるときには、照れが消えているんですね。

つまりこれは、植野は上記のどちらのタイミングでも、本当は「実はアタシはあんたのことが好き」というのを伝えようとして、でも照れて伝えられなくて別の話題でごまかした、ということを示しているのではないか、と思うのです。
そして結局、「2つめ」の島田ネタで将也の優しいことばに泣き出してしまって、将也に泣き顔を見せられなくて、本当は一番伝えたかった「3つめ」を伝えられないまま走り去ってしまった、のだろうと思うのです。
(もちろんそれだけでなく、優しいことばを受けて、改めて「いまの将也」に惚れ直してしまって、むしろ別れにつながってしまうような「告白」をするのをやめてしまった、ということもあると思います。)

ちなみに、実は先の7)から9)を話すつもりだったのでは?という仮説は、最後に走って去っていくときに「自分で考えろ」と言っているところから、将也が「自分で考え」ても思い当たるはずのない7)〜9)が「3つめ」であることはありえないため、否定されます
タグ:第61話
posted by sora at 07:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第7巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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