2014年11月22日

最終話、同窓生が最も驚く相手は?

さて、最終話のラストは、将也と硝子が手をとりあって水門小の同窓パーティ会場の扉を開けるところで終わっています。


第62話、20ページ。

ここから先は想像で補うしかありませんが、このラストシーンのあと、水門小の同窓パーティに現れたかつての仲間たちのうち、同窓生たちに最も驚かれるメンバーは、誰でしょうか?

それは、恐らく「将也と硝子のカップル」ではなく、

佐原

だろうと思います。

将也と硝子については、もちろんかつてのいじめっ子といじめられっ子のカップルという組み合わせはサプライズではありますが、意外と多くの人は「ああ、あの頃は好きだったからいじめていたんだな」という答えをあっさり出して納得してしまうんじゃないかと思われます。

逆にいうと、ふたりがカップルになっている、それ以外の「理由」を見つけることは同窓生にはほとんどできないでしょうし、また深層心理的には、将也が「硝子のことを気になっていたからこそいじめていた」というのはあながち間違いでもない、ということもありますね。
実家が理髪店の将也が、実家を継いで理容師になる、というのも、あまりサプライズのない順当な進路に映ることでしょう。

一方、佐原ですが、小学校時代の佐原は外見もぱっとしない、身長も高くない、恐らく学力もそこそこの、目立たない生徒でした。


第3巻8ページ、第15話。

しかも小6ではいじめにあって不登校になってしまい、中学校ですら保健室登校だったという、本当に影の薄い生徒だったはずです。

そんな佐原が、成人式ではほとんどの男性が勝てないほどのものすごい長身になり、モデルとして通用するスタイルを得て、東京で活躍していると知ったら、誰もが驚かないわけにはいかないでしょう


第59話、1ページ。

しかも、不登校の原因だったはずの植野をむしろ引っ張るような「強さ」を得て、さらにはファッションブランドを自ら立ち上げて20歳にして社長になってしまう、ここまでくると同窓生には「驚きのあまり声も出ない」くらいの「勝ち組」に映るのではないかと思います。

そう考えると、同窓会で誰もがあっと驚く大成長を遂げた筆頭が佐原である、というのは間違いないところなのではないかと思います。

それ以外では、

・フランス留学をしている島田

も同窓生の話題の中心になりそうですが、それ以外に、個人的には話題になってそうだ、と空想(妄想)する参加者として、

・結婚して子どものいる竹内と喜多

というのもありそうだな、と思います。
葬式回で、喜多が結婚指輪をしていて、気持ちお腹が大きくなっている?という描写がありましたが、結局回収されていません。


第4巻148ページ、第31話。

竹内が手話を覚えている、という伏線も加味すると、やはりこの2人は結婚していて、硝子での失敗をそれなりに反省して手話を夫婦で勉強している、と考えたい(妄想したい)ところですね。

もう「最終回ラストシーンのあとの同窓会」が実際に描かれることはないのでしょうが、いろいろ空想が広がります。
posted by sora at 07:54| Comment(5) | TrackBack(0) | 第7巻 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もしかつてのクラスメイトたちが、将也が硝子を「好きだったからいじめていた」と改めてとらえ直すとすれば、それは未来(あるいは現在)に向けての過去の再解釈ということになりますね。
補償すべき過去の過ちという、物語の出発点でありながら、今やとっくに乗り越えられてしまったように思われたテーマが、クライマックスにおいて形を変えて再び登場したように感じます。同級生たちの前に硝子と共に現れた将也は、立派に罪を償った前科者というよりは、他者と適切な人間関係を築けるまでに成長を遂げた人間として映るのではないかと思います。
将也にとって、適切なつながりを築こうと誰よりも模索した当の相手は、(第1巻も含めて)終始一貫して硝子でありました。
Posted by ジョー at 2014年11月22日 12:11
リアルだと「西宮ぁ、行きたいか?俺らロクな思い出ないもんな小学校なんて・・6時までどっかで暇潰さない?」という流れになりそうですが(笑)

まあ、佐原の変貌ぶりや広瀬の結婚に注目が集まって
石田と硝子のカップルはそれほど注目を集めることは
なさそう

広瀬の彼女ってLINEの写真の女なんですね
ママ宮に似ていて単なるモブキャラとは思えない丁寧な描写はは何か意味あるんでしょうかね?
Posted by prijon at 2014年11月22日 22:27
皆さん、コメントありがとうございます。

確かに、将也はカースト転落前の時点でも、他人とうまく人間関係が築けていたかといえば、そうではなかったんだろうと思います(将也自身も、第61話で植野にそのころのことを反省して語っていますね)。

そんな状態で硝子と出会ってしまったために、将也は硝子をいじめてしまいました。出会った瞬間に衝撃を受け、何だかんだで初めて女子に関心を持っている将也の様子を見ると、振り返ってみると本当のところ、やはりこれは将也の初恋だったんだろう、と思わずにはいられないところですね。

だから、「好きだったからいじめていたんだな」は、リフレーミングではなく最初からそのとおりだったということで、それがようやく今になって成長して「好きだから優しくできる」に変わっただけなのかもしれません。

広瀬の奥さんがモブの割にけっこう描き込まれている、というのはそのとおりですね。

広瀬って実はやせると将也と似ていますし、広瀬の奥さんは西宮母似で、硝子はもう少し年をとると西宮母にもっと似てくると思いますので、この広瀬一家というのは、将也と硝子の未来を暗示する存在なのかな、とも思います。
Posted by sora at 2014年11月22日 23:45
こちらでは初めての書き込みになります。
まずは完走おつかれさまでした。
まだまだ続くであろう考察も楽しみにしております。

広瀬一家についての言及が出たので、便乗してみます。
子連れで出席した広瀬夫妻の、奥さんは西宮母似
広瀬があまり妻子に注意を払わず、置いてけぼりにしかけていたこと、子どものかぶっていた帽子が耳当てつき→耳を隠す

あらぁ?もしかして…この子に聴覚障害があったりするループ?なんて気がしてしょうがないです。
Posted by 文鳥の人 at 2014年11月26日 01:02
文鳥の人さん、

コメントありがとうございます。

広瀬の子どもに聴覚障害、というのはちょっと(本当にあったら)やりすぎだという気もしますが、もし誰かが「広瀬についてのスピンオフ」を書くとするなら(大今先生自身も含めて)、広瀬の子どもに何らかの障害があって、という展開になる可能性はあるかもしれませんね。
Posted by sora at 2014年11月26日 23:14
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/409349320
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック