2014年11月11日

第60話、意外と難解な時間考察とは?

第60話をカレンダーにマッピングするのは、非常に簡単です。
硝子のメールが「昨日は」ごめんなさい、となっていることから、第60話は第59話の後半の翌日であることが確定しているからです。


第60話、3ページ。

ところが、そう考えると逆に少し不思議というか、違和感を感じなくもないことがいろいろ出てくるんですね。
簡単にいうと「イベントが詰め込まれすぎ」なのです。

1)「東京治安マップ」はいつ買った?

第60話の1ページ1コマめは、2ページめ以降と違って寝間着っぽい私服なので、硝子から東京行きを告げられた当日の夜だと推測されます。
でも、このときに将也の部屋には「東京治安マップ」なる本があり、将也が読んでいた形跡があります。


第60話、1ページ。

この本は、いつ買ったのでしょうか?
地方のコンビニに売っている本だとは思えませんから、わざわざ橋からの帰り道に書店に寄って買ってきたということでしょうか。
だとすれば、もしかすると「恋の形」も、姉から借りたんじゃなくて自分でそのときに一緒に買ったのかもしれません。

2)写真コンクールと結絃登校のタイミングは?

第60話で結絃が冬服の制服で将也の家を訪れるエピソードは、第59話の橋でのエピソードの翌日です。(第60話での硝子のメールが「昨日は」ごめんなさい、になっていることから)

そして、第59話の橋では結絃は私服でしたから、第60話の結絃は、まさに再登校初日だったことになります。
さらに、その再登校のきっかけは、写真コンクールの入賞だった、ということなのですが、

では、西宮家はいつ結絃の入賞を知ったのでしょうか?

ここは、時間軸がぎちぎちですが、以下の流れしかありえないことになるでしょう。

日曜日:佐原のファッションショー。少なくともこの時点では写真コンクールの結果も知らず、また硝子の上京についても聞かされていなかった(だから登校再開についてもまったく関心がなかった)と思われる。

月曜日:結絃、硝子から上京の意向について初めて聞かされる。(これはもしかすると日曜の夜かもしれませんが、土曜にしゃべらずに日曜にしゃべる必然性がないので、月曜に学校で推薦状関係で何か動きがあって、それで月曜に語られた、と考えるほうが自然です。)

火曜日:結絃が橋から帰ってくると、写真コンクールに入賞していることを知らされる。
一方、硝子は将也の反対を受け、上京を諦めるつもりだということを結絃に話す。
結絃は、硝子が上京をためらう理由の1つに自分の存在があることを知り、それを避けるため、コンクール入賞を1つのきっかけとして、学校に登校することを決意。

水曜日:結絃、登校再開。クラスメートから写真コンクールのことで声をかけられてスムーズに学校になじむ。たまたま英語の小テストがあり、4点という悲惨な点数をとる。放課後、自宅に戻らずに将也の部屋に遊びに行き、勉強を教えてもらう


物語の中で、第59話の火曜日から第60話の水曜日にかけて、非常にたくさんのイベントがまとめて起こっていることが分かります。
ちょっと詰め込みすぎな気がしますが、これもエンディングに向けた怒涛の展開の一環なのでしょう。


ラベル:第60話
posted by sora at 07:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 第7巻 | 更新情報をチェックする
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