2014年10月23日

第7巻、残り4話で取り上げられるテーマは?(3)

さて、第7巻の残りで取り上げられそうなテーマで、結絃の今後、将也の進路を考えましたが、当然、

3)みんなの進路

も、将也のそれとあわせて描かれるだろうと思います。
こちらについては、既にこれまでにも何度も予想したので細かくは繰り返しませんが、

硝子:いうまでもなく「最終就職先」はヘアメイクイシダ。ただ、そこに至るまでに、佐原と同じ専門学校に通ってヘアメイクを勉強したり、当初は普通の理髪店に就職したりといった展開はあるかもしれません。

植野:妖精衣装が役に立って東京の短大に進学。上京のために地元を離れる場面(地元の駅のホーム?)で、将也とのやりとりがあるのではないでしょうか。


第5巻90ページ、第37話。

佐原:地元の専門学校に進学。先に触れたとおり、硝子と同じ学校に進学する可能性があると思っています。


第5巻90ページ、第37話。

真柴:進路を教育学部から変更。具体的な「新たな進路」はちょっと思いつきませんが、真柴自身もそれは同じで「教養学部みたいなところにとりあえず進学して、将来なにをすべきか大学に入ってから考える」的な進路選択をするのかもしれません。

永束:ビッグフレンドとしての関係を続けるために、あえて将也と同じ大学に進学。ただ、この展開にするためには、将也も浪人せず進学できることが条件になりますね。大学でも映研に所属し、58話での屈辱をバネに映画撮影を続けるのではないでしょうか。

川井:たぶんもう描かれないと思います。(実は将也とは密かに小学校からずっと学校が同じ「幼馴染の腐れ縁」なので、意外と大学も同じだったりする可能性はありますが)


そもそも、この「聲の形」の物語が慌しい高3時代を舞台に設定しているのは、きっと最後に「それぞれの進路」を重要なテーマとして描くためだったんだろう、と最近感じるようになりました。

そして、「ロードムービーみたいな終わりかた」という、作者インタビューでの発言は、ラストシーンが収束感のあるハッピーエンドではなく、みんなが散り散りにそれぞれの進路に向かって去っていき、この先はどうなっていくのか分からない、といった、どちらかというと「発散感」のあるエンディングになることを示唆しているんじゃないかな、と想像しています。

そして、それらと比較すると、実はこれは描かれないんじゃないかと最近恐れているのが、

4)将也、硝子の告白。

です。
硝子は第4巻ラストの番外編での「すき」のリベンジ練習、将也は第43話ラストでの「ちなみに 俺はさ」の続き、という形でそれぞれ相手への告白が伏線として残されていますが、「打ち切りみたいな終わりかた」の一環?として、これらの伏線をあえて回収しない、という大技が炸裂してしまうのではないか、と何となく感じているんですよね。

そして、主人公2人にあえて「告白」をさせない、その代わりに、硝子と将也の「進路」が、お互いがお互いを人生のパートナーとして選択したとしか思えないものになるという形でオチがつくのかもしれませんね。

あと4話、本当に「終わり」が見えてきてしまいました。
寂しいですが、この物語の行き着く先をしっかりと見届けたいと思います。


posted by sora at 07:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 第7巻 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。

あと4回でどんなふうに幕を引くのか、見ています。続編はない前提で如何に読者を納得させるのか。昔から余韻を残しながらもうこの話しはお仕舞い、というやり方を活字の中ではお馴染みですが少年漫画の中ではなかなかうまくできた作家が見当たらない。 続編だらだらやっていくうちに新しいテーマで書けなくなった、次世代まで話を引っ張り過ぎてしらけた、幕の引き時逃がしているうちに長期連載になり飽きていく。大抵どれかでしたからねえ…続編ラノベをやったこどもアニメもあったけど
活字でもそうでしたが。赤毛のアンの11冊まで書き続けて作者が潰れた、ハイジみたいに別の作家が続編出しちゃうなど。そこまでやられると鼻白みます。

新鋭、大今良時さんの技量に期待します。短い尺で若い読者を如何に納得させ、次回作に移るか。同じ作品引っ張り続けるのは彼女の若さと才能、力量ではもったいないと思いました。
Posted by あらやん at 2014年10月23日 10:53
あらやんさん、

コメントありがとうございます。

ラストが近づき、多少物語がバタバタしている感もありますが、それでもしっかりそれぞれの話に「意味」を持たせて、物語が終結に向けて追い込まれていくのを見るのは感慨深いものがあります。

この連載を、リアルタイムで追いかけることができたのは幸せだと思います。

大今先生には、私も「完全新作」を次に書いてほしいですね。
すごく綿密に構想を練る方のようですので、もしかすると次の新作まで1年くらい待たされるのかもしれませんが、それでも構わないので、傑作を連発するようなすごいまんが家になることを期待しています。
Posted by sora at 2014年10月23日 21:54
残り4話。
安易な伏線回収と言う名の「事後処理パーティ」に走らず
尚も随所にドラマを散りばめるところにつけ、
大今先生の「伝えたいものを伝える」という気持ちが
強く感じられる気がします。

個人的には「残り4話」というよりは「残り3+1話」かなぁ、と考えてます。

将也絡みのエピソードがひととおり(将也の将来の夢等、気になることはあるにせよ)決着がついてしまった今、これ以上将也エピソードを語る必要はないのではないでしょうか?

それよりかは

結絃・・・自分自身と向き合うこと
植野・・・将也への「謝罪」の決着
硝子・・・将也への告白

といった各キャラクターが背負っている「未解決の宿題」を一話ずつ丁寧に解決して

最終話・・・(サプライズ含みの)エピローグ

じゃないかなぁ、というのが私が考えた「残り3+1話」です。
(まぁここまでくると、ただ私が
“これだけはみたい”という願望のほうが強いのですが)

一話一話、一コマ一コマがこんなにも「読んでいて楽しい」作品が
もうすぐ終わってしまうことはすごく寂しいことですが、
大今先生には最後まで「描きたいもの」を描ききって頂きたいと思います。


Posted by 冬月 碧 at 2014年10月24日 03:43
冬月さん、

コメントありがとうございます。

そうですね、もう私も、当たらないこと前提で予想を楽しんでいるところもあるんですが、将也についてはやはり「進路」だけは回収されるんじゃないかな、と思っています。

そして「結絃」ですね。これも写真コンも残っているし、きっと話があると思います。

植野は…どうでしょうか。
なんかいろいろ墓場まで持っていくフラグがたくさん立っているような気がしますが、あるとすれば「東京の短大進学のために上京」が最大の伏線かなと思います。

そして硝子。
硝子が出てくるとすれば、きっと「ヘアメイクイシダで働く」という方向性の話になりそうですが、私もこれはぜひやってほしいですね。
ただ、既に退院回で「ほのめかし」が終わっているので、このまま回収されずに将来のお楽しみで終わってしまうかもしれないな、とも思っています。
告白があるなら、プランターピックとセットでしょうね。

この作品は「引き伸ばし」がまったくないということですから、大今先生が当初から「描きたかったもの」そのものを最後まで見られるということで、それはとても幸せなことだなと思います。
Posted by sora at 2014年10月24日 23:33
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