実は、まんがのなかに、「これが川井が真柴に惚れるきっかけなんじゃないか?」という描写があります。
それは、第3巻で、将也がバカッター騒動での停学から復帰してきたときの場面です。私のカレンダーでの推測では、5月12日のできごとになります。

第3巻10ページ、第15話。
ここで、真柴が将也に「ねーねー あの事件のこと 教えてよ」と迫り、永束が「子猫ちゃんを助けた」と嘘をついたところで、川井が
川井「みんな 大げさに騒ぎすぎよ 石田君って 昔から ああだったんだから」
と返しています。
ここでは川井の顔になんのエフェクトもかかっていないところも注目です。

第3巻12ページ、第15話。
ところがそのあと、真柴から
真柴「へー 詳しーの? 川井さん」
と聞かれて、
川井「ま まーね 小学校から 一緒だったし…」
と答えるときは、声も動揺していますし赤面までしています。

第3巻12ページ、第15話。
さらにその後、川井に佐原の連絡先を聞いた将也が離れた後、真柴が川井のところまで行って「変なやつだな」と雑談が始まっており、このときも川井は手を口に持ってくるという、「好意を感じさせる動作」をしています。
思うに、このときの会話をきっかけに、川井と真柴はときどき話す関係になったのではないかと思います。
さらに3巻73ページで、川井と真柴が親しく話している様子が、わざわざその2人だけのコマで描写されています。

第3巻73ページ、第18話。
これが、カレンダーでは「5月21日」となります。
そして、川井の真柴への好意はどんどん高まり、上記のやりとりがあった5月12日から3週間あまりたった6月4日にイメチェン、ちょうど渡りに船とばかりに出てきた遊園地の企画や映画の企画に乗っかってゴリゴリと真柴にアプローチするようになった、こういう感じなのではないかと考えています。
あまり男子と話す機会がなかっただけだったのかもしれませんね
そうしてよく会話をするような仲になった真柴(石田狙い)を好きになったと……
コメントありがとうございます。
そうですね、この後、将也が近づいていったときも、異性に慣れていないかのようにとまどう表情を見せてもいましたから、川井は優等生的生活を送りすぎて、異性にはうぶだったのだろうと思います。
そこに、(もしかすると「石田と近づくきっかけになりそうだから」という下心もあって)近づいてきた真柴に惚れてしまった、ということだったのかもしれませんね。