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2014年08月05日

第47話、新たな「なぜ知ってるのか?」問題

さて、将也の身代わり転落事件では、第44話で「植野がなぜ知っているのか?」問題が浮かび上がりました。

時系列と情報の流通経路から考えて、植野が少なくとも病院にやって来る前に「知っている」ことは考えられないにも関わらず、事前に手紙まで用意して硝子を責めるなど、明らかに「知っている」行動をとっている、という矛盾です。

この矛盾は、ストーリーの根底を揺るがすものですが、このまま放置されてしまうのか、「植野視点回」で回収されるのか(回収されるとしたら驚きの展開が待っていそうですが)、注目されるところです。

さて、ところで今回、第47話でも、同じ将也転落事件について「なぜ知ってるの?」という疑問が生まれる描写があります。

それは、

佐原が、事件の際の将也の細かい行動まで知っている。

ということです。


第47話、4ページ。

佐原がこんなことをつぶやいています。
「私だったら 落ちそうなショーちゃんを助けるために 走って手を掴むことができたんだろうか」

このつぶやきは、明らかに硝子飛び降り事件について、単に内容だけではなく、硝子と将也の詳細な行動まで(映像的に)知っていることを示しています。
もっと平たく言うと、佐原は明らかに「結絃カメラの動画」を見ているはずです(もしくは結絃から、動画を見るのと同等の、非常に細かい話を聞いています)。

でも、だとすると疑問が生じます。
いったいいつ、結絃は佐原に動画を見せたのでしょうか?

佐原がそもそも「本当は飛び降りたのは硝子だった」と聞かされたのは、第44話で病院の外で硝子に暴行をふるう植野の言葉を聞いたときです。
そのあと第45話では、西宮母とのバトルのあと、佐原は植野のそばに寄り添っており、結絃とは大した会話もしないまま別れています。

そして、今回の第47話が、そのあと初めて将也の病室に行った日ということになるでしょう。
そう考えると、結絃の動画を見たタイミングがちょっと見当たらないのです。

無理に考えると、

1)西宮母とのバトルのあと、ヒールの折れた靴の代わりに病院のスリッパを借りにいっているときに、結絃に動画を見せてもらった。

2)第45話で帰宅したあと、佐原が結絃に電話をして、細かい話を聞いた。


このどちらかくらいしか思い当たりません。

もう1つ気になるのは、結絃はあのデリケートな動画を、石田母以外の人間にまでホイホイ見せるのだろうか、ということです。

…ここまで書いていて思い出したことは、1つ前の第46話で、永束も硝子の飛び降りを知っていた、ということです。

そう考えると、1つの仮説として、

植野と西宮母のバトルが終わったあと、結絃・佐原・永束というガムシロ組のメンバーが一時的に話をする機械があった。
そこで、結絃はこのメンバーに限って、信頼できる相手としてカメラの動画を見せ、事件の詳細を語った。
その後、永束は帰宅し、佐原はスリッパに履き替えて植野のもとに戻り、結絃はその辺をぶらぶらしていて、後で植野につかまった。


という展開が隠されていた、と考えることができるかもしれません。
これなら、永束と佐原が詳細を知っていることをうまく説明できているように思います。

どうも、この「硝子の飛び降り、将也の転落の真相」については、情報を「知っている・知らない」の関係が錯綜していて、これが作者の意図通りなのか、微妙に破綻ないし矛盾しているのか、ちょっとはかりかねるところがありますね。
タグ:第47話
posted by sora at 08:07 | Comment(5) | TrackBack(0) | 第6巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もしかしたら、逆ではないでしょうか?

例えば、
1.結弦は飛び降り事件の真相を、事件直後既に石田母に全部伝えていた。

2.石田母自身は、永束に連絡したものの、あまりのことに全部信じきれず、何かの間違いだと思っていた(例えば、ベランダで硝子と息子が争って、弾みで息子が落ちてしまった、など)。

3.翌日、病院で結弦のカメラを見て、ようやく硝子の自殺が本当だったこと、石田がそれを止めようとしていたことを確信する。

つまり、石田母も橋メンバーも事件の真相を全部知っていて、あまり橋メンバーの事情を知らない石田母だけは半信半疑だった、ということです。

これだけ書くと、石田母が「息子を信用しない最低な母親」に見えなくもないですが、石田母は西宮家に対し、昔息子が硝子を虐めていたという負い目があるので、そうなっても仕方なかったと思います。

・・・というのはどうでしょう。





Posted by アルパッカ at 2014年08月05日 13:26
アルパッカさん、

コメントありがとうございます。

ちょっと、その解釈は厳しいように思います。

第44話をみると、結絃は石田母に2日目に病院ロビーで「やっと会えた」と言っています。連絡先を知っていて、そんな立ち入った話まで連絡済ということは、この会話からはありえないと思います。

また、石田母はカメラを見る前、「将也が硝子に何かやった」と西宮母に言っています。これも、もし「聞いたけど疑っていた」だとしたら、西宮母の前で語る話ではないと思います。

これらから考えると、やはり石田母と結絃は、あの44話の最初で事故後初めて会った、石田母が永束に伝えたのは小や転落の事実だけ、と考えるべきと思わざるを得ません。
Posted by sora at 2014年08月05日 21:33
佐原さんは永束経由で詳細を知ったと考えます。
ただ以前コメントしましたが結弦が彼にカメラを見せるタイミングが不明。
乱闘直後の結弦メンタルでそれが出来たか疑問です。
Posted by はむはむ at 2014年08月06日 03:48
厳しいですか(笑)
確かに、色々腑に落ちない箇所もありますが・・・。

でもやはり僕は、石田母は結弦から全部聞いていたんだと思います。

その根拠は、石田母が将也の転落場所が西宮家であることを知っていたことです。

44話で石田母は西宮母に、「こんな形でご迷惑をおかけして」と言っているので、soraさんが以前仰いました通り、「転落場所が西宮家のマンション」だと知っていたのは間違いないと思います。

だとしたら、「それを教えたのは誰か」ということになります。
将也を救助した人は、水に落ちた音は聞いたとしても、転落場所まで知っているとは考えられません。そうなると、石田母に転落場所を教えたのは、硝子から事情を聞いた結弦ではないかと思います(石田家に出入りしていた結弦は、おそらくその連絡先も知っていた)。
その際、「なぜ落ちたのか」も伝えなければならないので、その時事故の詳細も一緒に伝えたのだと思います。

以下は、自分の憶測で考えた、飛び降り後の流れです。

1.石田飛び降り直後、結弦・西宮母は硝子からメールで事故のことを知る。

2.慌ててマンション下の川に行ってみると、飛び降りた将也の救助で騒ぎになっていた。

3.結弦は、石田母に電話で事故の詳細、病院の搬送先を伝える。

4.石田母は病院に駆けつけたが、結弦・西宮母は自殺しようとした硝子の身を案じて硝子の元へ行く(翌日、硝子の腕にサポーターが付けられているので、その処置も西宮母がしたのだと思います)。

5.翌日、病院でようやく石田母と出会う。

推測の部分は多いですが、石田母が既に転落場所まで知っていたならば、それを教えられのは、硝子から事情を聞き、石田母と連絡が取れる結弦だけだと思います。そうなると、事故の詳細もその時伝えられたのではないでしょうか?

長々とすみません・・・(汗)
Posted by アルパッカ at 2014年08月06日 09:26
アルパッカさん、

石田母が、転落場所が西宮マンションだと知っているかどうかは、よく分かりません。
たしかに「こんな形でご迷惑をおかけして」と言っているのですが、第43話で、朝、「迷惑にならないように」と言っていることを受けているようにも見えますし、そもそも石田家はこれまでも西宮家に迷惑をかけているので、そのあたりから出たことばかな、とも考えられます。

ただ、たしかにおっしゃるとおり、結絃と石田母とのあいだにかなり早い時期からのコミュニケーションがあれば、つじつまの合う部分もあるのですが、やはりどうしても結絃の「店に連絡しても留守だし」が矛盾するなあ、と感じます。

難しいですね。
Posted by sora at 2014年08月06日 23:54
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