2014年07月11日

第44話、コネタ集

さて、第44話に関するエントリもたくさん書きましたが、ここでは1エントリ分にもならないコネタをいくつかまとめて書きたいと思います。

1)硝子が将也とペアルック?そしてケガしてる?
 これまで、ほとんど私服にバリエーションのなかった硝子が、今回新しい私服を着ていますが、なんと黒のTシャツに白っぽい短パンという、まさかの将也とのペアルック!


第44話、12ページ。

 これは偶然なのか、将也に対して何か思うところがあってのものなのか、とても興味深いです。ちなみにタグは出ていません。
 また、このコマでも少し分かりますが、肩のあたりにサポーターのようなものが見えます(スポーツブラにしてはさすがに見えすぎな気が…)。
 結絃が「うまく歩けない」と言っていたこともありますし、硝子は何かしらケガをしているのでしょうか?ここはかなり気になるところです。

2)佐原のヒールは成長のきっかけ?
 背が高いのにいつもハイヒールをはいている佐原。
 その不自然さから、「これは伏線じゃないのか?」という話は当初から指摘されてきましたが、今回、そのヒールが折れるという象徴的なイベントが発生し、「慣れるためにはいてる」という佐原の声が聞けました。
 佐原はヒールで「背伸び」して勇気を手に入れることで最初の成長を達成しましたが、さらに「その先」に進んで「成長を証明する」ために、今度はそのヒールを脱ぐ展開が今後きそうですね。

3)やっぱり弱かった佐原さん
 今回、佐原は植野と硝子の修羅場にあって、前回の橋事件のように逃げてしまわずに、果敢に植野に歯向かいます。
 でも、即座に植野に「ドン」とつき倒されてひっくり返り「ペチャ」と尻もちをついてヒールまで折れてしまい、あげくに守っていたはずの硝子ももっていかれてしまいます。


第44話、15ページ。

 硝子をかばうことに成功していた時間は1分もなさそうです。
 よ、弱い…。
 この弱さは、植野に軽くなじられただけでだめになってしまった小学校時代を彷彿とさせます。 
 「強くなろうとすごく頑張ってるんだけど、やっぱり根は弱い」という佐原のキャラクターがうまく表現されているシーンだと思います。

4)硝子の耳の傷と植野の暴行跡
 次回以降、将也が目覚めて、転落時の記憶が残っていたら、耳の傷のことを硝子に謝る展開がくると思うのですが…
 耳の傷どころじゃない大ケガを植野が負わせちゃってるよ! きっと硝子は今後数週間は顔じゅうボコボコで見てられない容貌になるはずで、そんな状況で耳の傷なんていう「ささいな話題」ができるのかどうか心配です。
 もしかすると、映画のために買ったあの「目出し帽」をかぶって登場、という、犬神家の一族オマージュみたいなシーンも出てくるかもしれません(笑)。

5)ギャグ漫画的表現の面白さ
 今回、内容はシリアスでハードなバトル漫画的要素も満載で、大今先生の画力が光っていると思うのですが、同時に興味深いのが、あちこちにクスリとするようなギャグ的要素が散りばめられているところですね。
 まず、西宮母は相変わらずの瞬間移動ビンタ(37話ぶり2回目)に加えて、「瞬間移動土下座」を見せました。
 さらにこの土下座に結絃が加わり、また硝子も佐原にかばわれている場面で丸まっていますので、今回は「西宮家全員うずくまって丸まっている」という描写が出てきたことになります。
 植野の暴行描写も、表情はもはや「準ヒロインがやっちゃいけないレベル」になってますし、硝子の髪をつかむ場面はまるで大根の収穫のようです。


第44話、16ページ。今年もおいしいダイコンが収穫できました。(?)

 「マルドゥック・スクランブル」での作画を思えば、もっとシリアスに描く力量を持っている大今先生ですが、今作ではあえて「ギャグ漫画的要素」を織り込んでバトルシーンを描いているように思えます。


ラベル:第44話
posted by sora at 16:14| Comment(18) | TrackBack(0) | 第6巻 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もう展開がカオスと化してきて何がなんだか・・
植野は一線を越えちゃったし(米国の某掲示板では
植野は完全に悪役レスラー扱い(笑))

かつて、少年誌掲載のマンガでここまでヒロインたちをいろいろな意味で「落として」きたマンガがあったのでしょうか?すごすぎます・・。

少し前まで私も人並みの読者として将也と硝子の幸せなラストを願っていましたが、もうどうでもよくなってきました。とにかく、二人が五体満足で終わることを祈るのみ(笑)。

まあ、作者もインタビューで「安直な恋愛ラストにはしない」「硝子を聖人、天使として描くつもりはない」みたいなことを言っていたように思うので、ある意味、私は読者として先生の想定通りに忠実に反応しているのかもしれませんが・・(笑)
Posted by レッドバロン at 2014年07月11日 18:51
初めまして。よろしくお願いします。

おっしゃるように、
硝子さんの右肩に見えるのは、肩が脱臼したために肩や腕を圧迫固定するためのサポーター、コルセットと思います。
着衣、脱衣を容易にするために首周りのゆったりした服だと思います。作画側からすれば、ケガをしているのを読者に見せるためだと思います。

また、ゆったりとしたパンツも左手だけで、着衣、脱衣が楽にできるように配慮したものだと思います。(13ページ)男の人にみたいに‥いかないでしょ?

髪を掴まれると本当に痛くて、辛いです。

Posted by ノエル at 2014年07月11日 19:56
硝子の肩に見える「サポーターのようなもの」は、ご指摘の通りサポーターそのものでしょう。飛び降りたところで片腕を急に掴まれたのですから、肩にかなりの負荷がかかったことは間違いありません。
さらに右腕そのものも全話通じてなぜか描写されていないので、右腕を黒シャツの袖に通さず中で腕を吊っている可能性がありますね。
あと、硝子はゆるふわのフェミニンな服装が好みみたいですから、肩を負傷したとなると動きやすいジャージ系のカッコをするしかないでしょうね。

それにても佐原さん、いつも尻モチつかされて効果音が「ぺちゃ」。植野に硝子の自殺未遂を伝えられてなすすべなく黙らされてしまうところは哀しかったですね(植野は「暴力の本質」とその有効な活用法を熟知したキャラだと今回理解しました)。

その抜群のスタイルと本作品に数少ない「一般人・常識人」らしさから佐原は好きなキャラ(その「常識人代表」的こころの弱さも含めて)なのですが、そういう「いい子キャラ」が常に非力であるところに大今先生流のリアリズム、あるいはドSぶりを感じずにはいられませんね。
Posted by ブラウニング at 2014年07月11日 20:17
服はTシャツじゃなくてガーディガンだと思ってましたよ。
病院なので、入院患者がよく着てるようなカーディガンだとばかり

硝子の私服・・・「デートごっこ」で、いつもスカートの硝子が、
「デートなのになんで作業着着てんの?工場なの?」と思えば、行き先が、割と本気の運動公園デートだったのは、芸が細かくて実に良かった。動きやすいファッション(石田はいつも同じ格好だが・・・でも靴が微妙に書分けられてるように見えなくもない・・・)


植野は、・・・普通あそこまで殴ったら逮捕ですね。
でも石田のつけた傷は一生モノなので死ぬまで消えないけど(だから石田は落ちる前に、更に罪の意識を感じてそう)、植野のは、所詮女の腕力だし、作者の絵に迫力があるからそう見えるだけで(まあハデに血も飛んでるけど)、実際には大したダメージはないかも

私も高校生のとき付き合っていた彼女に4発くらい殴られましたが、すぐに傷が消えました

長いツメで刺された掌の傷も、不思議とすぐ消えました
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年07月11日 21:31
ノエルさん

はじめまして。最近こちらのブログによく出入りさせていただくようなった者です。

硝子のサポーターについての説明がだぶってしまい申し訳ありません。しかも内容は私のそれよりはるかに適切。私がコメント執筆を始めた時には、まだノエルさんのコメントが掲載されていませんでしたので、投稿後にリロードされた画面を見て「しまった」となった形です。

今後はエディターを別ウィンドウで開いて執筆し、こまめにリロードしながら投稿状況を確認した方がよさげですね。
管理人さん含め、どうぞご容赦ください。
Posted by ブラウニング at 2014年07月11日 21:44
はじめまして。twitter含めいつも興味深く拝読しています。

佐原のヒールについて今までそらパパさんと似た考えをしていましたが、第44話の「慣れるため」発言を目にしたあと、また異なる考えも持つようになりました。
スタイルに恵まれ、服飾の勉強もしている彼女はモデルになることを将来の夢として抱いているのではないかと。
「慣れるため」とは、モデルが履くような高いヒールに困らないようにするためということではないでしょうか。

もしそうであれば、今後彼女がヒールを脱ぐ展開は必要なくなる気がします。
Posted by ng_ok at 2014年07月11日 21:47
皆さん、コメントありがとうございます。

44話は実は展開としてはとてもオーソドックスで、どちらかというと大今先生の漫画としての表現の妙を楽しむ回だったように思います。

硝子がケガをして、サポーター的なものをしているのはたぶん間違いなさそうですね。だとするとますます植野の暴力はひどい、ということにはなりそうです(見れば分かるわけですし)。

佐原はいいキャラですね。
ある意味、変な人ばかり(笑)の聲の形ワールドのなかで数少ない良心だといえます。(そして、だからこそ弱く設定されているというのは確かにリアルですね。)
ヒールに「慣れる」というのは、そうやって大きな「自分」というイメージに、実際にも「近づいていく」という意味に近いのか、ng_okさんがおっしゃるように、実際に慣れることで何か新しい方向性を目指しているのか、今後明かされていくことになるのだろうと思います。

養老公園デートについては、あれだけ落ち込んでいる硝子が、ちゃんとTPOをわきまえて運動のできる服装をしてきているのはちょっと面白いところでしたね。(でも実際、あの公園はすごく危ない公園なので、山登りレベルの格好をしていかないとケガします(笑))
Posted by sora at 2014年07月11日 22:24
ブラウニングさん
かぶっちゃうのなんか、よくあることでしょ?
どうかお気になさらないでくださいね。

ミスターパーフェクトさん
殴られた身体の痛みより、心の痛みのほうが
治るのに時間がかかるし、痛かったのではなかったかなぁと思います。思い出させちゃったならごめんなさい。

身体の苦しみ、それに伴う様々な心の痛み、苦しみのなかをどうやって人は生きてゆくのか?
それを大今先生が、どうやって描いていくのでしょうね。
Posted by ノエル at 2014年07月12日 05:57
公園はマンガ内でも凄まじい斜面でしたね。
でも硝子はケガをしなかった・・・
やはり、前から思ってたけど、硝子はかなり運動能力が高い。スカートはいてても俊足なのが何度も描かれてるし、2人以上を相手に互角に戦えるほど喧嘩の強い石田とも、互角に喧嘩したり・・・(石田はあのとき、疲弊してはいたけど・・・)

喧嘩の強い美少女障害者ヒロインって素敵やん(昔の島田風)。ありがちな、「か弱い設定」を、金繰り捨ててる。何せ、他に見た事が無い斬新な設定


佐原は、植野の髪の毛に劣等感を抱いてると思うんですよ。植野の髪が綺麗なのは、乱発される「サラッ」という擬音からも明らかだし、一方佐原はかなりきつい癖毛です。(硝子もきれいらしい)
女性キャラで唯一髪に関する表現もない・・・

この部分、裏設定としてありそうなのだが・・・
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年07月12日 07:02
植野がけが人をあそこまで殴ったのは、
石田の痛みはあんなもんじゃないという意味もあるでしょう。本来自分が受ける筈のダメージを与えているという意味も・・・
いかに植野が石田に入れ込んでいるかというシーン。

なのに当の石田が、植野には全く興味を示していないのが、これまた皮肉な・・・(そしてきっと、石田は、あの場にいたら全力で植野を殴るw)
植野はクールなキャラの反面、暴走が物凄いですね・・・


佐原のヒールは単純に劣等感の裏返しだと思っていたので、モデル志望だとしたら全くの想定外でした。モデルなら、まず肌を治しそうなものだし・・・
恐らく受賞作品のあれも、自分が着る事を考えて描いたのかな。それを平気でDISった植野・・・

佐原と石田ママはこのマンガでは珍しい良心的人物ですよw


>ノエルさん
血がダラダラ出ましたが、不思議とすぐに止まりました。
よくマンガなどで、次の回でケガが治ってる病者があるけど、あれは別に作者の手抜きとかご都合主義ではなく、本当に普通に治ってるのだと思いますね。
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年07月12日 07:12
「小ネタ」というより、エントリを立てるまでもない「ちょっとした指摘」の一つなのだろうとは思いますが…。
44話において、硝子の「顔・表情」を正面から読み取れる画というものが一切排除されていたのは気になりますね。

後半部では植野にさんざん顔を張られているわけですから、必要以上のショッキングな描写を抑制するために(そこには「各方面」への政治的配慮という意味合いも含まれるでしょう)、あえて描くのを避けたという可能性は容易に予測できます。
しかし直接の暴行に至る前の段階でも、硝子の表情を明確に示すことは周到に回避されているのが注意深く読めばわかります。

おそらく45話以降につなげるための新たな「伏線」として機能させることに、その目的があるのはおおよそ予測がつきます。
ほぼ唯一彼女の内面を伺わせた表情描写は「眼」でした。2カットほどしかなかったと記憶していますが、にもかかわらず異様に濃密な描き込みがなされ、硝子の暗く深い絶望が重く描き出されていたと思います。

現在の硝子の顔は、植野の暴行によりかなり腫れ上がっていると思われますが、それを理由に「硝子は今回石田に会わないのではないか」との予想もなされていたりします。
また、会うにしてもそれなりの手当てをしてから会うのか、それとも傷だらけの素のままの状態で会うのか(ひょっとしたら、ここでも硝子の直接表情描写を回避するという裏ワザに出るかもしれません)…さあ、大今先生は45話でどう出てくるのでしょうか。
Posted by ブラウニング at 2014年07月12日 11:36
ブラウニングさん、

コメントありがとうございます。

あの場面では、硝子は植野の暴力に反抗する「理由」が何もないだろう、という気はしています。(極論すれば、暴行によって死んでしまっても失うものがない状態)
ですから、数少ない「目」の表情描写にあらわれていたものは、おっしゃるとおり「絶望」だったんだと思います。

暴行に関してちょっと面白い?のは、同じ張り手でも、植野のものは「パン」なのに、西宮母のは「バチ」なんですよね。
明らかに後者のほうが破壊力がありそうですね。
Posted by sora at 2014年07月12日 15:18
ペアルックに関しては
将也と『同じ姿』になるべき、という考えが現れてるのかなと思いました。
植野からの暴行に、防御も抵抗も反論もせずに痛みを受け入れているような印象だったので、将也と同じだけの痛みを味わおうとしてるのかと。
硝子は贖罪のつもりなのだと思いますが、植野からすれば『硝子の自己満足に付き合わされてる』状態なので、火に油を注いでいるというか…
その辺を見透かして
『こいつはボコってほしーんだよ』
発言があるのだと思いました。


Posted by サイト at 2014年07月12日 18:38
サイトさん、

コメントありがとうございます。

このペアルックですが、もし硝子が意識してやったのだとしたらなかなか意味深いことですね。
でも、(おそらく実際にはそうだと思いますが)たまたまそうなった、ということであったとしても、作者はきっと何かしらの「意味」は持たせているのかな、と思ってます。

いま進んでいる第6巻が、第2巻で将也がやってきたことを硝子に置き換えている(第2巻の結絃役=第6巻の植野?)のだとすれば、硝子が将也みたいなかっこうをしているのは、まさに!ということになりますね。そして植野(=結絃)からボコられる、と。
Posted by sora at 2014年07月13日 08:04
第44話の中に出てきたネタですので、こちらにコメントします。

将也が現在入っている病室は403号室ですが、今までに数字遊びのネタをいくつかしかけてきた大今先生のことなので、こちらも何かの意味を含ませているのではと気になっていました。
そして、先ほどネットサーフしている時に、「もしかしたら」と気づきました。
ネットサーフしていると、時たまに404エラーや403エラーに引っかかることありますよね。
技術的な説明になってしまいますが
http://e-words.jp/p/r-httpstatus.html

ようするに[403]は、「あんたは入っちゃダメ!」という意味になります。
現在、将也の病室は、植野が頑張っていて、他の人を入れない状況になっているようなので、共通性はあります(こじつけっぽいですが)。
大今先生は、よくネットの記事等も見ているとのことなので、もしかしたら、403エラーの意味を知って、病室の番号に採用した可能性って、ありませんかね?
Posted by ぽてと at 2014年07月27日 00:34
ぽてとさん、

コメントありがとうございます。

あー、書かれてしまいました(笑)。
これ、私も気づいたんですが、もう少し後のネタにとっていました。

403は「Forbidden」で、サイトは存在するけれどもアクセスが禁止されている、というエラーになりますね。

まさにいまの植野門番状態の将也病室を表しているといえそうです。
これはきっと狙っていると思いますよ。(^^)
Posted by sora at 2014年07月27日 09:09
あらら、それは失礼しました。
やはり、soraさんも同様の推理をしておいでだったのですね。

見方によっては、[天岩戸]状態ともいえますね。
[天岩戸]であれば、アメノウズメとアメノタヂカラオの連係プレーが必要ですが、その役は佐原と永束?なんだか、役不足(失礼!)のような気も(笑)

Posted by ぽてと at 2014年07月27日 16:22
ぽてとさん、

いえいえ、今後もいろいろネタがあったら教えてください。
さすがにこのペースでエントリを書いていると、最近はネタ切れが迫りつつあってまずい状況なので(笑)。
Posted by sora at 2014年07月27日 23:37
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