デラックスの靴を奪還して兄のげんき君に殴られるという「デラックス事件」は、将也と島田・広瀬との間に、決定的な溝を作ったのではないかと推測しています。
それより前、「第42回」のときも、島田は塾を理由に飛び込みを断りましたが、ヌートリアを見つけて結局飛び込んでいますし、デラックス事件についても、そもそもこのネタを楽しそうに振ってきたのが島田でした。
そして、第2小に出向いて靴奪還に成功し、意気揚々と帰ってくるところまで、将也のグループにはまだまだ一体感があったことが伺えます。

第1巻37ページ、第1話。
ところが、自宅で待っていたげんき君に本気で殴られるところを見て、様相が一変します。
この後、「年上に殴られるなんて名誉なことだ」という将也のことばに、島田は生返事をし、広瀬は賛同しません。

第1巻41ページ、第1話。
これは、「第41回」のときに石田母から「2人とも 嫌だったらこいつに付き合わなくてもいいのよ」と聞かれたときの二人のリアクションとは明らかに異なります。
そして、「第43回」の誘いには島田も広瀬も乗らず(広瀬についてははっきり拒絶)、将也の仲良しグループはここで崩壊します。
恐らく、島田はデラックス事件の「真相」をある程度見抜いたうえで、そういった考えにまったくいたらない(頭の悪い)将也を軽んじる気持ちを強めたのではないかと思いますし、広瀬はシンプルに「こいつといるのは無駄に危険すぎる」ということで敬遠したくなったのではと思います。
将也の視点からは、その直後に転校してきた硝子を「いじる」ことで、彼らとの関係が継続しているかのように映っていますが、実際にはデラックス事件で関係は醒め、それ以降は将也は裸の王様状態だったように見えます。
(だからこそ、学級裁判当日の放課後から島田に池に突き落とされるほど、あっさりとカースト転落したのでしょう。)
つまり、デラックス事件というのは、将也がある種の精神的幼さゆえに徐々に仲間を失って孤立していく流れを決定付ける大きな事件になっており、将也が孤立していく流れというのは、実際には硝子が転校する前から起こっていた(硝子が転校してこなくても、遅かれ早かれ将也は失脚していただろう(むしろ時期が早まったのでは?))、ということを明確に示す事件として位置付けられているのだと思います。
ラベル:第01話

一挙に不満が噴出、カースト逆転っていうのはよくあるパターン。
硝子が絡んだのはあくまできっかけ・・ですよね。
この事実は硝子の「無実」の証明となるはずですが、
それを二人が知るには、やはり「ラスボス」島田と石田の対決は不可避・・なんでしょうね。
この2人は西宮硝子の転校には関係なく決裂が暗示されていましたから
とはいえ2人にもまだ何かの役割はある気はしますけど…
それにしても4人で並んで歩いてる絵はいいですね
大好きです
コメントありがとうございます。
硝子いじめが必ずしも将也主導とも言えない、というのは、あの筆談ノートに、将也はウンコくらいしか描いてないのに対して、実際にはブスだの死ねだのさんざん書き込まれていることからも明らかですね。
島田の本音が聞ける展開はくるのでしょうか。
来て欲しいと思いますね。彼の心情はいまだによく分からないので。