2014年06月26日

第42話、リビングのドアはなぜ開いたのか?

第42話で、将也が西宮家に入ったとき、しばらくは硝子の不穏な動きに気づかず、結絃のカメラをいろいろいじっています。

そして次の瞬間、将也はベランダにいる硝子に気づき、かけよっていくわけですが…

ここでちょっと奇妙というか、矛盾していることがあります。
将也がマンションの部屋に入ったとき、ベランダまで見通せるリビングへのドアは最初、閉まっているのです。


第42話9ページ。ドアははっきり閉まっています。

ところが次の場面で将也がベランダの硝子を発見したとき、リビングへのドアは開いています。
まだこの時点で、将也は土足で玄関にいるのに、です。


第42話11ページ。これは硝子を発見してから少しあとのコマですが、まだこの時点で将也は玄関で土足です。

誰がこのドアを開けたのでしょうか?

一瞬、リビングドアが外開き(室内側ではなく室外側に開くドア)になっているのかと思った(だとすれば、ベランダの窓を開けたときの風で開くことは十分考えられる)のですが、上記の11ページのコマ、さらに12ページで将也がドアのところまで来たコマを見ると、やはり普通の内開き(室内側に開く)です。
内開きだと、「室内から室外」という風が吹かないと、ドアは開かないはずです。

うーん、これはかなり厳しい…
これを超常現象(祖母の霊が開けたとか)ではなく説明しようとすると、ちょっと下記くらいしか思い付きません。

1)このとき、低気圧が接近して天気が急速に下り坂だった。
2)そのため、外の気圧が急降下し、室内と気圧差が生じていた(室内気圧>室外気圧)
3)ベランダの窓を開けたとき、気圧差によってリビング→ベランダという外向きの気流が発生した。
4)それによってリビングの気圧が外気圧に近づき、今度は廊下→リビングという方向の気流が気圧差によって発生した。
5)この気流(風)によって、中途半端にしか閉まっていなかったリビングドアがリビング側に押されて開いた。


実際、ベランダに出て、まとめていたのをほどいた硝子の髪は室内→室外方向の風に強くたなびいているように見えるので、いちおうつじつまは合っていますね。

…まあ、苦しいのには違いないですが。
(なぜなら、マンションの部屋のドアを将也が開けたばかりなので、少なくとも廊下側は室外と気圧が同じになってるはずなので)

でも今回、「ドア閉」と「ドア開」の両方を、ものすごくはっきりと描いている(特に、「ドア閉」について、「単に暗いから見えなかった」で済ませればいいところを、ドアが閉まっている絵をわざわざ描いている)ことを考えると、もっとちゃんとした説明ができるのかもしれないのですが、とりあえず今のところ私にはちょっと思いつかないですね。
タグ:第42話
posted by sora at 00:01| Comment(29) | TrackBack(0) | 第5巻 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
4巻の質問です。
ジェットコースターで石田の横に佐原が乗り込むところで後ろに植野らしき姿が仁王立ち見えるけど、席とられて怒ってる図?作者の意図は何かあるのでしょうか?
Posted by 4巻買ったよ at 2014年06月26日 01:59
大丈夫。窓が開いている方向が風下なら部屋の空気が吸い出されて開きます。
その場合石田が開いた扉は風上ですから、
石田が扉を開けたことで風が通ったのかもしれません。


Posted by 白えんぴつ at 2014年06月26日 02:11
ドアが開いてよかった!ドアが開いてよかったよ~~~!

ふう。

ラストのコマ見て思ったんですが、硝子が明確に涙を流してるのは石田がノートを返却したとき以来初めてではないですか?勘違いだったらごめんなさい!
Posted by めりっさ at 2014年06月26日 07:06
これは単によくある作画ミスじゃないですかね。
この漫画でも他にもちょくちょくあったような。
新人の週刊連載は相当カッツカツなので、
見直す時間も無さそう・・・

ミもフタもないことをいってしまうと、
この体重の人間がこの高さから飛んでも多分死ねません。でも漫画だからあまりツッコむと、つまらなくなってしまいますよ・・・
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年06月26日 08:44
4巻買ったよさん

仁王立ちというか・・・
あれは「デカイのに割り込まれて驚いてる図」だといわれてますね
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年06月26日 08:45
この前後のシーン、突っ込みどころは他にもあるんですよね。
将也が西宮家に入るのはこれが2回目なので、勝手はまだよくわからないはず。
しかも夜なので、入ったら、まず玄関の照明を点けるのが自然だと思います。
うす暗がりの中で結絃のカメラを見つけますが、バッテリーチェックをするにも、暗い中ではどこにスイッチがあるかもわからないので、なおさらです。
でも、玄関の照明を点けると、硝子に気づかれてしまうので、このあたりは漫画の演出上の都合ということになってしまうのでしょうね。
Posted by ぽてと at 2014年06月26日 11:39
まあイジメていた美少女が何故か主人公のことが好き、ついでにクラスメイトの美少女も自分のことが好き、って時点でありえないし、つっこみ出すとキリがない漫画ですからねえ・・・結構でかい矛盾もチラホラあるし・・・

まあそんな部分は優しくスルーでお願いしますw
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年06月26日 12:56
皆さん、コメントありがとうございます。

4巻ジェットコースターについては、このエントリとは関係ないですが、あれは植野が、好意を寄せている将也の横に座ろうとしたら佐原に割り込まれてびっくり、というシーンだと思います。

ドアが開くか開かないか、についてですが、もう1つの可能性として、将也が部屋に入ってきたときは閉まっていたドアが、玄関のドアを閉めたときにその風圧で開いた、という可能性があることに気づきました。
こちらのほうが可能性がありそうです。
(多分、風下だというだけでは、「風の通り道のない室内には」風の流れは生まれないと思います。)

硝子が将也に涙を見せたのは、確かに2巻で筆談ノートを渡したとき以来だと思います。

あと、西宮家が何階にあるのかというのかという問題ですが、階段を上がってきた将也の息が切れているので、3階とか4階ということはないと思います。
花火が水平に見えているところからしても、7~10階くらいなのではないでしょうか。
Posted by sora at 2014年06月26日 21:30
ちいちはです。
個人的には気圧が外気の気圧が急速に下降した原因は近くで積乱雲が発達したのでは?と思います。
時期的に8月後半ですし、この頃の気圧配置は温帯低気圧よりも上空に寒気が侵入し大気状態が不安定
になるパターンが多いです。
もしかしたら「ドン」っていう音と閃光は花火ではなく雷なのかなとか思ったりもしますが・・・。
すみません、何せ気象予報士なものでして・・・。
Posted by ちいちは at 2014年06月27日 00:14
ちいちはさん、

コメントありがとうございます。

ここは…難しいですねえ。
なかなか、内開きのドアが窓1か所だけで開くイメージはつきづらいです。

なので、気圧も下がってるとベターですが、それに加えて、将也が開け閉めした玄関ドアの風圧が助けになってベランダの方向にドアが動いた、と考えたいと思っています。
Posted by sora at 2014年06月27日 00:28
割り込みに関してはそうでしょうねぇ・・・
佐原って植野と本当に仲がいいようには見えないw


部屋は3階程度だと思ってましたよ。
7階ならさすがのやーしょーもエレベーターを使うだろうし、夏ならもっとバテバレで汗だくになるはず。

それに、7階以上の部屋にしては西宮家は部屋数も少ないんで・・・
正直最初見た時はそんな良い部屋というか、良い暮らしをしてるようには見えませんでしたw
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年06月27日 08:52
元々、ドアノブは壊れてたんですよ。
女ばかりの西宮家はみんな日曜大工が
苦手で放っておいた…
そういうことにしときましょうよ(笑)
Posted by レッドバロン at 2014年06月27日 12:33
そうですね(笑

ゆづがカメラを頼んだのもその他のあまりにご都合主義で できすぎた偶然も優しくスルーして欲しいですw
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年06月27日 13:18
ミスターパーフェクトさん、レッドバロンさん、

西宮家は母子家庭で、養育費もあの元夫では払ってるとは思えないので、決して裕福ではないと思います。

ドアノブについては、玄関ドアを開けたときには閉まっていたものの、玄関ドアを閉めた時点で、ドアを閉める風圧でリビングドアは開いた、と考えることにしました。

カメラを頼んだのは偶然ではないでしょう。
それを頼んだ後の西宮母と結絃のやりとりを見てもわかるとおり、あれは将也と硝子を二人きりにさせようという「魂胆」だと思います。
Posted by sora at 2014年06月27日 22:46
いや違いますよ。硝子が自殺しようとしていた
現場に、丁度都合よくゆづがカメラを頼んだ事についてですよ。

西宮家は案外お金があるかもしれませんよ。正看護師も準看護師も、給料は割高ですから。しかも学校にもいかず道楽してる次女を放置するだけの謎の甲斐性までありますw

それに一般的に7階から10階ともなれば、家賃も相当高いんですよ(私は3階~くらいだと思ってますが)。だからその支払い能力もある、と。

もしあの普段強気に振舞ってる、キャリアウーマンっぽい(?)母宮が非正規で低収入だったら、別の意味で切ないですね・・・この漫画・・・
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年06月28日 07:25
階数と言えば今回の話で謎なことがあったのですが・・・


石田君は、何故西宮家の階数がわからなかったのですかね?
鍵を見れば階数が書いてあるのに・・・

あのマンションは割と新しいセキュリティマンションっぽいから、記載されてないんですかね?
Posted by ミスターパーフェクト at 2014年06月28日 07:56
実際にググってみました。
管理番号で関係者しかわからない番号なんですね

私が昔利用してたマンションは、
そのまんま部屋番号が鍵に書いてありましたw
Posted by ミスターパーフェクト@連投失敬 at 2014年06月28日 09:43
ミスターパーフェクトさん、

コメントありがとうございます。

「カメラを頼んだ現場」といっても、西宮家自宅にすぎないですからね…。
もちろん、そこにあのタイミングで乗り込むことが奇跡であることは間違いありません。

あれより遅ければ間に合わなかったし、あれより早くて、「実行」に移す前だったら、適当に硝子にあしらわれて将也はカメラを持って家を離れて、その後硝子は「決行」したでしょうし、本当にあのタイミングしかありえない、というタイミングでした。

鍵ですが、私もマンションに何度か住んでいますが、鍵そのものに部屋番号が書いてあるということはなかったですね。
(古い木造アパートですら、最近は引っ越し時に鍵を交換したりするので、鍵自体には部屋情報はかかれてないと思います。)
Posted by sora at 2014年06月28日 10:07
さらに新しいマンションになりますと、
鍵にIDが埋め込まれていて、
エレベータにかざすと自宅階に行けたりします。
鍵に部屋番号が書かれていないのは紛失時の防犯対策ですね。
Posted by けんち at 2014年06月28日 13:59
けんちさん、

コメントありがとうございます。

オフィスなんかでも、手持ちの社員証では、フロアのドアどころか自分が行っていい階のボタンしか押せなくなっていたりしますね。
Posted by sora at 2014年06月28日 16:22
こんにちは。西宮家のリビングの扉は不思議な描写ですが、この話にはもうひとつ意味深な演出があるように思います。石田が階段で西宮家に向かった点です。

石田が西宮家を探す際、角部屋であることなど大体の場所は覚えているが、1)西宮家の階数を忘れていて、2)電話を家に置いてきている、という偶然が重なったために、足を傷めているにもかかわらずあえてエレベーターを使わないことを選んでいます。
エレベーターを使うことで西宮に気づかれる心配はないでしょうし、物語の展開には関係しない演出だと思います。石田はなぜ階段で西宮家に向かったのでしょうか?今のところ私には理解できませんが、何か意図があったのかもしれないと思っています。

リビングの扉の不思議な点は、明らかに開く動きや音を描写したコマがないことです。あくまで勝手に開いたように見えます。
ところで、49話のCDの登場で将也=キリスト説が再燃していますが、この扉をある種の奇跡と捉えることはできないでしょうか?もしこれが正しければ、救世主こと石田は超常的な力を発揮して扉を開き、西宮を救ったことになります笑。直後に咄嗟に腕を掴んで一人分の体重を支えるなど十分現実離れした状況ではありますが、それ自体は超常現象ではありません。もしこの事件にささやかな奇跡を描写するのであれば、この扉の演出のようになるだろうと思われるのです。

もはやムー的なオカルト仮説で申し訳ないですが、可能性を捨てきれない気もしています。
Posted by alps at 2014年08月23日 03:01
alpsさん、

コメントありがとうございます。

あの場面、将也が歩いて階段をのぼる展開になったのは、そうでないと将也が硝子に追いついてしまう、その1点に尽きると思います。

硝子はおっとりした女性で、浴衣に下駄?という格好でしょうから、歩くのは相当遅くなります。(障害も歩く速度には多少影響があるでしょう)

将也は「硝子に追いつきたい」とも思うでしょうから、これくらい将也にハンデをつけないと、「将也が部屋に入ったときには飛び降りの準備完了」というタイミングにはならない、ということなんだろうと思っています。

リビング扉が開いた場面は、その前のコマでわざわざ閉まっているドアを描いていることからしても、明らかに「閉まっていたドアがなぜか開いた」ということを描いているのは確かです。
ですので、「奇跡が起こった」と考えることは、あながち間違ってもいないのかもしれないですね。
Posted by sora at 2014年08月23日 21:31
soraさん、

ご回答ありがとうございます。確かに、石田は誰かの言った西宮さんじゃね?を聞いてから追いかけているので、そんなに離れていないことになりますね。浴衣の西宮さんに追いつかないために階段を使った、というのはとても納得できました。

丁寧な解説、どうもありがとうございました。
Posted by alps at 2014年08月24日 22:42
alpsさん、

コメントありがとうございます。

そういえば、ここは伏線が1つありました。
第3巻16話の最初の2ページで、石田が普通に歩いたら硝子がまったく追いつけなくて走ってようやく追いついた(そして顔をぶつけた)、という描写がありました。

普通に歩ける状態だと、これくらい速度に差がある、ということで、花火大会のときには将也に大幅にハンデを与えたのでしょう。
Posted by sora at 2014年08月24日 22:53
kindle本を読んで何故このエントリがあるのか不思議に思って確認に来たのですが、雑誌ではドアが書いてあったんですね。
単行本では真っ暗になって、ベランダの辺りだけ淡く光っていて、そこにいる硝子がぼんやりと見えているという、知っている読者にとっては実にコワいシーンになってますね。
Posted by kam at 2016年10月02日 02:14
kamさん、

コメントありがとうございます。

いただいたコメントを見て、えっ、こんなところも改変されていたっけ、と思って読み直してみましたが、少なくとも私が持っているバージョンの紙の単行本ではドアは描かれていますね。

あとのバージョンもしくはKindleで変わったのでしょうか。
Posted by sora at 2016年10月02日 17:44
kindle版を買って確認してみました。
すみません、こちらで引用されている画像(掲載時でしょうか)より
かなり暗くなっていただけで、ドアは閉まってました。
ドアのシルエットをベランダの景色と勘違いしていました。
混乱させてしまって申し訳ありませんでした。
Posted by kam at 2016年10月02日 19:25
Kindle版は持ってないですが、電子書籍のkinoppy版と、2016年9月28日第11刷発行の紙の単行本が手元にあるので両方確認してみました。このシーンはブログにアップされている画像に比べ、全体的に暗めに修正されているようですが、ドア自体は閉まっているようです。閉まっているドア窓の上2つは真っ黒に塗りつぶされていますが、下2つはうっすらと見えますね。
Kindle版だけ違うのか興味がありますね。
Posted by ななし at 2016年10月02日 19:40
はじめまして。
各エントリーを「なるほどっ!」って拝見させていただいてます。

今回のエントリーは、ここまでと比べても
「しっくりこない」と、思ったので、ついつい
コメさせていただいてます。

リビングへのドア、元々、開いていて
将也が玄関を開けた事で「キィ」と言う音を
たてた。
玄関を、ほぼ、全開に近い程に開いていたのに、
リビングドアが閉じた音がないので
玄関を閉めた際に、「バタン」と閉まる程度
でも、大きく開く事になった。
気密性の高いマンションって、良くありますよね?^^;

のかな?と。

ただ、読み直して更に疑問が出ました。

玄関が閉まった時に、リビングドアが開いたと
するなら、その時の将也は、リビングを真正面
から見ていました。

そこに、硝子のシルエットが見えていなかった
ようなんです。

玄関に入った時
「暗・・・」
と言い、外光が届かない掃き出しより先が
良く分からない状態なのに
玄関が閉まった後に、黒いボディのカメラを
直ぐに発見できているんですよね。

ドコにあるとも聞いてなく、普段、ドコに置いて
いるかも知らないはずなのに・・・

と、違うところが気になってしまいました。

将也は、暗順応が異様に高いとか、暗闇でも
視力の低下が無いとか、あるのかなぁって
違う話になりそうですw
Posted by たかっしー at 2017年06月23日 21:16
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