2014年06月24日

聲の形のWikiっぽいものを作る:登場人物編(9) 島田一旗

続いて将也の最大のトラウマ、シマーです。
いちおう「主要人物」のくくりに入れるのはここまでがいいかなと思っています。

ちなみに、今回の「Wikiっぽいもの」は、「完全に客観的でフラットな最大公約数的な解説をする」のが目的ではありません(そこが「っぽいもの」たる所以でもあります)。
それよりは若干踏み込んで、「明確に描かれていないことでも、多くの人が同意するであるような解釈や人物像はむしろ積極的に盛り込む」という内容を目指しています。


主要人物

島田一旗(しまだ かずき)

島田一旗

小学校時代の将也のクラスメート。集団登校用の安全旗がトレードマーク。
学級裁判前は広瀬とともに将也と行動をともにする遊び相手だったが、子どもじみた危険な遊びを続ける将也に対し、徐々に距離をおくようになっていた。
学級裁判後により将也が転落して後は率先して将也いじめを行なうようになり、将也に代わってクラスの主導権も握ったようである。
塾に通って私立中学を目指していたが失敗し、将也と同じ公立中学に進学することとなったが、そこでもかつて硝子をいじめたことを周囲に話すことで将也を孤立させた。これが将也に、一度犯した罪はどうあっても償えない、幸せな人生はもう手に入らない、といった絶望を植えつけ、自殺まで考えるようになる決定的要因となった。
そのため、将也にとって、島田は最悪のトラウマの対象ではあるものの、同時に、かつては親友でお互いに通じるものがあったはずという思いを未だに捨て切れておらず、複雑な感情を抱かせる対象となっている。
高校編では、植野の計らいで遊園地で一瞬再会したが、ほとんどことばを交わすことなくそのまま別れており、関係修復には至らなかった。将也とは異なる高校に進学しているが、詳細は不明である。特技はピアノ演奏で、小学校時代の合唱コンクールでもピアノを担当していた。なぜかたこ焼きに縁がある。

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posted by sora at 21:24| Comment(14) | TrackBack(0) | Wikiっぽいもの | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
学級裁判での島田の言動について(何もしていないということ)は他のキャラクターとの対比として特筆すべきことではないでしょうか。
あと「クラスの主導権を握った」というのは作中のどの描写を示しているんでしょうか。
それと「学級裁判後により将也が…」のあたり誤字がひどいのと将也将也くどいと感じます。
なんか批判ばかりですみません
主要人物はここまでということですが、あの屈強な母親達やあのwikiではひどい言われようの竹内先生などの分も楽しみにしています。
Posted by マスク at 2014年06月24日 23:07
マスクさん、

コメントありがとうございます。

学級裁判では、島田も竹内に当てられて「やめとけ的なことは言ったんですけどね…」と答えていますから、何もしていないということはないと思います。

クラスの主導権、というのは「カースト最上位につけた」的な意味で書いていて、将也からみたクラスメイトの描写で、常に一番前にいるといったあたりから書いているところです。

誤字については直しますね。

ありがとうございます。

母親、竹内、喜多あたりも既に原稿はありますのでおいおいアップしていきます。

Posted by sora at 2014年06月24日 23:49
毎度毎度水を指すような発言ばかりしてすみません。
島田が私立中学を目指していたという記述は、41話までにありましたか?私の記憶にないだけかもしれませんが…。

推測で書いているなら、私立中学を目指していたが失敗したと推測されると書いた方が適切だと思います。

私立中学受験のための塾は大抵5年生から入塾、都市圏では4年生くらいから入塾が一般的のようです。
島田は6年生から塾通いなので、ちょっと遅かったですね。普通の塾に行ったのかもしれません。
Posted by せら at 2014年06月25日 00:09
島田は石田たちが硝子をいじめているとき、猛烈に申し訳なさそうな顔をしていたので、いじめに加わるのがすごく嫌だったのだと思います。
石田がノートを捨てるシーンでも、冗談を装いつつ石田に謝れと言っていますね。
石田に対する仕打ちは、硝子を虐めていたのは石田だ、自分は石田を成敗してやっているんだと思いこむための物だったのではないでしょうか。

石田に感情移入すると川井や島田は偽善者、上手く立ち回っている本当の悪人みたいに見えてしまいますが、
作者が彼らにも彼らなりの背景を与えているということを見落としてはいけないと思います。
Posted by 白えんぴつ at 2014年06月25日 00:58
はじめまして
最近こちらのブログの存在を知り、興味深く拝見しております。

シマ君は小学生編連載時は某掲示板でさんざん叩かれてましたが、一巻を何度も読み返してると印象がガラリと変わりますよね。
西宮をからかう石田に対して常に批判的な発言してるし、学級裁判始まった時は嬉しそうな顔してるし。
石田イジメも彼なりの『正義』があったのかもしれないし、あの時何を考えていたのか、興味深いキャラです。



Posted by サイト at 2014年06月25日 16:29
島田も川井と同様、悪質ないじめっ子石田を成敗して
やった・・としか思っていない可能性大ですね。
連載当初から石田の子供じみた危険な遊びにウンザリ
していた描写がありましたが、西宮イジメもその延長
で苦々しく思っていたんでしょうね。

正義感というよりは、自らの立場を危機にさらす疫病神として石田を見ていたのかも

意外と真柴と島田・広瀬は親しかったりして?
石田視点では裏切り者でも、真柴視点では悪質なイジメっこを成敗した正義感の強い奴・・かもしれないし
Posted by レッドバロン at 2014年06月25日 19:59
皆さん、

コメントありがとうございます。

さすがに島田については皆さんいろいろな意見をもってらっしゃるな、と感じました。(ちょっと私のまとめのクオリティも低いですが…(^^;))

島田が、将也の硝子いじめのときに将也と違う行動原理をとっていた、という指摘を何件かいただいていますが、すみません、私はちょっとどのあたりからそう判断されているのかが分かりません。(私には、将也と同じように硝子をいじめているように見えます…)
これは率直なお願いとして、どのあたりを読み取れば、島田が将也のいじめを批判的に見ていたと読み取れるか、教えていただけるとありがたいです。

Posted by sora at 2014年06月25日 22:39
島田は内心を見せないというか、妙にさめているというか、そういうところがありますね。
例えば第1巻のデラックス事件でも38ページから39ページにかけて将也が「げんき君」に殴られるシーンでも植野と広瀬は心底から恐怖の表情を見せているのに対し島田だけは妙に冷静な表情です(これは、もしかすると、デラックス事件に島田が何らかの形で関与しているのかもしれませんが)。

あと、高校編についてですが、高校に進んだかどうかさえの描写もはっきりしないので、このあたりはもう少しぼかした方がよいかと思います。
Posted by ぽてと at 2014年06月25日 22:55
ぽてとさん、

ありがとうございます。

そうですね、島田は高校に行かずにテキ屋になってしまっている可能性もあるので、ちょっとこの「島田編」については時間のできたときに全面的に書き直そうかと思っています。
Posted by sora at 2014年06月25日 23:24
スタンスとしては「石田ともめたくないのでつきあいでいじめていた」ということになるのでしょうか。
硝子にとっては何の助けにもならないのですが、
石田との関係を見ていく上では大きな違いだと思います。

作中暗い表情をしているのは
・黒板の落書きを消した後、硝子に「ありがとう」と言わせてしまい(川井の笑顔が見事な一コマw)
・「これが正しい西宮の使い方だ」
・石田がノートを投げる前後
あたりが分かりやすいのではないでしょうか。

Posted by 白えんぴつ at 2014年06月25日 23:29
西宮イジメに関して島田と石田のスタンスの違いについてですが
まずは、他のキャラとは表情が違うシーンがありますね。
「これが充実感か!!」の所では、石田・植野・広瀬が笑顔なのに対して島田はつまらなそうな顔。
学級裁判が始まる時には、石田・植野・広瀬がヤバいって顔してるのに対して島田は妙に嬉しそうな顔。
真逆になってますね。
黒板消しのシーンも、「西宮さん無理してんなぁ」と言いたげな顔してます。

次に、西宮をからかう石田に対して島田が言ったセリフを抜き出してみますが、
・そーゆーの良くないと思いまーす
・またやってんの?
・バカなことしてんなーショーヤ
・(ラクガキを)消してあげよーぜ
・ショーヤぁお前やりすぎ
・えー俺お前が謝る所見たいのに

言葉だけ見てみれば、石田を止めようとしていたように見えなくもないですし、学級裁判の時のセリフも納得出来るような気もします。
もちろん、これらの言葉をどれくらい本気で言っていたのかわかりませんし、川井のように予防線を張っていただけという可能性もあります。
何より、結局は石田と一緒に西宮イジメてたよね?と指摘されればその通りなので、非常に複雑です。
イジメ問題の複雑さを体現してるキャラなのかもしれません。


あの時の事を島田はどう思っているのか、本編内で語られる事を期待しています。
案外、
「どーしたら良かったんだよ………」
とか思ってるのかも
Posted by サイト at 2014年06月26日 19:24
白えんぴつさん、サイトさん、

コメントありがとうございます。

改めて読んでみると、確かに島田は将也が硝子を露骨にいじめ始めるあたりから、ちょっと距離をおいたり、曇った顔をしたりしているようにも見えます。

また、将也の姉の男遍歴に妙に関心をもったりしているところからも、将也よりもすこしませていて、「女の子をいじめるなんて」的な正義感を感じていたのかもしれませんね。

島田については、まだまだ分からないところもありますし、まだこの後出番があると思っています。
Posted by sora at 2014年06月26日 21:40
島田が第42回度胸試しで一端将也から離れようとしたシーン。
その直前まで仲よさそうだったのにこのシーンでは暗い顔。それ以降も、ヌートリアって聞いて笑顔戻りましたけど、41回度胸だめほどに笑顔は見られない感じ。本人は塾始めたからといってますが、そんな理由だけで友達と遊ぶのを拒否するのって変だなと思ってました。
なにが、切欠なのかと思ったら、転校生がくるとなって
島田は「女子ならいいな!」とニコニコの島田に対し
将也は「女子はつまんねーからやだ!」と返してます。

島田的に、ここの意見の対立がネックになってるんでは?と。
今までは自分と将也はうまがあってたけど、今はもう違う、将也はガキくさいやつだと認識した瞬間なのかと思いました。
Posted by 加納かこ at 2014年09月04日 13:54
加納かこさん、

コメントありがとうございます。

島田のほうが将也よりマセていたのは、次々と彼氏を変えている石田姉に、島田がものすごく興味を持っていることからも示されています。

島田は、将也がいつまでたってもガキっぽいことに、だんだん共感できなくなっていったんだと思います。
Posted by sora at 2014年09月04日 21:25
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