これがなかったら、聲の形の中のほとんどの出会いはなかったか、別のものになっていたと思われるくらいです。

そんなわけでここでは、「バカッターの効果」をまとめてみたいと思います。
将也:1週間の停学になった。そのおかげで家出した結絃と出会えた。(結絃と和解できなければ、この後の全ての物語は成り立たなかったのでは?)
結絃:硝子と喧嘩して家出をするはめに。その結果将也と和解、好感度が劇的にアップ
硝子:家出した結絃を探して行方不明に、その捜索のおかげで後日将也と会うことになり、好感度が劇的にアップ
永束:停学中に将也の自宅におしかけたことで結絃と親しくなり、おそらくこのつながりから、将也のメールアドレスが硝子に伝わった。
真柴:バカッター事件で将也に強い興味を持ち、将也に話しかけ、その流れで後日友人になる
川井:真柴がバカッター事件で将也に興味を持っていることを知り、将也の話題に割り込んでくる。それがきっかけで佐原の進学先がわかり、佐原との再会のきっかけに。さらに植野との再会にも繋がっている可能性。さらには真柴と将也がこの事件を契機に親しくなっていったことから、川井も将也に近づくこととなった。
佐原:記事が出たことで昔を懐かしんで電車で将也を追いかけてくれた。おかげで再会することができた
植野:佐原との関係ができたことで将也に新しい動きが出てきたらしいことを察知し、将也に再度アプローチを開始

第37話、9ページ。真柴が将也に近づいてきたおおきなきっかけも、このバカッター事件でした。
…やはり、なんというか、ほとんどの友人関係のきっかけになっているのが、このバカッター事件だということがあらためて確認できました。
明らかに、この「聲の形」のなかでは、このバカッター事件は「結果としてむしろよかったこと」として扱われていますね(笑)。
ちょうどこの事件の回あたりの連載時(の少し前)には、まさにこういう、若者が反社会的な愚かな行為をネットに公開して炎上する事件が相次いでいて、けっこう社会的には厳しい制裁を受けた人が多かったように記憶していますが、「聲の形」のなかではそうでもないところがまた実に面白いところです。
ラベル:第10話
石田は県警サイバー犯罪相談室に駆け込み。
ゆじゅうは捜査の結果、お縄に。
石田および石田家も某掲示板で「特定しますた」され
長く風評被害に悩まされ、石田と西宮家はまたまた、取り返しのつかないシコリが・・という展開に現実にはなりそうな気がしますが。
と思いましたが、考えてみれば、コレといった被害者
のいない「川への飛び込み」程度ヤンチャなガキのネタ、それも一地方のネタ、がそう長く尾を引くはずもないか・・。
それより、真柴は本当にバカッターだけが理由で
石田に近づいたんですかね?何か過去に石田と何らか
の形で絡んでいた可能性はないんでしょうか?
コメントありがとうございます。
そうですね、最後でおっしゃってるとおり、よくよく考えると「川に飛び込む」くらいがなんなんだ、という気がしていて、特に炎上案件というほどでもないんじゃないかとも思います(笑)。
あと、真柴ですが、間違いなく過去に何かありそうですよね。
それが将也がらみなのか、ぜんぜん違うところでいろいろありました、で終わるのか、そのあたりが今後の楽しみ?ですね。
考えたこともありました。鞄持たされる身分だったし
(笑)
でも、それは「耳の聞こえない子初めてみた」という
真柴のセリフで敢え無くボツりました・・・(笑)。
コメントありがとうございます。
真柴=デラックスではなくても、真柴=デラックスと同じ第2小出身、という可能性はありますね。
私も、真柴は実は将也の過去のどこかとつながっているのではないかと疑っています。
そのあたりも、今後明かされていくのでしょうか。
34話で真柴が映画ロケの交渉すべく、最初は自分の
母校に電話をするもののあっさり断られるシーンがあるんですが、そこでは真柴の小学校の名前はわからずじまいでした・・・。やっぱり第2小?
あと、34話で気になるのは真柴にはすでに結婚して
子供が生まれる同級生がいる・・といっていること。
で、夢はその子達の担任になるってことなんですよね。
ちょっと待て!結婚って、子供って、同級生って・・真柴には17,18ですでに子持ちの十代の父(または母)の友人がいるってこと?
読み返して混乱してきました。真柴君、あなたは一体何者?(笑)
いろいろトンデモっぽく推理するなら、真柴ネタはいくらでも広げられますね。
例えば、真柴は実は3歳くらい年上で結婚していて、奥さんは喜多先生。喜多先生は硝子の扱いに失敗して左遷され、それを恨んだ真柴は左遷の原因は将也のいじめにあるとして将也に近づいた。
とか。
真柴は実は将也の姉の現在の恋人で、実は「子ども」というのはマリアのことだった!
とか。
まあ、どっちにしても「同級生」というところが全然ダメですけどね(笑)。