ちなみに、今回の「Wikiっぽいもの」は、「完全に客観的でフラットな最大公約数的な解説をする」のが目的ではありません(そこが「っぽいもの」たる所以でもあります)。
それよりは若干踏み込んで、「明確に描かれていないことでも、多くの人が同意するであるような解釈や人物像はむしろ積極的に盛り込む」という内容を目指しています。
主要人物
西宮硝子(にしみや しょうこ)

本作品のヒロイン。
先天性聴覚障害を持つ聾の少女。障害の程度は軽くなく、補聴器をつけても会話はほとんど聞き取れず、発話も不完全で内容を聞き取りづらい。
母親の方針もあって、小学校は特別支援学校ではなく普通校でのインクルージョン教育を選択するが、度重なるいじめを受け、将也のいた水門小学校のあとは、同校での担任だった竹内からの強いすすめもあって特別支援学校に移った。
小学校での硝子は、クラスに溶け込み友達を作ろうと努力するが結局うまくいかなかった。特別支援学校への転校以降、将也と再会するまでは
幼い頃からコミュニケーションでの失敗経験を繰り返したため、他人と意見をぶつけあうことが苦手で、周囲と摩擦が起こったときには愛想笑いでごまかすことが多かった。結果としてそれが「周りに相談もせずに身勝手なことをする」といった印象となることも少なくなく、クラスメートから敬遠されていく遠因ともなった。連載の高校生編では、このような硝子自身の課題への向き合い方についても描かれている。
自分のために手話を覚え、誠意のある献身的な行動をとる再会後の将也に好意を寄せるが、その気持ちは将也にはなかなか伝わらない。
祖母、母親、妹(結絃)との4人暮らし(連載開始時点)。自宅はマンションの一室、母親
作者曰く「西宮は優しいからああしているわけでも、強いから、弱いから、といったわけでもないんです。彼女は、彼女なりにたくさん考えた結果、ああするしかない、というだけなんだと思います。」とのこと。(*1)
*1 Cocohana 2014年4月号「まんが千夜一夜」第27回 大今良時先生 より
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さっそくなのですが
>将也と再会するまでは友達作りを諦め
本文のこの部分、一応作品上では「何かを諦め」た扱いになっています
(13話にて石田に「何を諦めたのかはっきり言わなかったけど」と言わせてます)
ここはぼかした書き方のほうがいいんじゃないかと思います
母親の職業については、単に病院勤務としてもよいかと思います。回想の所を見ると、看護助手の様にも見えます。でも、車やiPadを持っていたりするので経済的余裕は少しはあるようなので事務職に転じた可能性もあるのかな?
さっそくのコメントありがとうございます。
ウフコックさんのポイントについては「諦め」という表現を別のものに変えてうまくつなぐ形を考えてみます。
ぽてとさんのポイントについては、そのとおり反映させることにしたいと思います。
ありがとうございます。