まずは将也から。
ちなみに、今回の「Wikiっぽいもの」は、「完全に客観的でフラットな最大公約数的な解説をする」のが目的ではありません(そこが「っぽいもの」たる所以でもあります)。
それよりは若干踏み込んで、「明確に描かれていないことでも、多くの人が同意するであるような解釈や人物像はむしろ積極的に盛り込む」という内容を目指しています。
主要人物
石田将也(いしだ しょうや)

本作品の主人公。
小学生時代の将也は粗暴なガキ大将タイプの少年。耳の聞こえない硝子に、好奇心からいじめを行なってしまうが
学級裁判以後、スクールカースト下位に転落した将也は、手のひらを返すように自分へのいじめを行なう、それまで仲が良かったクラスメイトとは対照的に、いじめていたり取っ組み合いのけんかまでしたにもかかわらず最後まで自分を見捨てずに友達になろうとしてくれた硝子の優しさに気づくが、時すでに遅く、硝子は転校により学校を去っていた。
硝子への謝罪
再会後は、自分が奪ってしまった硝子の幸せな小学生時代を取り戻すことに使命感を感じ、献身的に硝子に尽くそうとするが、それは同時に自分が背負っている過去の罪への意識、自己否定、トラウマと向き合う辛い行動でもあった。
母親、姉、姉の娘マリアとの4人暮らし。自宅は母が一人で切り盛りする理髪店「HAIR MAKE ISHIDA」。
作者曰く「彼は私自身の分身として描いています。私が感じたり考えたりしていないことや、できないことは、石田にもさせられないんです。」とのこと。(*1)
*1 Cocohana 2014年4月号「まんが千夜一夜」第27回 大今良時先生 より
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wikiっぽいものについて違和感を覚えた箇所を挙げたいと思います
>硝子への謝罪と感謝の気持ちを伝えようと
感謝の気持ちという記述にかなり疑念を覚えました
後悔という方が適切もしくは記述を削った方がいい気がします
>再会後の硝子を「贖罪の対象」としてしか見られないでいるため、硝子から寄せられている好意に気づくことができず、また、自身のなかに生まれている硝子への好意にも向き合えていない。
ここは上手く説明出来ませんがwikiという前提で見た場合、めちゃめちゃ違和感がありました
「硝子と植野から好意を寄せられているが、そのことに気付いていない」
これくらいの方がスッキリ簡潔かなと思いました
コメントありがとうございます。
読み返してみると確かにご指摘のとおりですね。
ここの部分は修正します。
ありがとうございます。
このあたりをいかに簡潔に記述するか…。うーん。
コメントありがとうございます。
確かに、もともと将也は暴力的な少年なのですが、オリジナル版から読みきり、連載と移行するにつれて、「硝子に対しては」暴力だけではなく、好奇心とか興味で接する方向に変えられているところがありますね。
ちょっと修正を考えてみます。