この後、硝子はどんな学校に転向し、また中学・高校と進学していったのでしょうか。
まず確実にいえそうなのは、小学校の転校後に行った先は特別支援学校だろう、ということです。
これは、第35話9ページで当時の小学校の担任だった竹内がこう明かしています。

「俺が そーいう学校への転入をすすめなければ いつまで経っても気づかなかっただろうね」
ちなみに、このあたりについては「オリジナル版」ではもっと詳しく描かれていて、硝子自身に特別支援学校への転入をすすめる竹内が描かれています。

8ページ全体がそういう内容ですが、中心となるせりふとして、
「だからな 西宮
お前はこの学校じゃなくて
もっとお前のためになる聾学校とかに……
転校することも
考えていいんじゃないかと
思うんだ」
と竹内に言わせています。
さて、この転校については、もう1つ気になるシーンがあります。
それは、第4巻収録予定の第31話、12ページのこのシーンです。

西宮母が「また転校ね 正直 妥協よ こんな学校…」と言っています。
ここで「妥協」と言っている転校先は、どの学校でしょうか?
将也のいた学校への転校では「理解のある学校」(第1巻収録の番外編)と呼んでいましたから、35話での竹内のことばや、西宮母の教育方針などを総合すると、将也のいた学校から転校した先の特別支援学校のことを指している可能性が高いと思われます。
さて、小学校6年生で「わけあり」で特別支援学校に転校したとなると、その後まもない中学校への進学で、普通校に戻ることは考えにくいと思います。
ですので、おそらく硝子は中学も特別支援学校だと思われます。
聲の形の舞台は大垣市、といわれていますが、岐阜県にある聴覚障害むけ特別支援学校としては、「岐阜聾学校」が唯一のようです。こちらは小学校から高校、専門学校まで揃っている学校のようですね。
さて、問題は、高校進学時に硝子と家族が選んだのが特別支援学校の高等部への進学か、それとも普通校か、ということです。
この物語では、硝子が通っているはずの高校の様子やクラスメートの話題がまったくと言っていいほど登場しないのでまったく想像するしかないのですが、先の「妥協」という発言や、硝子の制服のモデルになっている(らしい)学校などを考えると、「普通校に進学した」可能性がけっこう高いんじゃないかな、と推測します。
このあたりは、この先の展開で明らかになるのでしょうか…?
第29話で結絃が祖母に「今まで 家ではぼーっと本読むくらいだった」と言っているくらいですし、友達づきあいみたいなものはほとんど「諦めていた」ということのようですから、もしかすると最後まで「硝子の通っている高校の話」はまったく登場しないのかな、という予感はしています。

いろいろな意味でごくごく普通の高校みたいですね、
そのモデルになっている(らしい)高校は。
本当に聾唖を除けば普通の女子高生のようですね、硝子は。
>「今まで 家ではぼーっと本読むくらいだった」
7話で将也に「今の学校で楽しくやってる」って語った
のは嘘?
しかし、永束みたいに見栄を張るためのウソをつくタイプではないですしね、硝子。単に将也を安心させたかっただけか?
このあたりの説明がされるかどうかは、全く予想できないですね。
7話の硝子の「今 通っている学校では なかなか楽しくやれているらしい」については、私もエントリを1つ立てて考察しようと思っていたところです。
基本的には、これについてはお二人のご指摘のとおり、第29話で「家でぼーっと読書」がこれまでの生活だった、といっていることも考えると、「楽しくやってるけど友達はいない(諦めた)」というのが真相に近いところなんじゃないかな、と思っています。