
ここで将也も不思議がっているように、このノートは将也が数か月前に硝子から奪って、池に投げ捨てたものですが、そのとき硝子は池に入ってノートを探しているんですね。
当然見つかっただろうに、なぜそのまま池に落ちているか、不思議がっているわけです。
実は、このシーンについては、連載になる前の読みきりでは別の描写があります。
硝子は池に落ちたノートを見つけていったん拾うのですが、クラスメートとコミュニケーションをとるためのノートで実際にはいじめられていることに絶望した硝子は、そのノートにもはや意味を見出せなくなり、またそのままそのノートを池に落としてしまうのです。

とても悲しいシーンですね。
でも、この「池に残されたノート」が、このあと高校生になった将也が硝子と再会する際のキーアイテムになってくるわけです。
の大切なキーとなるノート、読み切りでは硝子目線もアリだからか、何故池のなかに沈んでいたのか書かれていたところが、連載では書かれていないんですよね。
連載では濡れて家に帰り、結絃に自殺したいと告げた重要な日ですよね??
まだ「一度諦めたもの」もはっきりとはしていませんし、
今後硝子目線の話が描かれる時にでも描かれ
るのかな?
でも、自殺したいの原因は将也??
将也の件だけ?ではないですよね??
話が飛びますが、これだけ緻密で素晴らしい作品、今後ドラマか映画化されますよね??
二回水中に沈んでいるノートですが、普通のノートって、
「すぐに水の中には沈みません」
よね??
そこが謎!!
実写化される時には、革表紙とか、金属付きの重いノートとか使うのかな??
コメントありがとうございます。
「自殺したい」の原因が将也だけということはないと思います。
これはエントリを準備中ですが、筆談ノートには、「死(ね)」をはじめとする悪口がたくさん書いてありましたが、将也が描いたのはウンチの落書きくらいですから、それ以外はすべて別の人ということになりますね。
最後に心が折れることになった直接の契機は将也の池ポチャだったかもしれませんが、それまでにつみあがったものがあったのだと思います。
「諦めたもの」についてはエントリを書きましたのでそちらも参照いただければと思います。
http://koenokatachi.seesaa.net/article/400868849.html
http://koenokatachi.seesaa.net/article/400826544.html
ノートが水中に沈んでしまう、というのは確かに変ですね。(しかも再会したときも沈んでるし…)
きっと、この筆談ノートはものすごく「重い時間をすごしていた」から重くなったのだと思います。
いつも明快なご解答、有難うございます!
あの絵の中の硝子、胸が痛くて長く見れません。
コメントありがとうございます。
このシーンは読み切り版で新たに入ったものですが、連載版ではさらに重い物語として描かれていて、本当に胸が痛みますね。
自分はどうしてあのノートが池の中に落ちて数か月?たっても破れずしかもめくることができるのか不思議でしょうがありません…
あれってどう見ても普通の紙製のノートですよね…
コメントありがとうございます。
私の考察では、ノートが池の中にあった期間は1か月ちょっと(小学校時代のカレンダー参照)ですが、それでもちょっともたないかな、とは思いますね。
そのあたりはフィクションならではの展開ということで納得するしかないのかもしれません。