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2014年04月05日

硝子はなぜ聴覚障害になったのか?

第1巻収録の第2話で、川井が担任の竹内にこんなことを聞いているシーンがあります。



硝子がなぜ聞こえなくなったのか、この問いへの答えは、ずっと後、第4巻収録の第32話でようやく明かされます。

第32話で、「感染症」「予防接種していなかった」「ウイルス感染」ということばが出てきます。
(細菌ではなく)ウイルスによる感染症で、予防接種が一般に実施されていて、妊婦が感染すると子どもに難聴が生じる恐れがあるもの、というと「風疹」である可能性が高いと思われます。

つまり、硝子は「先天性風疹症候群」によって両耳が聞こえにくい障害をもって生まれてきた、ということのようです。

https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/400/150812.html
NHK生活情報ブログ 2013年03月30日 (土)
風疹で息子が難聴に 母の後悔、そして願い
posted by sora at 10:33 | Comment(5) | TrackBack(0) | 第1巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
私は3歳児の母で、この漫画の大ファンですが、第32話は大きな矛盾を感じるのです。
妊娠中風疹に罹患した西宮母が、生まれてくる子どもに障害がある可能性を知らないことはありえないと思うのです。
西宮母を診た医者が気づいて、何らかの説明をしているはずだと思うのですが...。

説明がないとすれば、妊娠初期の風疹抗体検査以降の感染で、西宮母が風疹に罹患した事実を医者に言わなかった場合のみだと思います。

先天性風疹症候群による難聴は高度難聴がほとんどのようです。高度難聴なら1歳半健診で指摘されるはずなので、そこから障害発見までに一年半かかるのも無理があるような気がします。

西宮母は娘の幼稚園等考えないといけなくなる三歳になるまで、娘の障害の事実に蓋をしてきたような気がするのです。
Posted by せら at 2014年04月19日 22:54
せらさん、

コメントありがとうございます。

確かに「3歳まで気づかなかった」という点については、物語上の都合をやや感じるところではありますね。

もしあえて「ありえる可能性」を探ってみるとするなら、西宮母の症状が比較的軽くてそのときは風疹だと思わなかったこと、そのため妊娠時には風疹感染が見逃されたこと、硝子の難聴が中度あたりで、1歳半検診では「様子を見ましょう」的なことを言われたこと、そのうえで、西宮母もどちらかというと障害がないことを信じようとして事実から少し逃げていたこと、こういったことが重なった場合が想定されるのではないかと思います。

この点、ストーリー的には、少し「逃げ道」が用意されているように見えます。
32話でもあるとおり、硝子は音の出るおもちゃに強い興味を持っているようです。
また、第1巻134ページ、135ページでは、将也の出す衝撃音的な音に対して反応しています。
また、第2巻25ページでも、将也の軽く橋を叩く音に対して反応しています。

つまり、硝子は耳が聞こえないことに対して、非常に幼い頃から、身体に伝わってくる「振動」に対して敏感になることで「適応」していく力があった、という可能性が考えられます。

そのため、西宮母からみて、いろいろな「音」(実際には振動)に反応する硝子の耳が聞こえないはずがない、といった思い込みが生まれていた可能性はあると思います。

(こういった思いこみ、「自分の都合のいいストーリーを信じようと思ってしまう心」は、実際に障害ある子どもを持ってみると、身にしみて実感するのです。)
Posted by sora at 2014年04月20日 21:55
確かに、音は振動を伴うものですね。ベートーヴェンもそれをもとにして作曲活動を続けたという逸話を思い出しました。
音の振動に反応する娘の様子から耳が聞こえると思い込む可能性もあるところまでは考えが回りませんでした。

ありがとうございました。
Posted by せら at 2014年04月21日 13:09
こんにちは。お話の終幕に来て、西宮ママの救いを見た後、どうしても硝子ちゃんのオヤジ家族、無責任かつ無自覚にウイルス撒き散らす男性諸氏、知ったような事を言って当事者や家族を苦しめるひとらを見過ごせず、失礼します。


ワクチンの集団接種が中学高校生に普及したのは、昭和が終わろうとしていました。当時は女子のみ対象。その前は風疹障害児の存在すら知らない人がほとんどでした。昭和40年、沖縄で大流行した時にそこはアメリカでした。その後本土に入り込むことも防ぐことも啓発さえできないままでした。くちさがない女子高生、養護教諭の説明聞いて、女だけうっても意味ねーが?こっちが防いだって、男が撒き散らすんだが、とやって張り手をもらいました。妊娠時風疹にかかったら、おろす選択をさせられる悲劇を減らすのが先って時代に随分な言い種でありました。今でもそうなんでしょうか?風疹罹患がわかった胎児を中絶させるのをまだやってるんでしょうか?

25年後、皮肉にも悪たれ女子の予言が当たった事をこの作品で知りました。マガジン読者の若い男子に向けての予防接種啓発に、硝子ちゃんをイメージキャラに起用されたら、と思います。1万円を息子にくれてやるゆとりがあるなら、どうかワクチンうたせてください。男子君も、ゲーム買うなら自分で1万円払って接種して下さい。いえ、母子手帳調べるだけでもいいです。未接種なら親にお願いして下さい。就職戦線や就職した後に風疹にかかると、男子君も不利益でしょう。母性保護は回り回れば男子保護でもあるのです。
検診の精度や障害受容の問題の言及はここでは避けます。硝子ちゃんの障害は、誰にでも起こる、漫画の中だけの話じゃないと彼女見てたら骨身にしみました。
Posted by あらやん at 2014年11月18日 14:01
あらやんさん、

コメントありがとうございます。

硝子が風疹による聴覚障害だ、という話題は、以前ツイッターでも、専門家の方がこのまんがことを話題にしてつぶやいてらっしゃいました。

最近もニュースになったこともありますし、現実のこととして考えなければならない問題ですよね。
Posted by sora at 2014年11月18日 22:34
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