2014年11月22日

連載完結記念・改めてキャラクター人気投票をやります!

以前、いちどキャラクターの人気投票を行なったのですが、作品が完結したことを記念して、改めて人気投票を行なってみたいと思います。

ttps://jp.surveymonkey.com/s/Z7JWBYN
投票フォーム(こちらから投票できます!)→終了しました。

https://jp.surveymonkey.com/results/SM-MDJHF2DV/
投票結果

anque_kekka2.jpg
↑クリックで細かい結果が出ます。

今回は、複数回答OKの設定にしてみました。
また、アンケートのサービスを変えてみたので、iPhoneの方でも投票できる…はずです。
ただ、真面目なアンケートサービスなので、いちど投票すると日付が変わっても同じ端末では再投票はできないと思います(なので、回答数があまり集まらないと思いますが…)。

よろしければ、ぜひ投票してみてください!

→どうやら無料アンケートの場合、回答数が100で表示が打ち止めになってしまうようなので、アンケートを終了させていただきました。回答くださった皆さん、ありがとうございました。

※ちなみに前回の結果は、こうでした!

第1回・キャラクター人気投票の結果(詳細はこちら
posted by sora at 07:55| Comment(5) | TrackBack(0) | その他・一般 | 更新情報をチェックする

単行本7巻のことをいろいろ考える

さて、いよいよ連載は終了し、あとは単行本7巻の発売を待つばかりとなりました。
既にAmazon等では予約がスタートしています。発売は12月17日、水曜日です


聲の形 第7巻
講談社コミックス
著:大今 良時

さて、単行本7巻について、まず何より気になるのが、

表紙に誰がどんな風に登場するか

でしょう。

表紙に、映画メンバーがずらりと並ぶ、という可能性もありましたが、やはり最終的には将也・硝子のライン以外の人間関係はそれなりの距離感に収まったので、「表紙に登場する」ところまではいかない印象です。
ですからやはり、7巻の表紙は硝子と将也のツーショットで、第5巻までのスタイルに戻ると予想するのが順当なところでしょう。

そして、背景と2人の体勢が気になるところですが、最終回の画を見てしまうと、やはり背景は成人式で、二十歳になったスーツの将也と振袖の硝子、というカラーの美しい表紙が見たいなあ、という気持ちが強くなりますね。

それ以外でいうと、「橋の上の奇跡」のシーンや文化祭が思い当たりますが、「橋の上の奇跡」だと将也が入院着にカテーテルをぶらさげたスタイルになってしまいますし(笑)、硝子は第6巻と同じ服になってしまいます。文化祭は、背景と硝子の服装はいいですが将也の服装が平凡です。

いろいろ考えると、やはりラスト、第7巻にふさわしそうなのは、最終回の「成人式」なのではないかと思わずにはいられません。

そして2人の体勢ですが、ここは少し思い切って、

手をつないで身体は後ろ向きで、お互いのほうを向いているので二人の横顔が見えるショット。

という具体的な予測をしてみたいと思います。

第7巻は「未来に向かって歩いていく」というイメージだと思うので、正面を向いているより後ろを向いて、背景に向かって歩いていく体勢のほうがふさわしいかな、と思いますし、手はつないでほしいですし、2人の顔が見えないのはつまらないのでお互いのほうを見て横顔を映してほしいな、と思うわけです。

ただ一方で、「手つなぎ」はラストシーンの最大の見せ場なので、表紙でネタバレはもったいない、ということもあります。
なので、「無難な予測」としては、背景は成人式で、将也はスーツ、硝子は振袖で、普通に立っているだけ(せいぜい向き合ってる程度、手はつないでない)、といったあたりになるでしょう。

さて、もう1点、第7巻についての予測ですが、巻末に「おまけコンテンツ」は入るだろうか、というのが気になります。
今回、第7巻では最終回で久しぶりに20ページ(後半はずっと18ページでした)が使われたので、第6巻と比べると「余るページ」が2ページ少ないです。
その代わり「次回予告」が不要なので、結局「おまけコンテンツ」に使えるページは、概ね第6巻と同じで4ページ程度、ということになるでしょう。

だとすると、やはり入ってきそうなのは、

・最終回に掲載された大今先生のラストインタビュー

ですかね…。
ちょっと平凡すぎてつまらないでもありませんが、まあ順当なところでしょうか。
それでも余ったら、以前掲載された「舞台探訪」のページなどが掲載されるかもしれません。

いずれにせよ、読みきりの再収録は最後まで実現しなかったようですので、ここはひとつ、新しいほうの読みきりだけでなく、最初のオリジナル読みきりまで収録した「ファンブック」を出してもらいたいところです。
posted by sora at 07:54| Comment(7) | TrackBack(0) | 第7巻 | 更新情報をチェックする

最終話、同窓生が最も驚く相手は?

さて、最終話のラストは、将也と硝子が手をとりあって水門小の同窓パーティ会場の扉を開けるところで終わっています。


第62話、20ページ。

ここから先は想像で補うしかありませんが、このラストシーンのあと、水門小の同窓パーティに現れたかつての仲間たちのうち、同窓生たちに最も驚かれるメンバーは、誰でしょうか?

それは、恐らく「将也と硝子のカップル」ではなく、

佐原

だろうと思います。

将也と硝子については、もちろんかつてのいじめっ子といじめられっ子のカップルという組み合わせはサプライズではありますが、意外と多くの人は「ああ、あの頃は好きだったからいじめていたんだな」という答えをあっさり出して納得してしまうんじゃないかと思われます。

逆にいうと、ふたりがカップルになっている、それ以外の「理由」を見つけることは同窓生にはほとんどできないでしょうし、また深層心理的には、将也が「硝子のことを気になっていたからこそいじめていた」というのはあながち間違いでもない、ということもありますね。
実家が理髪店の将也が、実家を継いで理容師になる、というのも、あまりサプライズのない順当な進路に映ることでしょう。

一方、佐原ですが、小学校時代の佐原は外見もぱっとしない、身長も高くない、恐らく学力もそこそこの、目立たない生徒でした。


第3巻8ページ、第15話。

しかも小6ではいじめにあって不登校になってしまい、中学校ですら保健室登校だったという、本当に影の薄い生徒だったはずです。

そんな佐原が、成人式ではほとんどの男性が勝てないほどのものすごい長身になり、モデルとして通用するスタイルを得て、東京で活躍していると知ったら、誰もが驚かないわけにはいかないでしょう


第59話、1ページ。

しかも、不登校の原因だったはずの植野をむしろ引っ張るような「強さ」を得て、さらにはファッションブランドを自ら立ち上げて20歳にして社長になってしまう、ここまでくると同窓生には「驚きのあまり声も出ない」くらいの「勝ち組」に映るのではないかと思います。

そう考えると、同窓会で誰もがあっと驚く大成長を遂げた筆頭が佐原である、というのは間違いないところなのではないかと思います。

それ以外では、

・フランス留学をしている島田

も同窓生の話題の中心になりそうですが、それ以外に、個人的には話題になってそうだ、と空想(妄想)する参加者として、

・結婚して子どものいる竹内と喜多

というのもありそうだな、と思います。
葬式回で、喜多が結婚指輪をしていて、気持ちお腹が大きくなっている?という描写がありましたが、結局回収されていません。


第4巻148ページ、第31話。

竹内が手話を覚えている、という伏線も加味すると、やはりこの2人は結婚していて、硝子での失敗をそれなりに反省して手話を夫婦で勉強している、と考えたい(妄想したい)ところですね。

もう「最終回ラストシーンのあとの同窓会」が実際に描かれることはないのでしょうが、いろいろ空想が広がります。
posted by sora at 07:54| Comment(5) | TrackBack(0) | 第7巻 | 更新情報をチェックする

最終回、聲の形は「マイノリティの形」でもあった?(2)

続いて結絃です。
結絃は、第2巻や第4巻を見る限りでは、意図的に中性的なキャラクターを演じていたという設定にはなっていますが、そういった枷が外れたはずの第7巻においても同様のキャラクターを維持しています。


第62話、5ページ。

これを見ると、結絃もまた、いわゆるヘテロ的な性的アイデンティティの弱いキャラクターとして描かれているように思います。
仮に、もしそれがはっきりしているキャラクターとして描かれていたなら、とっくに将也を恋愛対象として好きになり、姉への罪悪感などとの葛藤が描かれていたに違いありませんから。

さらに加えていうなら、植野の家庭は他の家庭と比べてもあからさまに貧しく描かれており、「貧困」という弱者性を密かに背負ったキャラクターになっているといえるでしょう。
だからこそ、コンテストに優勝して上京する、さらには成人したばかりの佐原に誘われて、もしかすると20歳で会社役員になってしまう、というところが「奇跡的な夢の実現」になっていて、「救い」になっていると言えるわけです。
また、貧困というのは潜在的に「いじめ」のターゲットになりやすい状況を作ります(みんなが持ってる流行りのものを買えないとか)。
植野が、将也を裏切ったり、硝子を追い込んだりしてまで、常に「いじめる側」に居続けることに執着したのは、家庭の貧困ゆえに容易にカースト転落してしまうことへの恐れが背景にあったのではないか、とも考えられるわけです。

そして、本作の中核テーマに戻りますが、そもそも「いじめられっ子」「カースト最底辺」という硝子や将也のおかれていたポジションもまた、学校というコミュニティのなかでの弱者であり、マイノリティであったということも見逃せません。

そう考えていくと、実は「聲の形」というのは、さまざまなマイノリティ、弱者が、当たり前に社会に溶け込んで生きていき、困難がありつつもそれを乗り越えて希望を見出していくという、「マイノリティの形」という側面が間違いなく埋め込まれている、そんな風にも思います。

実際のところ、連載版の「聲の形」は、必ずしも「障害者いじめまんが」ではありません。
「別に硝子が聴覚障害者だということがなくても成り立つまんがだったのでは?」という意見もあるようです。
でも、少し引いた視点でみてみると、実は「硝子の聴覚障害」という1つのマイノリティ的側面に限定しない、もっともっと広い意味でのマイノリティの群像劇になっていて、そういう構造のなかで、「聴覚障害者である西宮硝子」がその中心にいた、ということなのだ、と思うのです。
タグ:第62話
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最終回、聲の形は「マイノリティの形」でもあった?(1)

第62話での展開で変わったところ、目立つところというと、まずはペドロの再登場があげられますが、同時に、高校卒業組のうち、佐原と植野が微妙に「友人」のラインを少し超えるような関係になっているところも見逃せません。


第62話、11ページ。

掲載誌が少年誌であるからか、微妙にはぐらかされているようにも思いますが、一般的に考えると、右手ではなく左手に指輪をするというのは、「本気」の関係であると受け取られてもおかしくないと言えますし、そういうファッション面のセンスについて、最も敏感であるのがこの2人のはずです。(もちろん、いつも右手にしてるのを将也に邪推させるために左手に移したのかもしれませんが、右手だとしても話は同じでしょう)

そういえば、もともと佐原は太陽女子で宝塚の男役的なノリで後輩に絶大な人気を誇っていましたし、さらに遡ると第3巻の佐原カラオケ回では硝子の胸を、カップサイズを「確かめてやるぅ!」と言って触っている描写もあり、さらには一緒にプールに泳ぎにいったりもしていました(さらにいえば、このときも硝子と同じバスタオルにくるまっています)。


第5巻86ページ、第37話。

というわけで、仮に佐原がもともと同性愛志向をもっていて、そこに、おそらくルームシェアをしているであろう植野が加わって、「友人関係」を踏み越えるような関係を育みつつあるのかもしれない、と想像したりしてみて、ふと考えると、実はこのまんがの中では、かなり多様なマイノリティないしは「弱者」が登場し、物語のなかに自然に溶け込んでいることに気づきます。

まずその「マイノリティ」、弱者性を持つ者の筆頭が、聴覚障害者である硝子であることは論を待たないでしょう。
硝子が聴覚障害者であるがゆえのディスコミュニケーション、差別、いじめは、この作品の中核要素であることは間違いありません。

そして、将也の姉はブラジル人のペドロとの間にマリアという女の子を設けています。
ペドロは在日外国人というマイノリティであり、マリアもまた、肌の色で差別を受ける可能性があるという意味で、ハーフというマイノリティであると言っていいでしょう。
さらにいうと、ペドロが外国人であることは、やはり硝子のケースと同様に、言語によるコミュニケーションが万全でない状況を作り出している(つまり、ペドロはコミュニケーションの面で必然的に苦労することになる)ことも見逃せません。

次に、将也、硝子(、結絃)、いずれもが母子家庭の子どもであり、ペドロが戻ってくる最終話の直前までの石田姉とマリアの親子もそうでした。
日本の社会における母子家庭の貧困度は世界でも群を抜いているといわれ、その点からはこれら親子も、経済的弱者としてのマイノリティ的存在であると言えます。
(また、はっきりとは描かれていませんが、植野の家庭は父子家庭である可能性があります)

「母子家庭」「20代前半男性」「子ども」に際立つ日本の貧困 国立社会保障・人口問題研究所の阿部彩部長が解説

そういう観点からは、「結絃」というキャラクターにも注目すべきだと思います。
posted by sora at 07:53| Comment(7) | TrackBack(0) | 第7巻 | 更新情報をチェックする