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2014年11月04日

第59話 コネタ集

火曜日恒例のコネタ集です。
今回は、数はそれほどではありませんが、「読み解き」ができる深い内容のものが多く、エントリのボリュームとしてはけっこうなものになりました。

1)結絃は中3

結絃は、硝子と3歳違いというヒントしかなかったので、これまで中3か中2か不明でしたが、今回、結絃の口から「中3である」ということが語られました。


第59話、4ページ。

硝子が6月7日生まれの高3で、第4巻の過去編で、「硝子が3歳の頃」、結絃の妊娠がつわりで発覚したことが描かれています。

ここで、例えば硝子が3歳になったばかりの6月に、結絃が妊娠2か月くらいだと仮定すると、その8か月後に結絃が生まれることになって、結絃は2月生まれということになります。これだと確かに結絃は学年で3つ違いということになりますね。

結絃の誕生をこれよりも早く設定するのは厳しそうなので、結絃は2月から3月あたりの、ぎりぎりの早生まれということのようです。
結絃は体格も小柄ですし、もしかすると不登校になってしまったのも、早生まれだったということが多少影響している可能性があります。


2)佐原親衛隊が久しぶりに登場

モブキャラとしては例外的に細かく描きこまれ、しかも何度も重要な場面で登場している太陽女子の佐原親衛隊ですが、今回は新たな獲物?として結絃に襲いかかりました(笑)。


第59話、4ページ。

よくみると、親衛隊のメンバーの一人が結絃にしっかりと抱きついています。
このメンバーは前のコマでも結絃に抱きついていますから、すっかり結絃が気に入ったようですね。

さらに、一番髪の毛が明るい(茶髪?)メンバーは、毎回顔が描かれないことで有名ですが、今回も描かれませんでした


3)結絃のうしろにヌートリア

第59話の後半、日付が変わって橋の場面で、結絃は将也・硝子から離れて、橋の下のエリア、滝の後ろあたり(以前ガムシロ回で泣いていたところですね)で鳩にエサを与えているのですが、


第59話、6ページ。

結絃、うしろうしろ!

ということで、結絃の後ろにヌートリアがいます

ヌートリアといえば、第1話で島田・広瀬との「最後の度胸だめし(第42回)」のときにも登場していますが、実はこのときの場所もこの「いつもの橋の下」だったんですよね。
この「橋の下」の近くには、ヌートリアが出没するようです。


4)推薦状の先生の名前がのらねこ

このまんが、作画も含めて、手が抜けるところは徹底して手抜きするところも面白いところですが、今回も「それでいいのか」と思うようなテキトーな設定が。

硝子が見せた推薦状のあて先、ヘアサロンのらねこの先生の名前が…


第59話、10ページ。

「野良 眠彦」…「のら ねむひこ」でしょうか。
「ねむひこ」を縮めて「ねこ」で「のらねこ」なんでしょうが、これ、本名だとしても芸名?だとしても、実にテキトーで笑えますね(^^;)。


5)植野の東京行きのときとのギャップ

今回、硝子が上京すると聞いて、将也は激しく取り乱しました。


第59話、11ページ。

ところで、この描写、ミニミニリフレインになっていますね。
以前、植野が同じように進路を将也に聞かれて、「東京の短大に行くつもりだ」という話をしています。シチュエーションとしてはそっくりです。
でも、将也の反応は正反対でした。


第5巻90ページ、第37話。

このコントラストが面白いですね。(^^)


6)またラストあおりが「すべきことは何か」

いっとき、連載のラストのあおり文がほぼ毎週のように「将也がすべきことは何か」だった時期がありました。
たしか第4巻の観覧車回あたりからだったと記憶しています。(第27話、第30話、第31話)

そして今回、また懐かしいあおりが。


第59話、18ページ。

「東京には、夢がある。支えると誓った硝子もまた、東京へ行くという。今、自分がすべきことは何か。」

よほど編集の方で「すべきことは何か」というあおりが好きな人がいるんでしょうね(笑)。
タグ:第59話
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第59話・定例伏線ウォッチング

第59話では、「進路」についていくつかの進展がありました。
佐原と植野の進路が決定し、硝子の具体的な進路の夢が「上京」にあることがわかりました。

一方で、この展開からみると、島田関連については第58話までの描写で終わり、という可能性が非常に高まったと思います。

1)将也関連
1a)将也は硝子への恋心を伝えられるのか → 54話で伝えたといえますが、今後改めて告白はあるのでしょうか。
1b)将也は硝子に過去の過ちを謝罪するのか → 54話で謝罪。
1c)将也は硝子の自殺の理由を理解するのか → 54話の会話で回収されたと言えるでしょう。
1d)将也はガーデンピックのことを硝子に聞けるのか → 55話でも聞こうとして聞けませんでした。
1e)将也がつけていた×は外れるのか(植野・島田以外、モブ) → 第57話で外れました。
1f)将也がつけていた×は外れるのか(植野・島田) → 第58話で島田の×も外れていることが確認できました。
1g)将也は小学生時代への幻想から卒業できるのか → 第58話で島田と会っても動揺しなかったことで示されたといえるでしょう。
1h)将也は自己嫌悪を克服し前向きに生きられるようになるのか → 第57話で解決しました。
1i)将也の進路(もともと明確な希望がなかったが?)

2)硝子関連
2a)硝子は将也への恋心を伝えられるのか → 54話で返した笑顔で十分か?
2b)硝子と石田母との会話(三者会談?)はあるのか → 55話では回避されました
2c)硝子は自身の障害を前向きに受け入れられるか(呪いの解消は成るか) → 54話で大きな進展、57話で解決したと言えるでしょう。
2d)硝子の進路(ヘアメイク関連に進むのか?) →第59話で具体的な上京の話が出てきました。
2e)硝子の補聴器が片耳だけになっている理由
2f)小学生の硝子がなぜ将也と友達になろうとしたか
2g)小学生の硝子が「死にたい」から立ち直った経緯
2h)硝子転校後も将也が孤立していたことを硝子は知ることになるのか → 第56話で高校での孤立は将也が伝えました。現状を考えるとこれで十分かもしれません。

3)結絃関連
3a)結絃の不登校は解消されるのか
3b)結絃の写真コンテストの結果
3c)結絃は中性的な外見をやめるのか → 55話で髪のカットは硝子担当と分かりましたが…。
3d)結絃の硝子との新しい姉妹関係は描かれるか → 55話で自然な関係が描かれたと思います。

4)植野関連
4a)植野と将也との関係はどのように決着するのか → 第57話では穏やかな解決の方向性が示されましたが…。
4b)植野と硝子との関係はどのように決着するのか → 第58話で解決されたと判断していいでしょう。
4c)植野は映画撮影に参加するのか → 後半は参加しませんでしたが、上映会にはやってきました。
4d)植野の進路(東京の専門学校に進学?) → 第59話でコンテスト優勝、上京が決定。
4e)植野の中学時代はより詳しく描かれるのか。髪を切った理由は語られるか。
4f)健脚コンビの再登場はあるか

5)島田関連
5a)島田が中学になっても将也いじめを続けた理由 → 第58話をみると、もう描かれない可能性が。
5b)島田の現状(高校生?バンドマン?) → 第58話をみると、もう描かれない可能性が。
5c)島田が現在将也に対してどのような感情を持っているのか → 第58話をみると、もう描かれない可能性が。
5d)島田は映画撮影にどう関わってくるのか → 純粋に音楽提供だけで終わったようです。
5e)島田と将也の再対面、対話はあるのか → 第58話で実現しました。お互いはお互いにとって過去の人に。

6)真柴関連
6a)真柴と川井との関係はどうなるのか → 第56話ラストで川井が髪型を戻しています。むしろ伏線追加?
6b)真柴は進路を変えるのか

7)映画関連
7a)映画は完成するのか → 第56話で完成しました。
7b)映画の内容 → 第56話で明らかになりました。
7c)将也・硝子は映画に出演する? → 第56話で確定。硝子は出演し将也は出演せず。
7d)島田の音楽はいつ使われるのか → 第56話で、明言されてませんが映画内で使われているようです。
7e)永束はこのまま映画関係の進路に進むのか

8)その他
8a)将也の病室にあるCDは「因縁のCD」なのか? → 語られることなく退院してしまいました。
8b)石田母のピアス引きちぎり事件は再度語られるのか
8c)佐原の進路、橋メンバーとのつながりは続くのか → 第59話でコンテスト優勝、上京が決定。
8d)竹内が手話を覚えている理由
8e)喜多先生の現状、結婚・妊娠しているのか
8f)広瀬の再登場、将也らとの対話はあるか → 第58話を見るかぎり、もうなさそうです。
8g)ペドロの再登場はあるか
8h)デラックスの再登場はあるか
8i)「鯉」による奇跡はまだ起こるのか


こうやって見ると、佐原と植野という「準コアメンバー」の進路が片付き、島田問題が決着済み扱いになったことによって、「その他」とか「真柴・川井」あたりのマイナーカテゴリーを除くと、残る大物伏線は、

・将也の進路
・硝子の進路
・結絃の進路


ということで、完全に「コアメンバーの進路」に絞られてきた感があります。

残り3話で、これらががっつりと回収されていくことになるのだろうと思われます。
タグ:第59話
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第59話、すでに距離感に差が出た映画メンバー

第59話は、第58話での「永束の映画」に続き、メンバーの将来の進路にもつながる「お披露目」の場面として、佐原がモデルとして登場するファッションショーが描かれました。
別に行った考察によると、このショーは第58話の映画選考会の1週間後の日曜日だと思われます。

そして今回もメンバーが集まって…と思ったら、すでに第58話とは様相が違います。


第59話、2ページ。

永束、真柴、川井の姿がありません。

映画という一大イベントが終わり、映画メンバーは「映画を撮るために集まる」という大義名分を失いました。
そして、後続のイベントとしての太陽女子のファッションショーには、上記の3人はやってこなかったことになります。

話の流れをみると、今回のイベントに「部外者」を呼んだのは佐原のようですから(植野は聞かされていなかった模様)、要は「佐原が呼ばなかった」ということのようです。
つまり、佐原からみて、硝子・結絃、そして将也という元々の「橋メンバー」と、それ以外の「映画だけ」メンバーとのあいだにはやはり距離感にかなりの差があるんだということです(今回、硝子と結絃だけでなく将也が呼ばれているということで、佐原は必ずしも男性を呼ぶ対象から除外したということでもないようです)。

そして次の火曜日、結局「橋」に戻ってきたのは、将也、硝子、結絃という、本当に最初のころのコアコアメンバーだけになってしまいました(佐原と植野はコンテストの結果を見るために上京中でした)。


第59話、6ページ。

みんな、やることがあるんですよね。

ちょっと切ないですが、高校のころの友人関係ってまあこんなものかな、とも思います。
学校の垣根を超えて集まったメンバーが、特定のことに夢中になって何かを完成させる、そこで強い絆ができあがったように見えるものの、目標を達成した後は潮が引くように距離ができてきて、「普通の友達」に戻っていく、そんなものなのかもしれません。

特に今回の映画メンバーは、結絃を除けばみな高3のあわただしい時期にあって、もう少ししたら進路もばらばらにみんな巣立っていきます(そして結絃も中3です)。
そんなごくわずかな期間に生まれた絆。
それは実際、目標(映画制作)達成とともにつながりが薄くなっていき、メンバーの高校卒業によってほとんど消えてしまうような儚いものかもしれませんが、それでも(凡庸な言い方ですが)青春の1ページとしてみんなの心に刻まれ、また、「たまには集まって昔話をする」といった、「細く長く続いていくつながり」に変わって、続いていくんじゃないかと思います。

それに、この「つながり」があったおかげで、メンバー全員が少しずつ成長し、そしてその成長は、その後の人生のすべてにポジティブな影響を与え続けるであろうことも見逃せないですね。

いろいろな偶然の積み重ねによって始まり、そしてメンバーが集まった映画制作が、メンバー全員にとって価値のある経験になっていたらいいな、と思います。
タグ:第59話
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