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おすすめエントリ(最初はこちらからどうぞ)

2014年09月30日

第6巻の表紙がきました!(プチ謎解きつき)

さて、どんな表紙になるのか、ファンが固唾を呑んで待っていた単行本第6巻の表紙が、ようやく出てきました!


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結局、第6巻は硝子ひとりでした。
そして、初めて硝子の顔から微笑みも消えました。
ひとりで表紙に登場した硝子は、これまで「将也が立っていた場所」をうつろな目で見つめています。

それと今回、不思議な表現として、水の中のように画面全体が揺れた表現になっている点があげられますね。
場所はどうやら「いつもの橋」(または「鍵盤のある橋」)の下の川のようです。

第6巻収録分で、硝子が「橋」に行った場面として描かれているのは、硝子回の第52話しかないのですが、この表紙、第52話の硝子とは明らかに違う点が1つあります。
第52話の硝子は、髪をまとめていないのです。

あと、「橋」に行ったエピソードとしては、第51話の映画撮影のときも、最初に橋に集まってからロケハンに行ったはずですが、このときの硝子は、制服を着ています。
ですから、この場面でもありません。

ということは、答えは1つ。

硝子は、まんがの中で描かれていないときにも、あの「橋」に行って将也のことを悲しんでいた。
第6巻の表紙は、そんな「まんがで描かれなかった場面」の、「橋で悲しむ硝子」。


ということです。

そう考えると、今さらながらに、第52話で硝子がやむにやまれず橋に向かった「気持ち」が、もう少し理解しやすくなるように思います。
つまり硝子は、第52話の9月2日深夜以前にも、将也転落後なんども足を運んでいたんだろう、ということです。

恐らく、植野が籠城していて病室の将也を直接見舞えなかったことも影響していたんだと思います。
硝子は毎日病室に向かって、そのたびに植野に追い出されて、その足でいつも「橋」に出向いていたのかもしれません。

この第6巻の表紙を、そんな場面として受け止めれば、また違った見えかたがしてくる気がします。

それにしても、かなり衝撃的な表紙ですね。
発売が楽しみです。
posted by sora at 21:32 | Comment(9) | TrackBack(0) | 第6巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第54話 コネタ集

さて、火曜日恒例のコネタ集エントリです。
今回は割と「大物のコネタ」が多い気がします。

1)肩ポンは将也の「基本動作」?

今回、将也は硝子が泣き崩れたところで抱きしめようとするのをやめて、そっと肩に手を置くだけにとどめました。


第54話、12ページ。

せっかくの大チャンスを、という気もしないでもありませんが(笑)、ここからあの名言「生きるのを手伝って欲しい」が生まれました。

振り返ってみると、将也はあの第23話でも肩ポンから「それで いいから…」という殺し文句をはいて硝子の気持ちを盛り上げ、あの「うきぃ」につなげているんですよね。


第3巻170ページ、第23話。

そう考えてみると、将也の硝子への「肩ポン」は、硝子への殺し文句を吐く前の「基本動作」と言えるでしょう。(笑)


2)どんどん切り替わる硝子の呼び名

第54話では、将也から硝子を呼ぶ呼び方が、どんどん変わっていっています。

1ページ:西宮 西宮
4ページ:西宮
5ページ:西宮さん
6ページ:お前
7ページ:お前 君 君 西宮
9ページ:西宮
13ページ:君 君
14ページ:君
17ページ:西宮


最初は「西宮」、昔のことを謝罪しているところの前半が「お前」、そこからプロポーズっぽいモードに入って「君」になっていく、というのがこれを見ても分かります。
「硝子」と呼ぶことがなかったのは残念ですね。(笑)


3)しっかりを耳を見せる硝子

将也からの「生きるのを手伝って欲しい」ということばをしっかりと受け止めて、立ち直った硝子ですが、将也から「西宮!」と声をかけられて、自ら髪をかきあげて耳を見せて将也に微笑みかけています。


第54話、17ページ。

この動作は、もちろん硝子の「しっかり(将也の)『こえ』を聞きたい」という意思を象徴的に示しているということだと思いますが、それに加えて、4月29日に橋で会ったとき(結絃の妨害を永束が破って2週間ぶりに会えた日)にもやっていましたから、やはり4月の橋での再会の再現というニュアンスもあるんだろうなと思います。


4)すっかり将也シンパの西宮母

第54話のラスト、ふたりを捜索して橋にたどりついた西宮母が、硝子だけではなく将也のことも「石田君!」と呼びかけているのが印象的です。


第54話、18ページ。

最初は将也目線でのイヤな大人の代表格として登場していた西宮母が、ここまで将也を認めて親密になったというのは、感慨深いものがありますね。


5)西宮母はGPSスマホで硝子を捜していた?

ちょっとこれは微妙にコネタで済まない部分もあるのですが、謎が解けないのでとりあえずコネタ扱いで。

ラストのページで、捜索で橋にやってきた両家の家族ですが、よくみると西宮母がはっきりとスマホらしきものを持っています
しかもついさっきまで使っていたような高さで持っていることが分かります。


第54話、18ページ。

以前、硝子失踪事件後、結絃と硝子がGPSスマホを持たされた、といったエピソードがあり、例の第23話で結絃が将也に「駅前のパン屋」に向かわせたのは、結絃がGPS追跡で硝子の位置をつきとめてそこの向かわせたから出会えた、といった展開もありましたが、そう考えると西宮母がスマホをこのとき持っていたのは「GPSで追跡していたから」という可能性があります

でも、硝子はスマホを持って橋に向かったのでしょうか?
ちょっとそれは考えにくいような気がします。

でも、だとすると西宮母がいったい何のために捜索中にスマホをいじっていたのかさっぱり分かりません。

これは、謎ですね…。
でも、たぶんこれ以上この謎にはヒントがもらえなさそうな感じがするので、この謎は「迷宮入り」してしまいそうですね(^^;)。
タグ:第54話
posted by sora at 08:21 | Comment(8) | TrackBack(0) | 第7巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第54話 伏線回収ウォッチング

さて、今回から新バージョンの「伏線リスト」を使って、残り少ない聲の形のエンディングまで、伏線回収をウォッチしていきたいと思います。

今回は、おそらく将也−硝子の関係の進展については「ピーク」を迎えたと言ってよく、ふたりの間の関係に関する伏線が大量に「回収」されたと考えています。

1)将也関連
1a)将也は硝子への恋心を伝えられるのか → 54話で伝えたといっていいでしょう。
1b)将也は硝子に過去の過ちを謝罪するのか → 54話で謝罪。
1c)将也は硝子の自殺の理由を理解するのか → 54話の会話で回収されたと言えるでしょう。
1d)将也はガーデンピックのことを硝子に聞けるのか
1e)将也がつけていた×は外れるのか(植野・島田以外)
1f)将也がつけていた×は外れるのか(植野・島田)
1g)将也は小学生時代への幻想から卒業できるのか
1h)将也は自己嫌悪を克服し前向きに生きられるようになるのか → 54話でその方向が示されました。
1i)将也の進路(もともと明確な希望がなかったが?)

2)硝子関連
2a)硝子は将也への恋心を伝えられるのか → 54話で返した笑顔で十分か?
2b)硝子と石田母との会話(三者会談?)はあるのか
2c)硝子は自身の障害を前向きに受け入れられるか(呪いの解消は成るか) → 54話で大きな進展
2d)硝子の進路(ヘアメイク関連に進むのか?)
2e)硝子の補聴器が片耳だけになっている理由
2f)小学生の硝子がなぜ将也と友達になろうとしたか
2g)小学生の硝子が「死にたい」から立ち直った経緯
2h)硝子転校後も将也が孤立していたことを硝子は知ることになるのか

3)結絃関連
3a)結絃の不登校は解消されるのか
3b)結絃の写真コンテストの結果
3c)結絃は中性的な外見をやめるのか
3d)結絃の硝子との新しい姉妹関係は描かれるか

4)植野関連
4a)植野と将也との関係はどのように決着するのか
4b)植野と硝子との関係はどのように決着するのか
4c)植野は映画撮影に参加するのか
4d)植野の進路(東京の専門学校に進学?)
4e)植野の中学時代はより詳しく描かれるのか。髪を切った理由は語られるか。
4f)健脚コンビの再登場はあるか

5)島田関連
5a)島田が中学になっても将也いじめを続けた理由
5b)島田の現状(高校生?バンドマン?)
5c)島田が現在将也に対してどのような感情を持っているのか
5d)島田は映画撮影にどう関わってくるのか
5e)島田と将也の再対面、対話はあるのか

6)真柴関連
6a)真柴と川井との関係はどうなるのか
6b)真柴は進路を変えるのか

7)映画関連
7a)映画は完成するのか
7b)映画の内容
7c)将也・硝子は映画に出演する?
7d)島田の音楽はいつ使われるのか
7e)永束はこのまま映画関係の進路に進むのか

8)その他
8a)将也の病室にあるCDは「因縁のCD」なのか?
8b)石田母のピアス引きちぎり事件は再度語られるのか
8c)佐原の進路、橋メンバーとのつながりは続くのか
8d)竹内が手話を覚えている理由
8e)喜多先生の現状、結婚・妊娠しているのか
8f)広瀬の再登場、将也らとの対話はあるか
8g)ペドロの再登場はあるか
8h)デラックスの再登場はあるか
8i)「鯉」による奇跡はまだ起こるのか


将也と硝子のあいだにあった過去の過ちへのわだかまりや自己嫌悪といったさまざまな問題については、今回、第54話で概ねすべて「答え」が示されたのではないか、と思います。
あとは、このあとの展開で、それらの「新たな気持ち」を行動に移していくだけでしょう。

言い換えると、「いじめの加害者としての将也の過去のさまざまな問題」に対しては、第54話まででおおむね結論が出て、これからは「いじめの被害者として将也の過去のさまざまな問題」に焦点が当たってくるんじゃないかと思います。
そこでキーになってきそうなのは「映画のシナリオ」と「島田」でしょうね。

今後、私の予想では「映画撮影」が継続されていくと考えていますが、そこに将也が参加すれば、残りの伏線もがっつりと回収されていくのではないかと予想しています。
タグ:第54話
posted by sora at 08:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | 第7巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第54話、止まった時間を動かしたのは誰だった?

マガジン連載、第54話の冒頭の煽り文。


第54話、1ページ。

溢れだす想い。こぼれる涙。動き出す2人の時間。

これは、第43話で将也が転落したときの話末の煽り文と対応関係にあるように思います。


第43話、18ページ。

抗い続けた過去の呪縛に、将也は負けたのか。止まってしまった世界。動かすのは、誰だ。

実は、この第43話の煽り文を当初読んだとき、少し違和感を感じていました。
将也が寝込んでしまっただけで、なぜ「世界が止まる」のだろうか、と。

将也がいなくても世界は現に動いているし、逆にいうと「将也がいたからこそ動いていた世界」とは、いったいどんなものを指しているのだろうか? と思っていたわけですね。

実はいまでもその違和感は若干残っているのですが(まあ、煽り文は作者本人が書いているわけではなく、編集の方の「解釈」が入っていると思うので、そこで少しずれを感じるのかもしれません)、ともあれ、改めて考えてみると、第43話で「世界が止まる」と考えるというのは、

「聲の形」の物語は、将也が動かしている世界である。

という考え方を示している、ということになります。

そしてその後各自視点回が始まりましたが、とても面白い事に、カレンダーの進み方がそれまでと比べて極端に遅くなりました
それまで、高校編でいうと第2巻の第6話から第42話までの37話で4か月と10日ほど、1話あたり3日以上のスピードで進んでいたのですが、将也が倒れた第43話から将也が目覚めた第53話まで、11話も使ってたったの10日しか進んでいません。1話あたり1日すら進んでいない計算になります。

これはやはり、将也が昏睡したことで「止まってしまった世界」を表しているのかもしれません。

というのは冗談ですが(笑)、ともあれ、将也が第53話で復活して動き出して、改めて驚いた事は、

「聲の形」の世界を動かしているのは、やはりほんとに将也だった。

ということを実感した、ということですね。

第6巻の「各自視点回」、展開がゆっくりでややクリシェ的な展開が多用されていたとは思ったものの、それなりに楽しんで読んでいました。

ところが、将也が登場して病院で大暴れ、その後硝子と夫婦漫才を始めたところで気づきました。
「聲の形」の面白さ、展開の面白さって、やっぱり将也の面白さによっているところが大きかったんだな、と。
ほんとに、将也(と硝子のコンビ)以外には誰も真似できないようなにじみ出る面白さが将也にはあることを改めて感じたわけです。

だから、今ははっきり実感できます。
将也が戻ってきて、硝子に元気が戻ってきて、確かに「時間が動き出した」、と。

そして、だからこそ、
おかえりなさい、将也。(^^)

あと8話、ようやく戻ってきた(そして覚醒している)将也の「有終の活躍」が楽しみです。
posted by sora at 08:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 第7巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする