2014年09月26日

第55話の展開を予想する(3)

前エントリからの続きです。

6)やはり植野も病室にかけつけるのでは?

将也が目覚めた、という情報は、どんな風に拡散するでしょうか。
かつての、将也が転落した、という情報と同じだと想定すると、結絃から永束へ、そして永束から「映画メンバー」、という風に流れると考えるのが自然でしょう。
いまの永束は男前になっていますから、映画に参加していない植野にもちゃんと情報は伝えられると思われます。

そうなると、恐らく実際に真っ先にかけつけるのは、植野だろうと思います。
物語の流れとしては、「三者会談」が一段落したところで、その三者会談を中断させるような形で植野が登場するのではないかと想像します。

そうなると、植野と硝子の直接対決、となりますが、

・植野はもはや硝子をあからさまに攻撃しないだろう。

と思います。
植野は、対将也ということでは、すでに硝子に「敗北」を認めているように思います。
もちろんその思いを素直に硝子に示すことはしないでしょうから、硝子に悪態の限りをつくことはありえると思いますが、そうだとしても、最後には「バカなふたりで勝手にやって」みたいな感じで、暗に2人の関係を認めるような捨て台詞を吐いて去っていくような流れになるのではないでしょうか。

だとすると、「じゃあ何のために植野は登場するんだ?」ということになってしまいますが、その点についてはおそらく、

・将也から植野に、「決別」のことばがある。

ということなのではないか、と想像しています。

もちろん、そもそも付き合ってすらいないわけですから「決別」とか「別れ」というと語弊がありますが、要は将也にとって植野が「特別な存在」ではない、ということを将也がはっきりと植野に伝える、ということです。
それは「突き放す」といった形ではなく、将也にとって、植野がかつてどういう存在で、高校で再会してからはどういう存在だったかを率直に語る、という形になるのではないでしょうか。
植野が再会後、不器用ななりに将也のために一生懸命だったことは、「覚醒した」将也は気づいていると思いますから、そのことに対する感謝のことばもきっとあると思います。

それによって、植野は「救われ」て、「将也と島田と自分の楽しかった過去」という呪縛からも卒業できるようになるのではないかと思います。

ついでにいうと、植野が登場したとき、

・植野の顔に×はついていない。

と想像します。
まあこれは誰にでもできる予想ではありますが。(笑)

7)植野以外の映画メンバーは見舞いに来ない?

これ、難しいですねえ。
もし、将也を第55話で退院させてしまうとすれば、尺の長さを考えると

・将也が病院に戻り、脱走事件を怒られる顛末(1ページくらい)
・石田母もいる病室に硝子がやってきて三者面談(8ページくらい)
・そこに植野が乱入してやりとり(4ページくらい)


くらいはかかりますから、さらに別の映画メンバーを登場させて見舞いにこさせると、かなりてんこ盛りの展開になってしまう気がしますね。
(さらにもしここに「退院のエピソード」も入れると、尺がもっとぎりぎりになります)

まあ、見舞いに来そうなのは永束と佐原くらいですから、その2人で合流してやってきて軽く会話するくらいなら1話のなかに入りそうではありますね。

8)「ニヒルな肉球」のCDに活躍の場が与えられる?

さて、いよいよ将也の退院も近づいてきているようですが、「これはきっと伏線に違いない!」と考えていた、石田母の渡したCD「ニヒルな肉球」が、まだ活用されていません(笑)。


第49話、4ページ。

いちおう、まだ植野が持ってきたと思われる猫デザインのCDプレイヤーは病室にありますから、もしかすると第55話のなかでこのCDが活躍する展開もあるかもしれません。

その場合、考えられるのは、

a)石田母がCDをかけて、硝子(や、もしかすると植野)に、中学時代の孤立について語る。
b)植野がCDをかけて、島田のことについて語る。
c)たまたまCDをかけたら将也が思い出して、硝子(や植野)に、中学時代の孤立や島田への思い、手話の勉強などについて語る。


あたりでしょうか。

「伏線回収」ということだけを優先して考えるなら、c)が一番都合がいいですね。
予想どおり「ニヒルな肉球」は中学時代に将也が名古屋まで限定盤を買いに行き、島田に拒絶されて割ってしまったCDで、将也はそのころの辛い思い出を語ることで、硝子は将也が中学・高校時代に孤立していたことを知り、さらにそのときに同時に買った手話の本が、硝子のために手話を勉強するきっかけになった、という話をすれば、

このCDがある意味、その先の「将也-島田-植野」ルートを閉じ、「将也-硝子」ルートを開いた、大きな運命の転機になっているというのはなかなか興味深い事実だと思っているので、個人的にはぜひこの「肉球CD」の伏線は回収してほしいと思っているのですが…。
タグ:第55話 第54話
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第55話の展開を予想する(2)

前エントリからの続きです。

4)三者会談では石田母の語りがメインになる?

三者会談があったとして、石田母が硝子にどんなことを伝えるのかが関心の1つになります。
石田母が硝子に伝えて、硝子が「将也への理解」を深められるような情報としては、やはり硝子と将也が離れ離れになっていた期間の、将也の孤独についてと、その孤独を救ったのが硝子である、という事実についてだと思います。

具体的に言えば、

・将也がカースト転落して孤立していたこと。
・将也が自殺を考えていたこと。
・将也が自殺を思いとどまったのは、硝子のおかげであること。
・硝子と再会してから、将也の人間関係が取り戻されていったこと。


あたりではないでしょうか。

石田母からみた、硝子という存在への感情は、第49話での石田母のリアクションを見るまでもなく、複雑なものでしょう。

もちろん硝子の責任ではないとはいえ、将也は硝子いじめがきっかけでスクールカースト転落し、悲惨な中学高校生活を送ってきました。
でも、その孤独からくる自殺の思いを止めたのも硝子でした。(多分そのことに石田母は気づいています)
ところが、今度は硝子が自殺し、それを止めた将也が代わりに転落、大ケガを追って死にかけました。

ものすごく乱暴な言い方をすれば、石田母からみて硝子は、将也にとっての命の恩人でもあり、同時に「疫病神」でもあるわけです。
しかも、現状どうみても2人は「恋人」にもなっているわけで、これまで子どものあらゆる恋愛関係、人間関係を放置し続けてきた石田母にあっても、この関係については放任しているだけではいけないだろう、という気持ちがきっとあると思います。

ですから、上記以外で石田母が語るであろう内容として、

・硝子に対する石田母からの、率直な思い。

というのがあると思います。

将也が無事目覚めた現状では、その内容が著しくネガティブなものになることはありえないと思います。
石田母は、二人の交際を認めるでしょう。
その一方で、第10話で将也に見せたように、「自殺」に対してははっきりとNOをつきつけるのかもしれません。
「もう二度と自殺なんてしない、それだけはここでちゃんと約束して。」みたいなことは言いそうな感じです。

そのうえで、石田母は、二人のこれからを応援するのではないか、と思います。

5)硝子の「ヘアメイクフラグ」は少しは回収される?

硝子と石田母が話す、ということで、どうしても気になるのが、

・硝子がヘアメイクイシダを継ぐ、という数々のフラグ

についてです。

細かい内容については繰り返しませんが、硝子はどうやら第1巻番外編でのヘアメイクイシダでのカットの経験をきっかけに、石田母に憧れて(将也の母だとは気づかずに)ヘアメイクの仕事を目指してずっと独学で勉強をしているようなのです。(関連エントリ

その「憧れだった人」が実は大好きな将也の母親だったと知り、実際に話をするチャンスが到来したときに、硝子はどんなことを石田母に話すのでしょうか。

個人的には、硝子が小学校のときのカットの経験を「幸せな思い出」として石田母に語ってくれたらいいな、と思ったりします。
このフラグが、あとたった8話でどこまで回収されるのか分かりません(まさか硝子が将也と結婚して石田家で仕事をしている、そこまでは描かれないでしょう)が、「三者会談」で硝子がヘアメイクに興味を持っているという事実が石田母に伝われば、「フラグ回収」という観点からは相当な前進になるように思います。

さらにエントリを分けて続けます。
タグ:第54話 第55話
posted by sora at 07:12| Comment(7) | TrackBack(0) | 第7巻 | 更新情報をチェックする

第55話の展開を予想する(1)

さて、第51話のラストから第54話まで、場面も時間もほとんど変わらずに将也と硝子の感情の動きが描写されてきましたが、第54話ラストの煽り文を読むと、ようやく時間も場所も変わるようです。

というわけで第55話について展開を予想していきたいと思いますが、やはり普通に考えれば、

1)次回は将也視点(というか、もしかするとラストまでずっと将也視点)

というのがまず出発点だと思います。

今回の長期にわたる将也の不在中の物語と、将也復活劇をみて、やはり「聲の形」というのは一義的には将也の物語である、ということを確信しました。(そういう意味では、乱暴な言い方をすれば「硝子の物語」ですらないと言えます。)

これまで、「結絃視点」というのが便宜的に使われてきましたが、既に硝子の最大の理解者は結絃から将也に移っているであろうことも考えると、もう結絃視点はラストまで二度と使われないだろうと思います。

となると、もう残り少ないラストまで、ずっと将也視点で走りきることになるでしょう。

第54話のあの場面から、将也視点で続いていくとすれば、自然と、

2)次回は病室に連れ戻されて、舞台はしばらく病室。でもすぐ退院しそう。

ということになるだろう、と思われます。
きっと病院の先生や看護師、石田母などから厳しく怒られるのでしょうが、それ自体は物語とあまり関係なさそうなので、そんなに深く描写されないだろうと思います。

そして、目が覚めた将也にとって、病室にいることはもはや(メタ的に言って)意味がないので、遅くとも第55話のラストまでで、「退院」のメドが立つのではないかと思います。

さて、とはいえ、病室でやらなきゃいけないことも恐らくあって、

3)次回のメインイベントは将也と硝子、石田母の三者会談?

これですね。

第54話ラストで石田母は倒れましたが、恐らく心労からのもので、深刻なものにはならないと予想します。(もうそんなイベントをこなしている時間がないでしょうから)

そうなると気になるのが、第49話で石田母が回避した「三者会談」の行方です。
あのとき、石田母は「将也が目覚めたら その時…ゆっくり話しましょ」と言いました。


第49話、7ページ。

そして、将也は目覚めました。
将也が退院してしまうと「ゆっくり話す」チャンスも失われてしまいそうですから、「三者会談」をするなら、入院している間にやるのがいちばんいいでしょう。

ということで、次回、第55話のメインとなるイベントは、病室での、将也、硝子、石田母の「三者会談」になるのではないか、と予想します

石田母のキャラクターと、「将也がそこにいる」ということを考えると、石田母は筆談ノートなどを使わずに普通にしゃべり、それを将也が手話で硝子に伝える(逆方向も同じで、硝子の手話を将也が石田母に翻訳して伝える)というスタイルが基本になると思いますが、恐らく三者会談のなかでは(恐らく冒頭に)硝子が石田母に謝罪する、という場面があると思われますので、そこは硝子は「直接伝える」ために、筆談ノートを使うのではないかと想像します。

次のエントリでは、「三者会談」の中身などについて予想していきたいと思います。
タグ:第54話 第55話
posted by sora at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 第7巻 | 更新情報をチェックする