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おすすめエントリ(最初はこちらからどうぞ)

2014年08月25日

今日は、聲の形の世界にカレンダーが追いついた日です。

もう夜の11時ですが、そういえば今日8月25日は、リアルの世界のカレンダー(つまり8月25日)が、聲の形のなかのカレンダーに追いついた日になります。

現在、聲の形の連載は第49回まで進んでいますが、私のカレンダーでの考察に基づくと、現在の「聲の形」のなかのカレンダーは、東地高校の新学期が他校よりも少しだけ早く始まった日、ということで、かなりの確率で「8月25日」であろうと推測しています。

つまり、今日、8月25日で、ちょうどリアルのカレンダーと聲の形のなかのカレンダーが一致した、ということになるわけです。

基本的に、聲の形のなかの世界のほうがカレンダーはゆっくり進んでいる(特に第6巻に入ってから遅くなりました)ので、これからはリアルのカレンダーのほうが先に進んでいく展開になる可能性が高そうですね。
タグ:第49話
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(コネタ)第48話で見かけた面白い文字

第48話で、たまたま先ほど見かけたコネタがあったので簡単にご紹介します。

第48話の最終ページ、川井が病室に籠城する植野にたいして話しかけるシーンです。


第48話、17ページ。

ここのせりふ、「なおちゃん なんで そーゆー いじわるするの…」の最後についている文字ですが、

「!!?」という3文字がワンセットになっています。

私はあまりこういう文字に詳しくないのですが、「!?」というのはよく見かけますが、「!!?」と3文字がワンセットになって1文字分のスペースに収まっているというのは、知っている限りでは初めて見ました。

こういうのは割とポピュラーなのでしょうか?
ちょっと面白かったので、エントリとして書いてみました。
タグ:第48話
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第48話で川井のみせた「第3のコミュニケーションの断絶」とは?

第48話でいくつかエントリを書いた(下記2件のエントリ参照)「川井のコミュニケーションの断絶」に関する、補足的なエントリです。

(関連エントリ)
第48話で改めて示された「非ガムシロ組」のコミュニケーション断絶とは?
第48話、川井と硝子のコミュニケーション断絶を示すもう1つの描写とは?

第48話は、川井という存在を使って、コミュニケーションにかかる障害=聴覚障害をもった存在である硝子をとりまく「コミュニケーションの断絶」をさまざまな角度から描いている、という側面があるように思われます。

すでに別エントリで、「筆談ノートを叩き落として一方的に話をする」「相手の表情やリアクションに興味をもたずに一方的に語り続ける」という、川井が示した2つの「コミュニケーション断絶の形」について指摘しましたが、さらに読み込んでいくと、もう1つ、「第3の」コミュニケーションの断絶が描かれていることに気づきます。

それは、

1)硝子は、みんなの気持ちがわかっていない。
2)硝子は、自分の気持ちを伝えることができない。
3)それでも、私(川井)はあなた(硝子)の気持ちはよく分かっている。


という、3段構えの思い込みです。

今回、川井は硝子に対して「みんな心配してたんだよ!!」と叱る一方で、「言えないよね つらいこと」「わかるよ 西宮さんの気持ち」という「エール?」を送っています。


第48話、13ページ。

この場面で川井が言っていることを整理すると、上記の1)〜3)になるわけです。

でも、本当はこれって3つとも川井の思い込みで、ほとんど正しくありません
かつての硝子はともかく、将也の転落事件をへて「覚醒した」硝子は、永束や佐原に率直な自分の気持ちを伝えていますし、多少卑屈かもしれませんがみんなのことも人一倍考えています。そして、そういう複雑な硝子の心の動きを、実際には川井こそが逆に「まったく理解していません」。

そもそも、筆談ノートを差し出して映画再開の意見を求めた硝子と、その硝子が差し出した筆談ノートを叩き落として、硝子の耳が聞こえないのも忘れてとうとうと自分語りを続けた川井、どちらが本当の意味で「コミュニケーション不全」に陥っているのでしょうか?

そして、そんな状況でも「相手のことをよくわかっている」と無邪気に信じられて、相手に説教じみたことすらできてしまうことは、労せずコミュニケーションをとることができる「強者」の、そうではない「弱者」に対する傲慢さをはっきり表しているといえるでしょう。

こうやってみると、硝子の聴覚障害は、コミュニケーションを「相手との相互作用」として行っている人物と、そうではなく「自分の言いたいことを押し付けるだけの営み」として行っている人物との差異を、残酷なまでにあからさまに見せつける役割を果たしているな、と感じずにはいられません。
タグ:第48話
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第49話・定例 伏線回収ウォッチング

さて、今回は「真柴回」ということで、真柴に関する伏線が回収されました。

1)特A級
1a)硝子の将也への恋心は届くのか。将也の硝子への恋心は自覚され届くのか。
1b)将也、硝子双方が持つ自己嫌悪は克服されるのか。
1c)島田の中学での将也迫害の理由、島田が将也に考えている(いた)こと
1d)小学校時代の硝子がなぜ将也と友達になろうとしたか
1e)硝子が自殺を決意するに至る(小学校からの)心情的経緯 →44話の手紙と45話の結絃の回想で語られました
1f)橋メンバーとの和解。誰と和解し、誰と和解しないのか。 → 46、47、49話で、硝子ー永束ー佐原ー真柴の人間関係が再構築され、48話では川井との断絶が示されました。
1g)将也がクラスメート全般につけている×は外れるのか
1h)硝子が「諦めていたもの」とは何だったのか→45話の結絃の回想から、かなり重いものである可能性が強まりました
1i)将也は、いつ硝子に過去の行い(いじめ)を謝罪するのか

2)A級
2a)硝子が植野に出した手紙の中身 → 第44話で明らかになりました
2b)硝子の補聴器が片方になった理由
2c)水門小から転校後の硝子の学校生活、交友関係
2d)なぜ島田はテキ屋になっているのか、ただのバイトなのか → なんと第49話おまけの「舞台探訪」で回収されました。ただのバイトのようです。
2e)結絃カメラのゴクヒ映像はもう使われないのか → 47話からみると、自殺の映像はガムシロ組にも共有されたようです。
2f)結絃の不登校は解消されるのか、自称「硝子の世話係」を卒業するのか → 第44話、45話で「世話係」の自己像が否定されました。
2g)硝子が「死にたい」から1か月半程度で立ち直るまでの経緯

3)Aマイナス級
3a)真柴の正体、真柴の「同級生」 → 第49話で、真柴が考えていたこと、同級生の話題が伏線回収されました。
3b)結絃が死体写真ばかり撮っていた理由 → 第45話で明確になりました。
3c)ガーデンピックはいつ聞くんだ
3d)佐原のメール「成長を証明する」方法 → 第44話、45話での植野への振る舞いに明確に見えました。47話でも成長が示されています。
3e)竹内がなぜ手話を知っているのか
3f)ペドロはどこへ行った?
3g)広瀬のいま、島田・植野との関係
3h)将也が中学時代も孤立していたことを硝子は知ることになるのか
3i)映画はどうなるの? → 硝子が、植野以外の全メンバーから再開合意をとりつけました。

4)B級
4a)喜多先生の結婚相手、喜多はいま何をやっているのか
4b)小学校時代、将也以外のクラスメートの硝子いじめの実態
4c)石田母の「優しさの中の厳しさ」はもう表現されないのか → 第49話で、病室に籠城する植野への態度、硝子への拒絶などで改めて示されました。
4d)健脚コンビとは何だったのか
4e)デラックスってなぜ登場したんだろう、再登場はある?
4f)石田姉の顔出しはある?
4g)花火大会の「あれ 西宮さんじゃね?」の発言者は?


今回、もっともはっきり回収されたのは、3a)の真柴のなぞですね。真柴がどんなことを考え、なぜ将也に接近し、またなぜ教師を目指していて、「妊娠している同級生」とは何者なのか、そのあたりがひととおり伏線回収されました。

また、真柴は硝子と深い会話こそ交わさなかったものの、永束と硝子との間の筆談での会話を読み、硝子の考えを「変わっている」といぶかりながらも理解し、そして水門小学校で竹内を説得している硝子を見て、心を開きました。
硝子と真柴との関係は、橋崩壊事件前よりもはるかに深く、再構築されたといっていいと思います。

そして、同様に、映画制作再開についても大きな進展がありました。
真柴の賛同により川井も意見を変え、これで植野以外の全メンバーから再開の合意を取り付けました。残るは植野だけです。

そして、今回は石田母の「優しさの中の厳しさ」の一端が改めて示された回でもあったと思います。
石田母は、植野の籠城を許容しましたが、「夏休みの間だけなんだろうから好きにしろ」という表現を使っています。
また、硝子に対しては、筆談ノートを見ようともせず、話すのは日を改めてと言って立ち去ってしまいました。
どちらの言い分も否定せず、でも決して受け入れることもせず、端的にいえば「突き放して放置して」います。これは、石田母の現在の心の余裕のなさの現れでもある一方で、将也や石田姉への子育てにも通じるやりかたで、なにか問題が生じているときの、石田母の対人スタイルを示したものだといえそうです。

また、びっくりするような形で、2d)が回収されています
第49話のおまけページである「舞台探訪」のカラーページで、遊園地で働いていた島田が「バイト」であったことが明言されています。
タグ:第49話
posted by sora at 09:42 | Comment(4) | TrackBack(0) | 第6巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第49話、永束をめぐるドラマとは?

第49話は、それぞれのキャラクターに、よく読むと気づくような小さなドラマが埋め込まれていて、読み返すたびに発見があります。
中でも今回、少ないコマで多くが語られていると感じるキャラクターのひとりが、永束です。

前回、第48話の病室のシーンで、「映画再開メンバー」のうち佐原はいましたが、永束はいませんでした。(この際、行方不明の結絃は横においておきましょう)
どこに行ったのかな、普通に考えれば川井・真柴と合流して一緒に見舞いに行くはずなんだけど、と思っていたわけですが、今回、石田母の後ろから登場しました。


第49話、3ページ。

そして、植野の篭城について、石田母は「永束君から聞いた」と話しています。
さらに、振り返ってみると、永束は何度も将也の家に顔を出していて、かつ石田母とも面識があります(というか、一緒に晩御飯まで作っている!)。

これらを総合して考えると、

永束は、あえて川井らと合流せずにまず石田宅に向かい、石田母と一緒に病院に来た。

ということになると思います。そしてその理由は、

植野が籠城していて、硝子が病室に入れないことを直訴しに行った。

ということだろうと思います。
さらに考えてみると、こういう「外の力(外圧)による突破」を永束が選択したという事は、恐らく、

永束は第46話のあとも何度か硝子を病室に入れようとして(あるいは自分が入ろうとして)、そのたびに植野に妨害された。

ということを示唆しているでしょう。
第46話からはずいぶん日がたっていますし、実際に毎日籠城しているのを見ていなければ、まさかずーっと植野がいるとは想像もできないでしょう(46話では帰っていくのを見ていますし)から。

だからこそ、石田母を説得して病室まで一緒に来たわけです。
第48話で、佐原が石田宅に電話しても誰も出なかったのは、この時点で既に永束と石田母は一緒に病室に(たぶん車で)向かっている最中だった、ということになります。

でも、石田母の口から出てきたのは、予想外の植野の籠城容認。しかも石田母から植野に「永束君から聞いたわ」と話されてしまって、にらまれて久しぶりにブル束に戻ってしまいました(笑)。


第49話、3ページ。

さらに、永束のこの行動が、結果的に石田母と硝子を引き会わせることになりましたが、これは、硝子にとっても石田母にとっても「辛い出会い」となってしまいました。
それでも、恐らく硝子は石田母に一刻も早く謝罪したかったでしょうから、ことばは伝わらなかったものの「態度」だけでも伝わったことは良かったのだとは思います。

石田母と硝子との辛い対面を呆然と見守っていた永束は、このあとどうしたのでしょうか。

このあと、硝子はすぐに水門小に向かったことが分かっています。
永束は、硝子・佐原と映画についての話を少し交わし、そこで硝子が「一人でやりたいことがある」と言って出て行ったのでしょう。

傷つきながらも、それでも映画再開にむけて動き続ける硝子に、永束は改めて心動かされたのではないでしょうか。

登場するコマは少ないですが、第49話から、永束についてはそんなドラマを読み取りたいと思います。
タグ:第49話
posted by sora at 09:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 第6巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする