2014年08月17日

第5巻表紙から改めて考える、花火大会の屋台の配置

以前、第41話~42話が出たころに、花火大会の屋台の配置について考察した事がありました


第42話、2ページ。

それは、第42話での「あれ 西宮さんじゃね?」と言ったのが誰なのか、ということを考えるためでした(結局、第48話まで進んでいる現時点でも、その答えは出ていないので、このまま謎のままで終わることになりそうですが)。

今回、単行本の第5巻の表紙が花火大会の屋台の前だったことで、屋台の配置についての情報が少し追加されました。


第5巻表紙より。

そこで、花火大会のときの屋台の配置がどうなっていたのか、以前考察したときよりももう少し詳しくみておきたいと思います。

第5巻の表紙で、硝子が立っているところにあるのは、「わたがし」の屋台ですね。
そこから左に順に

・わたがし
・大判焼き
・ケバブ?(黄色くて梵語のような文字)
・???(王様?の文字)
・???(まったく不明)
・クレープ?



↑第5巻表紙のアップ。大判焼きの隣の、ケバブ?屋と「王様?」屋の部分。

その後ろにも続いていますが、全然分かりません。

また、「王様」のあたりに、川原へ下りる階段があることが分かります。

一方、わたがしから右(裏表紙方向)には、

・わたがし
・お好み焼き


で、その先もありますがこちらは以前の分析から、「お好み焼き」から先は判明しているので大丈夫です。

ということで、かなり大雑把ですが、第5巻表紙情報で補完した、花火大会の屋台の位置関係としては、花火大会会場の川原に背を向けた状態で、左から、

・???(クレープより左にも何件かあり)
・クレープ?
・???
・王様?   :このあたりに階段
・ケバブ?
・大判焼き
・わたがし
・お好み焼き
・じゃがバター
・りんご飴
・たこ焼き
・焼きそば
・???(焼きそばより右にも何件かあり)


ということになりそうです。


↑図示するとこんな感じですね。(クリックで拡大します。)
タグ:第41話 第42話
posted by sora at 09:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 第5巻 | 更新情報をチェックする

第47話から読み解く、佐原の「もう1つの発達課題」とは?(4)

前エントリからの続きです。

「条件付きの承認を得ることで、自分の価値を確認する」という行動原理に基づいて、少しずつ築き上げてきた、佐原の「成長して価値ある存在になった自分」という自己イメージ、自己肯定感は、橋事件以降の一連のできごとで、激しく傷つきました。
最後の拠り所の1つだった妖精の衣装の共同制作についても植野から否定され、あらゆるものを失って失意の底に沈み、まさにその妖精の衣装を捨てようとしていた佐原の肩をたたいたのが、硝子でした。

「どうしたの?」と。


第47話、16ページ。

この場面は、既に別エントリで触れましたが、まさに小学校時代のリフレインです。
条件付き承認を得ようとして行っていた行動が否定され、自己肯定感が損なわれて、もうこれは逃げるしかない、と諦めそうになったときにかけられた、硝子の「どうしたの?」のことば、という構図です。

ここでの佐原の反応は、基本的には小学校の時と同じでした。
いまの私には、あなたに与えられるものがなくなってしまった。与えられるもののない自分はあなたにとって価値がないから、あなたに承認してもらえない。だから、そんな私はここに存在する価値がないから、ここから去るしかない…。

ただ、小学校のときと違っていたのは、佐原が手話を覚えていたこと。それによって、実際に去ってしまう前に、わずかでも、硝子に「こえ」が伝わったこと。
そして、硝子も「変わり」、自分の考えをはっきり伝えるようになっていたことでした。

硝子の答えは、「必要」でした。


第47話、17ページ。

これは、植野から「映画はぽしゃった」と聞かされ、さらにコンテストに提出することも拒否されたことで、無価値になったと感じていた妖精の衣装への「承認」であると同時に、自らの成長の証だと信じていたさまざまなものが信じられなくなり、自分自身の成長と存在価値を証明するものをすべて失った(と感じていた)佐原に対する「承認」でもありました。

しかも、ここで硝子が示しているのは、「条件付き承認」ではなく、限りなく「無条件の承認」に近いものです。

一見、硝子も、これまで佐原が受けてきたものと同様、「映画のために役に立つから」という「条件」つきでの承認を佐原に与えているように見えます。
でも、そもそも、硝子が映画制作にとりかかっている理由は何だったでしょうか?

「壊れてしまったものを取り戻す」

つまり、映画制作のほうがむしろ「手段」であって、その目的はむしろ、佐原との関係を再構築すること、そちらにこそあるわけです。

つまり、硝子の佐原へのメッセージとは、

ただ、あなたがそこに、そのまま、ありのままでいるだけで、あなたが必要です。
ありのままのあなたにこそ、ここにいて一緒に歩いてほしいのです。それが必要なのです。


そういう、「無条件の承認」としての「必要」に他ならないわけです。

長いですね。もう1回エントリを分けます。次が最後になると思います。
タグ:第47話
posted by sora at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 第6巻 | 更新情報をチェックする

単行本派の方向け:第5巻に関する過去の考察

聲の形の単行本を読んで、それで当ブログにお越しくださっている方もけっこういらっしゃるようです。

当ブログは連載を追いかけていますので、昨日発売になった第5巻の話題は、すでに少し以前のほうに流れてしまっていますが、カテゴリを巻数別に分けていますので、そちらを読めば過去の考察を読む事ができるようになっています。

当ブログ カテゴリ:第5巻

なお、コメント欄については第6巻相当分以降のネタバレになっているものもある可能性がありますので、ご注意ください。
また、各考察は、連載でその話が書かれた時点での情報をベースに書いていますので、先の展開の推理の部分については間違っている部分がたくさんありますので、その点はご了承願います。

最後に、「第5巻」カテゴリのなかから、いくつか重要な議論をしているエントリ、いま読んでも興味深いと思われるエントリを抜き出してご紹介しておきます。

新たな聖地巡礼写真がアップされました!

第39話「いつか報いは受けるんだな」は誰のセリフ?&スニーカーと人影の謎

第40話、硝子はなぜ「私と一緒にいたら不幸になる」と言ったのか?
第42話、硝子の行動は「唐突過ぎる」か?
デートごっこ以後の硝子の心情を改めて考える

第42話は各巻のラストを伏線として回収し直している?
第42話は各巻のラストを伏線として回収し直している?(2) 第3巻ラスト
第42話は各巻のラストを伏線として回収し直している?(3) 第4巻ラスト

花火大会の屋台配置はどうなっている?
第42話、「あれ西宮さんじゃね?」と言ったのは誰?

西宮家のLDの照明はなに?


↑モバイル用


↑PC用


↑楽天ブックス
タグ:第42話
posted by sora at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 第5巻 | 更新情報をチェックする