当ブログでは、いわゆる発売日前の「フライングのネタバレ」に関する話題は扱いません。フライングのネタバレとなるコメントはご遠慮ください。ご協力よろしくお願いします。(発売日後のネタバレはOKです。)

おすすめエントリ(最初はこちらからどうぞ)

2014年08月06日

第47話、将也に対する植野の思いと覚悟とは?

第47話では、植野は「門番」として2ページほど登場しただけでしたが(笑)、この短い登場場面だけで、かなりいろいろなことが分かる描写となっています。


第47話、13ページ。

まず分かったことは、植野が毎日将也の病室に通いつめていること。そして、硝子が病室に入ることを妨害し続けていること、です。

今回、佐原が病室のドアを開けようとして開かなかったのは、植野が「押さえていた」からですが(ということは第46話で永束が開けようとしたときも、本当に「押さえていた」んですね。永束の演技を疑って悪かったです(笑))、そのあとドアを開けた植野は「なんだお前か」と言っています。
つまり、「佐原じゃない誰か」がドアを開けようとしていると思って、ドアを押さえていた、ということが伺えます。

そして佐原はそのすぐ後に、病院内で硝子と遭遇しました。
つまり、硝子は佐原の直前くらいに将也の病室に見舞いに来たけれども、この日も植野から門前払いを食らった、植野は硝子が入ってこないようにドアを押さえていた、ちょうどそこに佐原がやってきた、ということなのでしょう。
(さすがにそんなに長時間ドアを開かなくしていたら見回りの医師や看護師に追い出されてしまうでしょうから、この間の時間は短かったのだと思われます)

そして、佐原が仕上げてきた妖精の衣装に対して、コンテストに出すなら自分の名前を出さずに勝手にやれ、と返しました。


第47話、14ページ。

映画撮影中に植野が将也に話したとおり、この妖精の衣装は、植野にとっても、東京の学校に進学するために必要な作品だったはずです。
それを植野は放棄しようとしていることになります。

そして、将也の病室にこもっている。

つまり、植野は、あらゆることを犠牲にして、将也のためにできることをして今の時間を過ごそうと覚悟を決めている、そういうことだと思います。
その「できること」の1つだと植野が思っていることが、「硝子を将也から引き離すこと、硝子を排除すること」であることは間違いありません。
植野にとって、硝子は小学校時代からずっと変わらず、自身と将也の関係を怖し、不幸に陥れる「害悪」なのでしょうから。

「橋事件」で将也との関係が切れてしまったあと、植野は毎日電話をかけていましたが、将也の自宅の場所を知っているにも関わらず、直接押しかけることはありませんでした。おそらく、そこには橋での失敗からくる躊躇があったのでしょう。
ところがその結果、将也は硝子との関係に依存し、硝子自殺とそれへの将也の巻き込まれという最悪の結果につながってしまいました。

その「行動選択の誤り」を植野は痛感し後悔しており、今度こそ、自分がいちばん近くにいて、何がなんでも「害悪」である硝子と切り離さなければならない、と心に決めているのではないかと想像します。

もしかすると植野は、目が覚めたときに将也に徹底的に嫌われることさえも覚悟のうちに入れるフェーズに既に入っているのかもしれません。
最後の最後に、将也からの心からの「嫌い」をぶつけてもらえれば、それはそれでいい、と。

そこまで「答え」が出れば、植野はまた「日常」に復帰することができるはずです。
硝子との関係がどうなるか、映画制作に復帰するかどうかはわかりません。
でも、そういう、答えが出たのか出ていないのか分からないような姿が、「聲の形」で植野に与えられる「和解ではない救いの形」になるのかもしれないな、と思っています。
タグ:第47話
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第48話、川井はなぜ苦しい立場に追い込まれてる?

第48話の話題、今回はベーシックな読み解きから始めてみようと思います。

第48話で、川井の提案した千羽鶴がクラスの少なくとも2人(雰囲気的にはもっと多くの人)から否定的な目で見られてしまった件、それなりにクラス内での地位を固めていたはずの川井が微妙に苦しい立場に追い込まれているように見えますが、それはなぜでしょうか?

もちろん、将也がクラスの中でそれほど認められていなかった、みんなから疎遠に思われていた(だから千羽鶴なんて面倒)というのもあったでしょうが、それだけではないと思います。

自然に考えれば、その最大の理由は、

将也の転落が、川井の発言を苦にした自殺だと疑われているから。

だと思われます。

考えてみると、今回、新学期になりましたが、その直前で、まわりの生徒が川井や将也を見たのは、8月5日の夏休み中の登校日でした。
そのときに何が起こったかといえば、川井が将也の過去のいじめと、それを口止めしようとした行為を周囲にぶちまけ、ショックを受けた将也が教室から走り去る、という、将也と川井との「修羅場」、というか「川井劇場」でした。


第38話、9ページ。これが8月5日、クラスメートが将也を見た最後でした。

クラスの生徒にとって、将也を最後に見たのが、この「川井劇場の修羅場」から走り去っていく将也だったわけですね。

そしてさらにその後も、(橋に着いてからの真柴のせりふなどを見ると)川井と真柴が教室で話をして、真柴が川井を落ち着かせたうえで、「あれは言いすぎだからあとで謝ろうよ」みたいなことを言っていたと思われます。
それもクラスの少なからぬ人に聞かれていたでしょう。

登校日にあんなものを見せられて、いざ新学期になったら将也は転落して重傷、原因不明、となれば、当然多くの生徒は、あの登校日の修羅場が原因で将也は飛び降りたんじゃないか、といぶかるでしょう。

それなのに、川井はまるで他人事のように、クラスを代表して見舞いに行くから千羽鶴を折れ、と指示を出しているわけで、これはさすがに反感を受けても仕方ない、ということになると思います。

実際、あのLINEもどきのメッセージの最後のやりとりは「こいつのせいで飛び降りたんじゃないか」になっていて、だからこそ、しれっとした川井の態度に対して「気持ちワルイ」という陰口が飛び出したわけですね。

さすがにこの「クラスを代表して千羽鶴を」の場面での川井の態度をみると、川井は自分自身の「人望」を買いかぶりすぎていたのではないか、と思わずにはいられないところです。

そして、川井のこの態度からもう1つ不思議に思うことがあります。
それは、川井自身が、「これってもしかして自分のせいでは?」と不安がっている様子がまったく見られないことです。

これも含めて、次のエントリで考えてみたいと思います。
タグ:第48話
posted by sora at 08:20 | Comment(13) | TrackBack(0) | 第6巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第48話、川井の「なぜ知っているのか?」問題

さて、第44話では、植野がなぜ硝子の飛び降りを知っていたのかという謎が、第46話では永束がなぜ硝子の飛び降りを知っているのかという謎が、さらに第47話では佐原がなぜ硝子の飛び降りと将也のリアクションの詳細を知っているのかという謎がありました。

そして今回、第48話では、どうやら川井までが硝子の飛び降りを知っているらしいという「川井がなぜ知ってるのか問題」まで飛び出してきました。

まず、川井は、将也の飛び降り事件に対してまったく動揺を見せていません。

普通に考えると、8月5日の登校日に将也との間でなされた感情的なやり取りを引き金にして、さらにそのあとに続く「橋崩壊事件」で将也が傷ついているのを見たのが将也を見かけた最後なわけですから、「あの日」をきっかけに将也が飛び降り自殺をしたのでは?と考えるのが自然ではないでしょうか。
そう考えたとき(いくら自分が正しいと信じていたとしても)、自分の発言が将也を自殺に追い込んだのかもしれない、という可能性を考えて動揺するのが自然な態度だと思います。
ましてや今回は「川井視点」なので川井の内面もダダ漏れなのですが、それでもその不安を考えている気配もありません。

そして、病室で硝子に会ったら、いきなり「命の大切さ」とか「生きていたら辛いこともあるけど頑張ろう」みたいなことをとうとうと説教し始めています。
これもまた、川井が硝子が飛び降りたことを知っていなければありえない言動だと言うほかありません。(この部分に川井の内面描写がまったくないところは巧妙というかうまく隠してるなと思いますが)

こうやってみると、川井が、この新学期開始日よりも前に将也の転落事件を知っていて、かつその詳細(実際には硝子が飛び降りた)まで知らされていることは間違いありません。

では、どうやって知ったのでしょうか?

今回の、植野に対する川井のモノローグをみると、「橋事件」以降、川井と植野はやりとりが途絶えているように見えます。
ですから、「植野→川井ルート」の可能性は低そうです。
また、川井は3巻で佐原の連絡先を知りませんでした。真柴だけに興味のある川井が映画撮影中に佐原の連絡先を交換した可能性も低そうなので、「佐原→川井ルート」もなさそうです。

唯一考えられるのは、第44話で永束が「みんなに連絡した」のなかに川井・真柴も入っていて、かつ、川井がその連絡のあとに改めて永束に連絡をとった、という、「永束→川井ルート」ならぬ「川井→永束ルート」です

最初に永束が川井に連絡をとったとき、永束が知っていたのはその時点で石田母が知っていた情報、つまり「原因は分からないけど将也が転落して入院」どまりでした。
ですからこの段階では、川井もまた同じく、転落の真相はわかりません。
でもその後、永束は(恐らく佐原と一緒に結絃のカメラ映像を見て)真相を知ります。
その情報を得たあとで、川井から永束に電話があれば、永束は川井に事態の真相を伝えることができたことになります。

おそらく川井は、最初に永束からの電話で将也転落を知ったときは、少なからず上記のような「自分のせいかも」という不安を感じたのではないでしょうか。
そこで、その日の夜にでも改めて永束に自分から電話をして、なにか新しいことが分かったかどうかを聞いたのではないかと想像します。
それで、実際には自分が原因ではなく硝子が原因だったとしり、自分の問題としては「安心」した、ということなのではないかと思います。

全体的に、この「なぜ知っているのか問題」は、あらゆる登場人物にあてはまる謎になってきているので若干気持ちがわるいのですが、一応、植野以外については説明は成り立ちそうだと思っています。

やはり「なぜ知っているのか問題」の最大の謎は、第44話の植野というのは変わらないようです。
タグ:第48話
posted by sora at 08:49 | Comment(3) | TrackBack(0) | 第6巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月07日

第48話、佐原は誰と連絡を取ろうとしているのか?

第48話で、川井と真柴が病室を訪れた際、電話をかけている佐原と硝子に遭遇します。


第48話、11ページ。

このときの佐原のせりふですが、

「うん 出ないね…」
「おばさん 家にいらっしゃらないのかしら」


「おばさん」にかけたけれどもつながらない、ということのようですが、このときにかけている相手は誰でしょう?
「おばさん」で該当しそうなのは、西宮母と石田母くらいしか思い当たりませんが、ここはほぼ間違いなく、

石田母

でしょう。

まず、西宮母だとしたら、恐らく娘である硝子はいまどうしているか知っているはず(この病院に勤務している可能性も高いわけですし)ですから「家にいらっしゃらないのかしら」という表現には違和感があります。
また、このタイミングで佐原に頼んで西宮母に電話で何か伝える必然性がよくわかりません(単に伝えるだけなら、家に帰ってから伝えればいいでしょうから)。
また、「おばさん」という表現を、硝子の前で、硝子の母親に対して使うだろうか、といのも違和感を感じます。

一方、石田母が連絡相手だとすると、いろいろなことが自然な形でつながります。
このあとの佐原と川井との会話で、この日も佐原と硝子は将也の病室を訪れ、植野に追い返されて入れなかったことが分かります。
これまでの流れを見ると、硝子は毎日将也の病室を訪れては、毎回植野に追い返されているに違いありません。
今回、一緒に追い返された(であろう)佐原が、硝子の気持ちを考えて、事態打破のために石田母に相談しようとした、というのは十分筋が通ります。

また、硝子が川井らを映画再開に誘ってビンタされたとき、硝子が手に持っていた筆談ノートなどが地面に散乱しますが、筆談ノートと一緒に、美容室のチラシのようなものも落ちています。


第48話、14ページ。

これは、石田宅の連絡先が分からない硝子・佐原が、病院のロビーかどこかで見つけたヘアメイクイシダのチラシ(あるいは、ヘアカタログの裏表紙かなにかの広告)を見て電話していた、と考えるとつじつまが合いそうです。

というわけで、この場面、佐原が電話していたのは恐らく石田母だろうと推理できます。

そして、電話したのにつながらない、というのは、「いままさに病院に向かっている最中」、もしくは「すでに病室のなかにいる(かけているのは店の電話なのでつながらない)」といった可能性が考えられ、次回第49話では、川井・植野バトルにかけつける石田母、もしくは植野の背後から川井らに声をかける石田母が見られるのではないかと想像します。

そして、もしかすると「石田母視点」もくるかも…。
(まあ、これはさすがに可能性としては非常に低いと思います。そのあたりについては後続のエントリにて。)
タグ:第48話
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第49話予測ネタ(1) 次回予測のための隠れた大ヒントとは?

さて、次回予測ネタですが、せっかくなので、いつものとおり「当たらない独自予測」から始めるのではなく、ちょっと「なぞ解き」らしく、次回予測の大きなヒントになりそうな、隠れた情報から拾っていきたいと思います。

それは、

巻末の次号予告に書かれた内容

です。

最後から3ページ前の次号予告ページ、次号では巻頭カラーということもあって大きなページがさかれていますが、ここに次回の予告が書いてあるのです。


週刊少年マガジン 36・37合併号 巻末の次回予告より。

バラバラになったパズルのピースを集めるように、かつての仲間を集める硝子。
残るは−−−。


また、同じページの別の場所には、こんな予告文も書かれています。

一歩一歩、前に進む硝子。将也のために映画作りメンバーを集められるか。

ここでポイントになるのは「残るは−−−」というところでしょう。

この表現を素直に読むと、次回、「残る映画作りメンバー」を「1人だけ」集めて、それで硝子のメンバー集めは終わり、という風に読めます。

そして興味深いことに、第48話のラストの場面で、「橋メンバー」は、永束・結絃を除いて全員集まっています。

そして、今回、第48話で、硝子は川井と真柴に映画撮影の提案をすませました。(川井にはビンタされ、真柴からは無視されましたが)

そうすると、硝子がまだ「映画再開の提案」をしていない、かつての「橋メンバー」は、あと1人しかいません。

植野です。

ですから、巻末の次回予告を素直に読むとすれば、次回の展開としては、

硝子が植野に映画再開の提案をする。

これしか考えられない、ということになります。

でも、だとするとこれは厳しいですね。
植野は、この「硝子からの」提案に、意地でも絶対に乗らないでしょう。
川井もその点においては植野と意見が一致するでしょうし、将也と距離をおいてしまったであろう真柴も、映画再開に乗り気になるとは思えません。
そして、映画再開賛同メンバーのうち、永束と結絃はこの場にいないので、硝子の側につくのは佐原だけということになります。

この、圧倒的に不利な状況のなかで、硝子の映画再開提案はどのような展開を見せるのでしょうか。
もしかすると、「実は映画なんて本当は誰も撮りたくなかったんだ」というぶっちゃけの本音が飛び出して、「橋事件再来」みたいな展開もあるかもしれません。
でも今度は、その中心には将也ではなく硝子がいるので、それを受けて「橋メンバー」とどんなコミュニケーションをするのか、小学校時代のいじめについて何かを語るのか、という点で、橋事件とは全く違った展開も期待できます。
流れとしては、そっちの方向なのかもしれないですね。

ところで、次回のストーリーが「硝子の植野への映画再開提案」が中心になるとしても、それとは別に「では誰視点なのか」という問題が出てきます。

それについては次回のエントリで書きたいと思います。
タグ:第48話 第49話
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2014年08月08日

第49話予測ネタ(2) 第49回は誰視点になるのか?

さて、前のエントリで、「巻末の次号予告」をヒントにして考えると、次回・第49話の中核ストーリーとなりそうなのは、「硝子が植野に映画再開の提案をする」というものである可能性が高い、ということを書きました。

これを前提にして、本エントリでは、じゃあ次回は「誰視点」になるのか、という点について考察したいと思います。

まず、俄然断然可能性が高くなったのが「植野視点」でしょう

これまで、「橋メンバー」が硝子の映画再開提案を受けるときは、真柴を除いてすべて「その人物の視点」になっています
永束しかり、佐原しかり、川井しかりです。

しかも、次回は巻頭カラー。
そろそろ、最大の秘密兵器?である「植野視点」を解放してもいいころでしょう。

さらに、第48話の最後は、しっかり植野が登場したところで終わっていますから、「植野視点」であればその瞬間をそのまま引き継いで話を続けることもできます
(もしそういう展開になれば、ある意味待望の?「植野初カラー」ということになりそうです。)

ということで、次回視点の最大の候補は、やはり「植野視点」ということになると思います。

それ以外の可能性では、「真柴視点」が考えられます。
「残るはーーー」の巻末次回予告がなければ、むしろ次は「真柴視点」という予想のほうが信憑性が高かったのですが、「残るはーーー」の相手、つまり硝子が次に映画再開を説得する相手が真柴だ、というのは、まあないことはないですが、すでに第48話で見せてしまっていることを考えるとあまりに間が抜けている感じがしますし、じゃあ植野はどうするんだ、永束の声かけだけで終わりなのか、という話になってしまいます。

また、「ストーリーは植野の説得だが視点は真柴」というのもなさそうに思います。
次回は、第48話最後の川井と植野の対決を処理しないといけないので、舞台は必ず病室が中心になります。
硝子とも植野とも接点が薄く、しかもすでに病室にいて1話分消化した真柴には、もはやネタらしいネタが残っていないと思います。

あと、残る可能性は「島田視点」でしょうか。
例えば、実はあの第48話の場面で、植野がブロックしている病室には島田もいて、植野が病室を占拠してやろうとしていたことは、「目覚めたときに、硝子によって壊れてしまった自分や島田との楽しい日々を取り戻すこと」だった、という展開です。
この場合、硝子の映画再開の説得相手は、植野と島田を両方一気に、ということになるかと思います。
可能性はゼロではないと思います。

次回予測については、もう少し考えているところがあるので、さらに次のエントリに続けたいと思います。
タグ:第48話 第49話
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第49話予測ネタ(3) 石田母の登場があるのでは?

次回予測ネタの続きです。

硝子の映画再開チャレンジは、このままいくと永束・佐原(・結絃)以外の全員から断られて瓦解してしまう可能性もかなり高そうです。

また、そもそも、第48話の最後から続く川井vs植野のバトルそのものが、この2人に任せて放っておいたら、またすさまじいキャットファイトになって関係者全員追い出されてしまう展開になりかねません。

そのあたりの問題を解決して、物語を前に進めるキーパーソンとして、石田母の登場というのがありえるんじゃないか、というのがもう1つの次回予想です。

その根拠は、第48話でわざわざ描かれた、佐原の電話の場面です。
川井と真柴が病室についたとき、ちょうど佐原が「おばさん」に電話をかけたけれどもつながらない、という描写があります。


第48話、11ページ。

ここで電話をかけている相手は、ほぼ間違いなく石田母でしょう。(硝子が川井にビンタされて、筆談ノートと一緒にヘアメイクのチラシみたいなものも落としているところからもそれが伺えます)

このとき、将也の見舞いのために車で移動中だとすれば、ちょうど第48話のエンディングの場面に登場することは十分考えられます

私が、石田母がこの場面に登場するのではないかと予想するのは、この場面に出てくれば、石田母だからこそのさまざまな役割を果たすことができるからです。

まず、植野と川井のバトルを仲裁するのに最も適任なのが石田母であることは論を待ちません。
たった一言、「けんかしないでみんな入って」と言えば終わりです。
それによって、この場にいる橋メンバーすべてが将也とスムーズに対面できる流れがかんたんい作れます。

そして、硝子の映画再開について、「その意味を再定義」できるのも、やはり石田母なのではないかと思います。
石田母は、将也本人以外では唯一、将也が自殺を考えていたこと、それを救ったのは恐らく硝子であることを知っている人物です
そして、カースト転落後、長く長く続いていた将也の孤立状態が、橋メンバーとの新たなつながりのなかでやっと解消されてきたということも知っています。
そういったことから、硝子がやろうとしている橋メンバーの関係修復が、確かに将也が望んでいることであり、かつ、その「将也が望むこと」中心にはまちがいなく硝子がいる、ということを石田母は語ることができる立場にいます

ですから、石田母であれば、まさにこの場に集まっている、映画再開に懐疑的または否定的、さらには硝子をよく知らなかったり敵対視しているメンバーに、「硝子の味方になってもらう」ような話ができるわけです。

このまんがは、基本的に「大人が問題を解決する」という展開は避けてきていますが、この場面では、石田母が登場してもいいんじゃないかな、と個人的には思っています。
結局、将也にとって硝子が本当に大切なんだ、ということを硝子が知ることが、硝子の「呪い」を解くカギになるはずですし、硝子は将也の人格形成に決定的に影響を与えた、自身の転校後の将也の孤立を知りません。
このあたりについて、ちゃんと硝子に語れる人物は、たぶん石田母しかいないと思うのです。
タグ:第48話 第49話
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2014年08月09日

第49話予測ネタ(4) 次回予想に関するその他の話題

次回予測エントリ、今回は「次回予告」なんてものもあって情報量が多いため、全部で4回にわたって書かせていただいています。
最後のエントリでは、残っているお楽しみ要素?について書いておきたいと思います。

1)最後の次回煽りは信用できるか?

今回掲載された話待つの次回煽りは、サブタイ煽りと内容煽りの中間くらいの「病室に入る資格が一番ある人」というものになっています。


第48話、17ページ。

これまで、サブタイ煽りは信頼性がほとんどなく、内容煽りは信頼性が50%くらい、という実績からいうと、全体的には、まあ「あまり信頼できない」のは間違いないと思います。

ただ、期待を込めて書くと、次号で「初めてカメラが将也の病室に入る」、つまり舞台が病院のロビーと廊下ばかりじゃなくて、将也の病室のなかにまで展開するんじゃないか、とは思います。
それが、立て籠ったままの植野視点なのか、川井か石田母にバリケードを破られてみんなが入ってきたあとの場面になるのかは、まだはっきり分かりませんが…。

2)ついに待望の植野カラー化?

次回は巻頭カラーです。


予告ページから。

第48話の終わり方からして、次回が「植野視点」か、「第48話の最後の場面の続き」かの少なくともいずれか(または両方)である確率は非常に高いのではないかと思います。

だとすると、ついにカラーページに植野が登場することになるのでしょうか?

実はこれまで植野は一度もカラーになったことがありません。主人公2人以外では、結絃と真柴はカラーになってますが、植野、川井、佐原はまだカラーになっていないはずです。

植野カラー化については、次回に大いに期待ですね。
(せっかくなら、追いかけてきたメンバーのコマもカラーページに入れて、覚醒硝子と佐原のカラー化も実現してほしいものです。川井は…ついでにカラー化されそうですが別にどうでもいいです(笑))

3)舞台探訪に大今先生が登場する?

次回は巻頭カラーに加えて、「物語の舞台を探訪する特別記事付き!! 将也と硝子がデートごっこをした舞台が明らかにーーー!」という予告がなされています。

まあ、舞台自体は「養老公園」ということですでに分かってしまっているわけですが、マガジンサイドが公式に舞台探訪を記事にするというのはなかなか画期的なことだと思います。

ところで気になることは、この記事で実際に「探訪」するのは誰なのか、ということですね。
誰も登場しない公園の風景を淡々と掲載してまんがのコマと比べるのか、とりあえずモデルみたいな人を被写体にいれるのか。
それとも、大今先生自身が探訪する、という記事になるのか。
まあ、最後だったらすごいなあ、と思いますが、予告の中にそういう話が書いてないですし、週刊連載中で死ぬほど忙しいでしょうから、本人登場はないでしょう…。
だったらせめて、将也と硝子っぽいモデルを入れて同じ場面を演技した写真を撮ってもらえるとイメージがわいていいですね。
タグ:第49話 第48話
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第48話、映画再開は肯定的に回収されるのか?

第48話のなかで、今後の話の展開上、非常に重要だと思われるイベントの1つは、「川井が硝子の映画再開の提案を非常に否定的に一蹴したこと」でしょう。


第48話、12ページ。

これは、もともと永束回で硝子が映画再開を提案した頃からずっとくすぶっている議論で、映画再開については、以下のような否定的要素がずっとついてまわってきています。

・そもそも将也は、実は映画そのものにはあまり興味はなかった。
・他のメンバーも、関係の壊れた後では映画撮影には実はあまり興味がない。
・新学期が始まってしまえば、高3なんだし映画撮影どころではないはず。
・映画のストーリーは川井によって「妖精が登場するいじめられっ子の復讐劇」に変わっているはず。そんな物語を将也は喜ぶのか。
・そもそも将也は昏睡中、硝子は自殺決行直後でメンタルも安定してないはずなのに、映画なんか再開している場合なのか。


いちおう第47話までは、永束と佐原に肯定的に受け止められていたため、このまま肯定的に進むのかな(微妙に気持ち悪いけど)と思っていた映画再開が、川井から、川井自身がやりたくないというのではなく、「そもそもそんなことやってる場合じゃない」という「大きな主語」で否定されたことは、話の展開上も大きな変化だと思います。

これで、最終的に「硝子が頑張って再開しようとしてきた映画撮影は、多数の賛同も得られず、将也にとっても意味がなく、無駄だった」という形で、否定的に回収される可能性がかなり高まったと思います。

考えてみると、硝子からみたとき、「自分のせいで将也が失ったもの、自分が壊したもの」は、高校になって再開してからの橋メンバーの人間関係だと理解していても仕方がありません。
もともと硝子は障害のため、健聴者集団である橋メンバーについて、入ってくる情報量が著しく制限されてしまっていることもあります。

でも実際には、将也は映画撮影には疎外感を感じていて、映画撮影を名目に集まっていた橋メンバーについても「えっ、君たちも映画撮影メンバーなの?(そしてなぜ西宮は入れないの?)」みたいな違和感を最初から感じていました。

そして、将也が本当に取り戻したいもの、「壊れてしまったもの」は、高校生になってからの橋メンバーとの関係というよりは、学級裁判後に崩壊して小中学校で孤立したことで失った、他人を信頼すること、他人から信頼されること、そのうえで他人としっかり向き合うこと、そういうことだと思います。

この、将也と硝子との「取り戻したいもの・壊してしまったもの」のずれが、硝子が映画再開に邁進する動機を形成していることから、この「映画再開に奔走する硝子」が最終的に肯定的に回収されるのか、否定的に回収されるのか、ここはまったく予断を許さないところです。

上げて落とす展開が好きな大今先生の作風からいえば、第48話を見たあとでは「否定的回収」の可能性の方が高まったかなあ、というのが率直な印象ですね。
ただ、否定的に回収されるにせよ、そういう行動にいたった硝子の「思い」だけは、肯定的に回収されてほしいと願ってやみません。

…それにしても。

「覚醒」した硝子に与えられた武器が、「将也が望んでいるかすら分からない映画再開の提案」だけ、というのは、大今先生はほんとに主役級のキャラの「攻撃力」を弱く設定するなあ、と思います

こういうとき、普通の少年マンガなら、誰も反論できないような強い「説得材料」を硝子に与えるでしょう。
映画撮影が材料なるならそれで、もともと将也がすごく乗り気だったとか、硝子が目覚めた将也とまず話すチャンスがあって「映画撮影再開してくれ」と託されるとか、「映画撮影再開は正しいことなんだ」という「絶対的確信」くらいは与えられるでしょう。
それすら与えてもらうことができず、ぶっちゃけ硝子一人が有用だと信じているだけ、というだけの「攻撃力」で硝子は「映画再開」に突き進んでいる設定になっているわけです。
このあたりも、個人的にはなかなか斬新に映ります。
タグ:第48話
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今日・明日は大今先生サイン会の整理券配布日です!

どうやら連載期間を通じて1回しか開催されずに終わってしまいそうなのが残念ですが、きたる8月23日に開催予定の、聲の形作者の大今良時先生のサイン会、整理券の事前配布は本日となっています。

整理券の事前配布、サイン会、どちらも会場は近鉄名古屋駅の「近鉄パッセ」8F、星野書店さんです。



比較的落ち着いた動きで、いまのところ「本日分終了しました」というアナウンスは出ていないようです。

すでに、Twitterの聲の形クラスタでは、整理券ゲットのツイートが次々と寄せられていますね。




また、遠方の方のための電話での受付が、明日10時から行われる予定です。



おそらく、今日の分がなくなっても、明日のために若干数はキープされていると思いますので、当日だけなら名古屋まで行ける!という方は明日の電話での整理券ゲットを目指されてはいかがでしょうか。

私は…当日もいけそうにないので、涙を飲んで皆さんの報告を待ちたいと思います。

ちなみに、今回のサイン会の「目玉」は、希望すれば、大今先生が好きなキャラ1体をサインと一緒に描いてくれるというものです。いやほんとうらやましい…


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2014年08月10日

第48話は「シリアスギャグ回」になってる?

今回、第48話は、もちろん物語全体の流れのなかでは、壊れた橋メンバーの関係を1人ずつ追いかけていく「各自視点回」の1つであることは間違いないですが、それとは別の視点として、連載1回分の読み物としては、「シリアスギャグ」を狙って遊んでいる回なのでは?と思わずにはいられません。

まず何より、連載でのみ書き込まれる(単行本では消える)冒頭煽りが、今回だけ明らかにおかしいです。

KOEKATA_48_001.jpg
第48話、1ページ。

学級委員長・川井。
その知られざる生態に迫る。


なんですか知られざる生態って(笑)。
これじゃほとんど珍獣扱いです。

そして、シリアスギャグは冒頭から炸裂しています。ページ末の

私 本当は気付いてた
私が 実は…


から、ページをめくって、

かわいいって ことに…

で鏡をとろんと見つめる大アップの川井(2ページ目の60%の面積を占拠)!


第48話、2ページ。

そしてここから、最後のページまで延々と川井劇場が続いていくのですが、このすべてが、

自分はツッコミの側だと思っているけど、実際にはすべてボケになっている

という、ギャグの構造になっています。

つまり、こういうことですね。

1)まんがのなかで「優秀で人気のある優等生」を自認して、
2)自分の周囲にある「おかしな問題」とか「間違ったことを言ってる人」(=ボケ役)に対して、
3)「正しく認識」して、「的確に行動」することで問題解決し(ツッコミ)、
4)ますます自分の周囲からの評価と人望が上がっていると認識している(自分ではツッコミ側だと信じて疑わない)川井さん


を見て、読者が、

2b)おいおい、それ別におかしくないし、間違ったこと言ってないぞ、と、「ボケをかましている川井」に「ツッコミ」を入れ、
3b)おいおい、その認識はおかしいだろ、その行動は間違ってるだろ、と、「ボケをかましている川井」に「ツッコミ」を入れ、
4b)ずれた言動で引かれているのに、「私って立派なツッコミ役だわ」と信じて「ボケをかましている川井」に、「お前がやってるのはツッコミじゃなくてボケだぞ」と「ツッコミ」を入れる。


という、二重構造のボケツッコミの様相を呈しているわけですね。

そういう視点から第48話をみると、最初の「私はかわいい」も、「橋事件」の回想で自分がいかに被害者だったかを再確認する場面も、病院ロビーで硝子を相手に「川井劇場」を展開する場面も、すべて「自分はツッコミのつもりの天然ボケ」の川井を読者がツッコンで楽しむ、というギャグの構造がきれいに守られていることに気づきます。

そしていうまでもなく最大のギャグは、川井劇場終了後、真柴のお世辞へのドヤ顔からの佐原の「後で説明するね」攻撃です。
さすがにまんがのなかでもここだけはつっこまれてしまっているという面白さ。

実は、第48話は、緻密に構成されたシリアスギャグ回だった!ということです(笑)。
タグ:第48話
posted by sora at 08:15 | Comment(3) | TrackBack(0) | 第6巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

第48話・定例 伏線回収ウォッチング

恒例のエントリですが、第6巻に入り各自視点回が続いていますので、もともと設定していた伏線リストとは関係のない新事実や伏線回収が続いている印象です。

1)特A級
1a)硝子の将也への恋心は届くのか。将也の硝子への恋心は自覚され届くのか。
1b)将也、硝子双方が持つ自己嫌悪は克服されるのか。
1c)島田の中学での将也迫害の理由、島田が将也に考えている(いた)こと
1d)小学校時代の硝子がなぜ将也と友達になろうとしたか
1e)硝子が自殺を決意するに至る(小学校からの)心情的経緯 →44話の手紙と45話の結絃の回想で語られました
1f)橋メンバーとの和解。誰と和解し、誰と和解しないのか。 → 46話、47話で、硝子−永束−佐原の人間関係が再構築され、48話では川井との断絶の可能性が示されました。
1g)将也がクラスメート全般につけている×は外れるのか
1h)硝子が「諦めていたもの」とは何だったのか→45話の結絃の回想から、かなり重いものである可能性が強まりました
1i)将也は、いつ硝子に過去の行い(いじめ)を謝罪するのか

2)A級
2a)硝子が植野に出した手紙の中身 → 第44話で明らかになりました
2b)硝子の補聴器が片方になった理由
2c)水門小から転校後の硝子の学校生活、交友関係
2d)なぜ島田はテキ屋になっているのか、ただのバイトなのか
2e)結絃カメラのゴクヒ映像はもう使われないのか → 47話からみると、自殺の映像はガムシロ組にも共有されたようです。
2f)結絃の不登校は解消されるのか、自称「硝子の世話係」を卒業するのか → 第44話、45話で「世話係」の自己像が否定されました。
2g)硝子が「死にたい」から1か月半程度で立ち直るまでの経緯

3)Aマイナス級
3a)真柴の正体、真柴の「同級生」
3b)結絃が死体写真ばかり撮っていた理由 → 第45話で明確になりました。
3c)ガーデンピックはいつ聞くんだ
3d)佐原のメール「成長を証明する」方法 → 第44話、45話での植野への振る舞いに明確に見えました。47話でも成長が示されています。
3e)竹内がなぜ手話を知っているのか
3f)ペドロはどこへ行った?
3g)広瀬のいま、島田・植野との関係
3h)将也が中学時代も孤立していたことを硝子は知ることになるのか
3i)映画はどうなるの? → 硝子を中心に再開されつつありますが、川井には否定されました。

4)B級
4a)喜多先生の結婚相手、喜多はいま何をやっているのか
4b)小学校時代、将也以外のクラスメートの硝子いじめの実態
4c)石田母の「優しさの中の厳しさ」はもう表現されないのか
4d)健脚コンビとは何だったのか
4e)デラックスってなぜ登場したんだろう、再登場はある?
4f)石田姉の顔出しはある?
4g)花火大会の「あれ 西宮さんじゃね?」の発言者は?


今回「伏線リスト」のなかで動きがあったのは、映画の進展と「橋メンバーとの和解」あたりでしょうか。
映画については、今回のビンタで、最後はネガティブに回収される(実現せず硝子が批判される)可能性が高まったと思います。
また「和解」については、川井と硝子との間に絶望的なまでのコミュニケーションの断絶があることが示されたことで、川井が「和解できない」側に入る可能性がかなり高まりました。ただし、硝子が最後に抱きしめ返している描写があり、それが「和解」の方向性なのか、「和解しないけれども距離を置いて共存する」という意味なのか、まだはっきりしません。

「リスト」の伏線回収がほとんど進まなかった一方、今回「川井視点回」だったため、これまでほとんど分からなかった川井の内面が明らかになっています。

なかでも一番はっきりしたのが、

・川井は、この物語でほとんど唯一に近い「自分が大好きなキャラ」である
・川井は腹黒キャラではなく「天然キャラ」である
・自分が受けたネガティブな反応や批判は、川井にとってはすべていわれのないバッシングで、自分は常に被害者だと思っている


ということです。
石田視点から見ていた川井は、八方美人でさまざまな策を講じて自分の立場を有利にする、腹黒い策略家であるかのように描かれていましたが、今回の第48話で、どちらかというと自分のことが大好きで、そんな自分をクラスメート全員から認めてほしくて努力している、どちらかというと「天然キャラ」であることが示唆されています。

小学校時代の学級裁判から始まり、8月5日の「記憶を捏造しないで」事件、さらに第48話での硝子への大演説と、「川井劇場」があちこちで繰り広げられていますが、どうやら本人は演技というよりも大真面目でやっていることもわかりました。

ただし、将也がいった「気持ち悪い」だけは、今回のLINEもどきでまったく同じく「気持ちワルイ」と指摘されたこともあって、ほとんど唯一、川井の胸に「刺さった」ようです。
その結果として、病室での「川井劇場」の後半は、タテマエで言ってるだけではない、川井の考え方・生き方の「ホンネ」が垣間見える内容となりました。

このあたりで、川井のキャラクターが非常にはっきりしましたね。
一方で、今回もまた「川井劇場」が展開され、相手方になっている硝子そっちのけで自分の言いたいことだけ語ってしまった川井は、特に「成長」が描かれずに保留された印象があります。
このあたりの再度の掘り返しも、今後出てくるかもしれません。(もしそういう展開があるとすれば、そのときのキーワードもまちがいなく「気持ちワルイ」でしょう。)
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posted by sora at 08:19 | Comment(4) | TrackBack(0) | 第6巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする